【刀ミュ】花影ゆれる砥水の感想

書いた日:2023年5月1日
長義の拗らせ厄介オタクによる初日配信を観ての感想です。ミュは、パライソと各年の祭しか観ていない状態、複雑な感情を抱えていたため刀ミュが好きな方は気分を悪くする可能性があります(感想はいたってポジティブです)。
つい先日乱舞野外祭で脳みそ焼かれてきたところなので今はもっと書けることあるな。



正直こんなに私の理想通りにしてくれると思っていなかった。長義はきっと脱がされるしすぐキレるだろうし山姥切伝説に固執するんだろうと思っていた。
まず刀剣乱舞つ~よくつ~よく~~のお前たちの死が来たぞでブチあがってしまい、接続トラブルで最初15分見れなくてボロボロ泣いてたところでまさに泣きっ面に鉢だった。
冒頭で銘打ちしてるのあれ確実に堀川国広で、伯仲のオタクとしてはとても盛り上がった。銘打ちだったり本阿弥家だったりを「本物」「偽物」というテーマで繋げてるのもすごく良かったし、垣間見える長義のマインドが上品だった気がする。国広が山姥切伝説を自分のものとして扱うことは看過できないけどだからといってそのことで人に当たったり輪を乱したりはしないというか…。でもそこはまだ不安要素。
戦闘シーンで遡行軍を踏みつけてるの見てはわ~~~~!!!!ってなってたら終盤でもおみ足ぶん回してて大興奮やった。殺陣とか2部のダンスは気持ちぎこちない(他の男士に比べて動きが小さい)感じしたけど、そこは水江さんの「スマートな長義」っていう解釈なのかなと思う。足癖悪い長義あまりにも解釈一致過ぎるよ…。長谷部を煽って手合わせするシーンも、感情に訴えた結果ああなったのではなく、あくまで「自己分析と他者の観察のうえにある現状を打開するための最適な対処」なのが良かった。そう、長義は自分のことよくわかってるし周りだってよく見えてるんだよ…。2部の日替わりで完璧にこなしたところも良かった。失敗する長義は長義ではないので。
そして正直2部が怖くて怖くて仕方なかったんだけど最初の衣装見た瞬間不安は全部吹き飛んだ。まず白基調で韓国アイドルっぽい雰囲気、だけどミュのあの垢抜けない感じ、いいブレンドだなと思った。首元まで覆われてるガードの固さ、脇を出さないインナー、本当にありがとうそれが山姥切長義だ。しかも黒インナーなのあまりにも推せる。シアーシャツに除く胸元はセクシーで、あのようわからん肘のリストバンド的なやつもなんだかえっちに思えてくる。カマーベストの色はちょっと変だとは思う。とにかく長義脱がないでいてくれてありがとう。長義は脱がせなくていいですよって提案してくれた人本当にありがとうございます。その人の給料が上がってほしい。
客席に下りたりしなくて本当に本当に良かった。時と場合によっては刺してしまう、夢女を。そしてあんまり笑わなくてアイドルムーブかましてこないところ、拗らせ夢女に優しすぎる。投げキスとか指ハートとかいらんのよ、ただ存在してこちらを見下していてくれればそれでいいのだ…。でも曲終わりとかにふと見せる笑顔やちょこちょこ挟んでくるウインクは破壊力抜群で本歌山姥切の実力を見せつけられた感はきちんとあった。長義様の高慢スマイルがもっと見たい気持ちは少々消化不良なので今後余裕があったらぜひお願いしたい。あと長船派末っ子の長義もどこかで見れたらもっと良かったかもしれない。
曲に関してはソロあると思ってなくてびっくりしたことしか記憶にない。あとめっちゃウインクしてた。キスキス言ってた曲も幻覚かと思ったのと長義のビジュアルにしか目が行かなくて記憶にない…。全体として歌がノイズにならなかったから集中して観ていられて良かった。
とにかく良かった。ミュの長義は私の中で長義に見えるか見えないかのライン(個体差とか言って片付けられないもの)をきちんと超えながらミュのキラキラエンターテインメントも与えてくれた。
あとは長谷部がしなやかだけど真っ直ぐでいい塩梅だったのと、本阿弥光悦がめちゃくちゃいい役だった。物で神な刀剣男士が好きなので、人間の心に迫っていくストーリー展開にとても胸を打たれた。

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