2 Hour Challenge : Day 2
2 Hour Challengeとは
ルーレットを回し、出たお題に合わせたアニメーションを2時間で作ります。自分のアニメーションワークフローの中での欠点を見つけることを目的としたチャレンジです。
■今回のお題
Humanoid | Realistic | Body Mechanics | Eureka | Pull
※チャレンジに慣れるためHumanoidとBody Mechanicsを指定した状態でルーレットを回してます。
Realistic = 現実的
Eureka = 見つけた!わかった!しめた!
Pull = 引く
ということなので、「内開き戸だと思っていた扉が引き戸だと気付く」というアイディアでアニメーションをすることにしました。
■完成作品
上で書いたアイディアと内容が異なりますが、それは後述します。
そして、今回から作業画面を録画してみました。ここからも何か発見があればいいな。
■今回の大まかな時間配分
0〜15分 アイディア出し
15〜30分 リグやプロップの準備
30〜100分 ブロッキング
< MAYAがクラッシュ>
100〜115分 アイディア出し
115〜120分 ブロッキング
■今回のチャレンジで見えた自分の欠点
1.前回の反省を反映できていない
今回の一番の反省点は、反省することが目的になってしまい、前回の反省点をまったく活かせていなかったことです。作業開始から100分間、一度も保存をせずに進めてしまいMAYAがクラッシュしました。
結果、当初のアイディアでは間に合わないと判断し、アイディアを変えて再スタートしたものの、内容は意味のわからないものになってしまいました。
2.アイディアによってモチベーションが変わる
今回はアイディア出しや準備の時間を30分取ると決めてスタートしましたが、驚くほどアイディアが出ませんでした。結果、自分でつまらないと思うアイディアで進めることとなり、作業中は「こんなの作っても意味ないな」とモチベーションが下がる一方でした。
とはいえ、これを仕事として考えると自分のアイディアが採用されず、つまらないアイディアをアニメーションしなくてはならなくなった場合に、モチベーションを下げていてはプロとして失格です。
ましてや今回のチャレンジの目的は、自分の欠点を炙り出すことで、面白い作品を作ることが目的ではありません(もちろん、面白い作品を作ろうという意識は常に持っていますが)。
3.アイディアのレパートーリーが少ない
今回のお題から考え付いたアイディアが以下の3つでした。
・誰かに手を引かれ、相手に気付く
・カードを引いて、柄が揃ったことに気付く
・引いても開かない扉が、引き戸だと気付く
母数が少なく、その原因は無意識下でアイディアを取捨選択してしまっていることだと予想しました。次回のチャレンジからは、さまざまなアイディア発想法を試してみようと思います。まずは、「マンダラート」という発想フレームワークを使ってみます。
■今回のチャレンジで見えた自分の良い点
1.諦めることなく、次の手を考えた
自業自得ではあるものの、残り30分でMAYAがクラッシュし、全てが白紙に戻った状態で、気持ちを切り替えて時間内に形にできるアイディアを考えた点は褒めたい。
■次回のチャレンジへ向けて
・オートセーブ機能の設定
・2 Hour Challengeの目的を忘れない
・リファレンスを用意する
・使い慣れたリグを使う
・良い点を維持