ひさしぶりに「お話」を書いた話(その2)
(その1から続いています)
そんなこんなで書き進めるうち、だんだん勢いがついてきて、朝のすきま時間だけは物足りなくなってきました。我慢できずにパートの休みの日に家人に隠れてこそこそ書いているところを娘3号に見つかりました。
「なにやってんの?」
かつて私がお話を書いていたことを全く知らない彼女は驚いていましたが、同人活動の何たるかはよく知っているので(姉の娘2号にオタクの英才教育を受けていましたので)こう言ってくれました。
「どっか発表できるところがあるといいね。P●X●Vとかみたいなの」
そうか…!今どきはネットの投稿サイトがある。そこに乗せてもらえば、いろんな人に読んでもらえるかもしれないんだ。アナログな母は応募することばっかり考えていたよ。思い出させてくれてありがとう!
さっそくちょっと探してみると、たくさんの投稿サイトがあることがわかりました。どこもそれぞれ個性があって、特徴があって。じゃあどこにしてみる? そもそも私の書いているこのお話、どういうジャンルになるんじゃろう?
「小説」というにはあまりに荒唐無稽でどっちかというと「ライトノベル」だと思っています。そのジャンルでは今、「異世界転生もの」が最大勢力のようです。でもこれ、そのジャンルではない。舞台ははるか未来、人類が宇宙に広く飛び出している時代、ギリギリ<異世界>? でも魔法や使い魔は出てきません。転生した人もいないし、登場人物の年齢も全員20代以上。若人も、かわいい女子も出てきません。明らかに色が違う。
しかもこの話、私の頭の中では完全に「アニメ」で再生されています。一番たくさん見ていた、70年代後半~80年代前半の、星の数ほどのロボットアニメの感じです。未来・宇宙なのでSFですよ、と言いたいけれど、それほど科学に詳しくもないので、ゆる~いぼんやりした雰囲気SFです。いったいどんなところへ投稿したら読んでくれる人がいるだろう。全く見当がつきませんでした。
そんな時、noteのことを知りました。わあここ、何を書いてもいいって! 投稿されている内容も実に多種多彩。ここなら隅っこに私のお話がちょろっとお邪魔していてもいいんではないだろうか。「小説」カテゴリーのラインナップをのぞいてみると、やっぱりここでも異彩を放ちそう。でも、何を書いてもいいっておっしゃってるから~! ずうずうしくもお仲間に入れてもらっちゃおう~!(←調子乗ってる)
素敵な場所があるものですね。見つけられてよかった。
さて、アナログな執筆方法ながらついにラストシーンまでたどり着き、とりあえずエピソード1つ、完結させることができました! この達成感、懐かしい! そして直しながらPCに打ち込み、プリントアウトしてもう一度直しを入れ、1ヶ月と少しかけて、今、できあがった「お話」がここにあります。高校生だった私が思いついた設定に、何十年後かの私が肉付けをして、出来上がった「お話」。すごくうれしい。そして、楽しかった! 書くことの楽しさを思い出しました。
いろいろ古臭いところがあったり、今の時代コンプライアンス的にどうなんだろうという会話もあったりするけれど、
読んでくれる人がいるんだろうかとか、ものすごい批判とかされたらどうしようとか、
あれこれ考えて、怖くて心折れそうになって、何度も「やっぱやめようかな」と思ったけれど、
やっぱり誰かに読んでほしいので、とにかく投稿させていただきます。
もしダメだったら。わたしがひっそりnoteから消えればいいだけのことです。
明日から登場「Monster Sweeper scrub」エピソードⅠ「ニューフェイス」。
どうか、少しでも多くの方とご縁がありますように。
よろしくお願いいたします。
追記:昨日からのこの文章は、初めて下書きなしし、PCで直接書いています。難しい。大したこと書けない(それはPCのせいではないと思うが)しかもなんかすごく偉そうな言い方になってる。昨日の文章も謝りたくなるところがいっぱいあります。へたくそです。でも、考えながらPCで書く練習もしたいので、ちょくちょく何か書こうと思っています。また、お逢いできますように。
サポートしていただきありがとうございます。もっと楽しく読んでいただけるよう、感性のアンテナを磨く糧にします! そして時々娘3号と、彼女の大好きなAfternoon Teaにお茶を飲みに行くのに使わせていただきます。