『清掃業界を変えたい』に潜む違和感について

【清掃業界を変えたい】に感じる違和感について書きます。


・低単価
・元請けと下請けの強烈な主従関係
・社会的評価の低さ
・人材不足
・休めない
などなど

業界への不満を挙げたらキリがない。

『業界を変えたい』
その気持ちは分かる。
僕もそう思う。

このままじゃ、キツイのは明白。

だけど、ちょっと違和感を感じる。

業界を変えるって、いきなり問題がデカすぎない?

僕は業界を変える!
とは言わない。

なぜなら、いきなり業界は変わらないから。

それよりも、1人1人が変わること。
それが、少しずつ業界全体に波及。
結果として業界が少しずつ変化していく。

例えるなら、鏡のような水面に投じた一石。

それが波紋を広げていく。

そんなイメージ。
そちらのほうが現実的だから。

まずは、自分がコスパ良く稼ごうよ。

現実問題、業界が変わるまで待てますか?

業界を変える。

何をもって変わったと言えますか?

仮に業界が変わったとして、あなたに直接の利益はありますか?

『業界も変わったね』

そう人々が口を揃えて言い合い、あなたの単価が何もしなくても上がる。

求人広告しなくとも、若くて優秀でやる気もある人達が殺到しますか?

業界全体が底上げしたら、みんなが平等に儲かるんですか?

そこでも格差が生まれるのではないですか?

それより、今の自分が1日平均1.5万の稼ぎなら…

それを2万、3万へと上げていく。

どちらが実現可能で、現実的で、やるべきことが明確でしょうか…

おそらく、どちらも目指す方向は同じです。

違うのはアプローチの仕方。

最後に意地悪な質問を

・業界全体はクリーンになり、底上げされた。しかし、自分はその恩恵をうけられなかった。

・業界は相変わらず。業界格差は開く一方。しかし、自分は成功者グループへ入れた。今後はやる気のある人材を成功者へ引き上げる活動もしていく。

どちらが現実に起こりそうで、どちらを選び、自分はどうなりたいですか?

業界を変えるのと、自分が進化するのと、どちらが簡単でリターンが大きいと思いますか?

どちらがすぐ変われそうですか?

一度立ち止まり考えてみましょう。

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