2 Hour Challenge : Day 1
2 Hour Challengeとは
ルーレットを回し、出たお題に合わせたアニメーションを2時間で作ります。自分のアニメーションワークフローの中での欠点を見つけることを目的としたチャレンジです。
下記リンク先から、誰でもルーレットを回すことができます。http://challenge.holmarkanimation.com/
■今回のお題
今回はチャレンジに慣れるためHumanoidとBody Mechanicsを指定した状態でルーレットを回してます。
Humanoid | Realistic | Body Mechanics | Martial Arts | Exhaustion
Humanoid = 人型
Realistic = 現実的
Body Mechanics = 身体運動学(体の動きを意識する)
Martial arts = 武術、武道
Exhaustion = 枯渇、疲労、倦怠
ということなので、「サンドバッグを殴って疲れる」というアイディアでアニメーションをすることにしました。
■完成作品
アニメーションのクオリティに関しては、プロとして恥ずかしいレベルですが、今回のチャレンジはそこにフォーカスしたものではないので温かい目で見てください。
■今回の大まかな時間配分
0〜5分 アイディア出し
5〜20分 リグやプロップの準備
20〜120分 ブロッキング
ブロッキングに時間を使いすぎてしまい、スプラインまで行くことができませんでした。ブロッキング自体もアイディアを最後まで形にすることができませんでした。
■今回のチャレンジで見えた自分の欠点
1.小まめな保存を忘れる
MAYAが1回クラッシュし、タイムロス。はじめの頃は小まめに保存をしていたものの、作業に集中し始めると忘れてしまう。
2.アイディアが複雑
アイディア段階では3回パンチした後、疲れて膝をついているところにサンドバッグがぶつかり飛ばされるという5つのアクションでした。このうち、形にできたのは膝をつくところまでの4アクションで、これでも多かったです。
3.リファレンスを用意しなかったことで、ポーズが曖昧に
2時間という制限時間に焦ってリファレンスを用意しなかった。結果、ポーズに迷う時間が生まれてタイムロス。時間がないからこそ、リファレンスを用意すべきだった。
4.使い慣れていないリグを使った
初めて使うリグで作業をしてしまい、コントローラが壊れるという問題に対処できなかった。次からは使い慣れてたリグ、もしくはある程度テストしたものを使うようにする。
■今回のチャレンジで見えた自分の良い点
1.良いポーズを意識できていた
ブロッキングに時間はかかってしまったが、時間がない中でも良いポーズ模索できていた。
2.シンプルなステージングで状況説明ができた
少ないプロップので、どこで、誰が、何をしているかを伝えられていると思う。ステージングの準備が少なく済んだため、アニメーションに時間を使えた。
3.ブロッキングでの印象とスプラインにした際の印象のズレが少なかった
MAYAの機能「Enable Stepped Preview」をONにしていたことでステップドで再生しながら、グラフも確認できたことが良かったと思われる。
■次回のチャレンジへ向けて
・小まめな保存を忘れずに
・アイディアはシンプルに
・リファレンスを用意する
・使い慣れたリグを使う
・良い点を維持
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?