【新制限後25-6】安定感◎ 2021.1月からの罠型コードトーカー〜求めるべきは先攻の勝率〜
お久しぶりです、エレキテルです。
罠型コードトーカーを使用してはや3ヶ月・・・制限改訂後数回のcsに参加しトーナメントデッキを少しずつ理解してきました。経験を積んだ今なら納得のいく記事が書けるのではないかと思い今回執筆させていただきます。
古い記事とはなりますが、【罠型コードトーカー】に関しては以前にもnoteで紹介しています。そもそもこのデッキってどんな動きするの?ということや、基本的な動きを知りたいという人は以前のノートも併せて読んでいただけるとより理解が深まるかなと思います。2ヶ月以上前の記事のため記事としての価値が古いと考え、600円→200円まで大幅値下げしてあります。
https://note.com/youton/n/nf91b4b60b8ed
今回の内容に関しても初投稿の記事と被る部分もありますが、3ヶ月の経験から新しく気がついたものもございますのでぜひ一読ください。
◆著者プロフィール
エレキテル: @erekitertu
実績
cs優勝16回←罠型コードトーカーで優勝2回‼️
ベスト4以上合計77回
選考会2回
wcs2016 best8【HERO】
wcs2019 日本代表次点【閃刀姫】
好きなデッキは【彼岸】【ABC】【閃刀姫】【罠型コードトーカー】のような決まった前盤面1体+妨害のデッキ
今季のトーナメント環境分布について
下記の分布は1/23日の朝霞cs(102名)のうち、分布が2名以上のデッキタイプを抜粋したものになります。
14 竜輝巧
9 コードトーカー(ほぼ罠型)
8 エルドリッチ
6 シャドール/メイド
5 プラン/電脳/サンドラ
4 魔救/転生
3 エンディミオン/魔術師/十二獣/鉄獣/幻影
2 蠱惑魔/恐竜/獣族
トップシェアが竜輝巧、次点で罠型コードトーカー、エルドリッチといった罠デッキ、その下に準展開デッキが並んでいる、といった感じでしょうか。
勿論1csのデッキ分布など参考程度にしかなりませんが、このデータと個人的な感想、周りの意見を踏まえて私は現環境を以下のように捉えました
①環境トップは電脳vs 竜輝巧
竜輝巧はここ1〜2週間で急に数を伸ばしたが、メタカードとして《ドロール&ロックバード》
などが採用され、一番意識されているテーマ。
先行で成立された《崇光なる宣告者》を突破することが非常に難しいため、多方面からヘイトを溜めてしまった結果のドロールではないでしょうか。トップといえどこれ以上対策されるとどうなるか…
【電脳堺】は独走トップの座を明け渡したお陰で《アーティファクトロンギヌス》の採用が減り、また、 竜輝巧が《psyフレームギアガンマ》を採用できないデッキである事から《真竜皇VFD》の効果を通しやすくなり、むしろ戦いやすくなったのかもしれません。電脳ユーザーはちょっと喜んでいるみたいです。
②次点でミッドレンジ系、安定感のあるシャドール、罠型コードトーカー、ドラゴンメイド、サンダードラゴン
ここの分布は長期間同じデッキを握り続けてるプレイヤーが多い為、環境に左右されず一定値いるイメージです。《真竜皇VFD》に対して罠が強いことから罠入りの構築が増えましたが、【 竜輝巧】に対して現在採用されている罠があまり優秀ではない事が気になります。
③展開系で意識すべきはアダマシア、プランキッズ
プランキッズは自由枠の多さから手札誘発が大量に投入されている事、最近は《融合》の採用により後攻での展開力が増しています。
アダマシアはやっぱり運要素が絡むテーマではあるものの、《召命の神弓-アポロウーサ》や《深淵に潜む者》を構えた展開は一級品です。
④エルドリッチはcsにおいて実はそんなに強くない(特に決勝トナメに残れる確率が非常に低い)
何故?と思う人がいるかもしれませんが、単純にライフを取るのが遅いテーマなのに対して《呪われしエルドランド》や《神の宣告》などのライフコストを必要とするカードを多数投入しなければならない事です。ミッドレンジテーマが多い環境では試合が長引く可能性が高く、ET.EDの弱さがとても目立ちます。多少時間を使えば勝てる、と思われているのではないでしょうか。
構築
以上の考察をもとに、現在私が使用している【罠型コードトーカー】は以下のような構築となりました。
【モンスター】18
コード・ジェネレーター ×2
サイバース・ガジェット ×2
ドットスケーパー ×2
バックアップ・セクレタリー ×1
マイクロ・コーダー ×3
リンクアップル ×1
レディ・デバッガー ×3
斬機アディオン ×1
灰流うらら ×3
【魔法】8
サイバネット・マイニング ×1
スケープ・ゴート ×2
ハーピィの羽根帚 ×1
強欲で貪欲な壺 ×3
死者蘇生 ×1
【罠】14
サイバネット・コンフリクト ×1
大捕り物 ×2
強制脱出装置 ×3
王宮の勅命 ×1
砂塵のバリア -ダスト・フォース- ×1
神の宣告 ×3
神の通告 ×3
【エクストラ】15
アクセスコード・トーカー ×2
コード・トーカー ×2
スプラッシュ・メイジ ×2
セキュリティ・ドラゴン ×1
デコード・トーカー・ヒートソウル ×1
トランスコード・トーカー ×2
ファイアウォール・ドラゴン ×1
リングリボー ×1
リンクリボー ×1
リンク・スパイダー ×1
転生炎獣アルミラージ ×1
【サイドデッキ】 15
ドロール&ロックバード ×3
原始生命態ニビル ×1
増殖するG ×2
D.D.クロウ ×1
コズミック・サイクロン ×1
ライトニング・ストーム ×1
禁じられた一滴 ×1
激流葬 ×1
無限泡影 ×2
魔封じの芳香 ×2
構築の基本に関しては以前のnoteで記載したこととあまり変わりませんので、今回は前回との大きな変更部分のみ述べさせて頂きます
・リンクアップルの採用
このカードが採用可能になった大きな要因は環境から【召喚ドラグマ】がいなくなった事です。それにより《教導の大神祇官》の対策として《旧神ヌトス》や《中生代化石騎士 スカルナイト》などといった融合モンスターを採用しなくて良くなったため、確実に特殊召喚ができるようになりました。また、以前はランダム除外でこのデッキの核である《デコードトーカーヒートソウル》が除外されてしまった場合に先行で何もできない、という状態になってしまいましたが現在は《ファイアウォールドラゴン》のお陰で最低限の妨害を用意できる可能性が生まれたのも採用の後押しとなりました。
・サイバースガジェットの増量 1枚→2枚
理由は大きく分けて2つあります。1つ目はリンククアップルを採用したことによる1ターン目での蘇生効果を使える可能性が生まれたことです。先行であればファイアウォールドラゴンの成立を最も簡単に行えるし、後攻であれば罠の貫通力もレディデバッガーより高いことから採用を増やしました。コンフリクトへのアクセスが単体だとできない点を考慮するとまだ2番目の初動といったイメージは変わりませんが・・・
このカードの増量から、《おろかな埋葬》なんかも採用してもいいんじゃないかなと思ったとかもありました。《マイクロコーダー》を落としてコンフリクト+ファイアウォールを簡単に成立させたいです
2つ目の理由としては、《psyフレームギアγ》が流行ってきた事です。このデッキは性質上召喚権を止められて場にモンスターがいないと何も出来ないことがほとんどですが、サイバースガジェットからのスタートであれば場合によっては横にトークンを残した状態で展開することが可能になります。"罠の質が十分な手札"であれば《デコードトーカーヒートソウル》の効果を使わずターンを返し、相手の場にモンスターが出てからドロー効果、と言ったプレイを選択することもできます。
・砂塵のバリアーダストフォース採用
【電脳堺】の《真竜皇VFD》&《電脳堺狐-仙々》といった盤面に対する最終兵器です。《激流葬》を採用してるプレイヤーが多いからこそ、それをケアして先にライフを取りに来る選択をした相手に対して絶大な効果を示します。
1番の仮想敵は上記なのですが、他にも《黄金卿エルドリッチ》を裏返して墓地から再利用させない&黄金卿カードを使わせない、《ドラゴンメイド》モンスターを再利用させない、といった使い方もできます。自分の盤面が《コードトーカー》+《サイバネットコンフリクト》であれば相手は早急にバトルフェイズに入りコードトーカーを破壊したいと思うためバトルを誘うこともできます。意外とオシャレな1枚ですね(笑)
構築の際に意識したこと
メインデッキ⇒先行での勝率
サイドデッキ⇒先行で入れるカードは全てのテーマにみれるカード2-3枚のみ。残りの枠は全て後手の補強
なるほどなるほど。エレキテルってやつは先攻だけ勝てればあとはどうでもいいやって思ってるんだろうな。サイドは意識してるみたいだけど2本目以降は《ライトニングストーム》とか飛んでくるし1本目勝てなきゃヤバいだろwwwって思いますよね。というかそんな意見ばっかり飛んできます。
はい
おっしゃる通りです。先行の勝率が最優先です。だけどマッチでの勝率を落としてるつもりはいっさいありません。
ここから書かせてもらうことは超理論かと思いますが、良かったらお付き合いください。
エレキテル式先攻特化理論
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