チーム作りはパズルを意識しよう

こんにちは、youtaです。今日はマネージメントについてまとめてみました。

2021年は、
Webマーケティングチーム『marketing monster』を結成し、
ある程度軌道に載せることができました。

私がマネージメントを行う上で大切にしている考えを共有していきます。

チーム作りは、パズルと一緒


私はチーム作りをパズルとして、捉えています。

完成を思い描きながら、ピースを探して、きっちりと合う場所に配置していく。これが、チーム作りの本質なのではないかと思います。


というのも、私は昔から、部活やクラスでリーダーを勤めることが多かったのですが、そこで気づいたのが、『人の考えや得意不得意は変えられない』という事実です。


過去の私は、目標に向かってチームで努力する際に、個人ではなく、チームに焦点を当てて考えていました。


  • チームにとって必要な能力

  • チームにとって必要な時間の使い方

  • チームにとって都合の良い考え

を支持するばかりで一人一人の考え方や得意不得意に焦点を当てず、こちらが求める姿=こちらが求めるピースの形をメンバーや仲間たちに強要していたように思えます。


その為、そのようなマネージメントでは、各メンバーが十分な力を発揮できず、理想とする結果が出ることはまずありませんでした。

しかしながら、そんな私も試行錯誤するうちにある一つの真理にたどり着きました。(個人的にはそう思っています笑笑)

それは、ピースの形を変えようとせず、一つ一つを認め、丁寧に適切な位置にはめていくことです。

簡単に言えば、一人一人にチームの中で得意としているもの、好きなものを見つけてもらい、そこにコミットしてもらいます。


例えるなら、サッカーが好きな子にはサッカーを、水泳が得意な子には水泳を、絵が得意な子には絵を、それぞれ担当してもらいます。

このように一人一人の得意や好みに合わせることによってチームの中に各分野の専門家(一際、素敵なピース)が生まれ、完成作品(チームの目標)を彩ってくれます。

正直にいうと、この記事で伝えたいことはこれが全てです。

しかしながら、ここで終わってしまうとあっけないので細く説明していきます。

パズルのピースを適切な場所に配置する


前提として、チームの実力を、チームメンバー全員の力の総和と捉えた時に、一人一人の能力を最大限まで高めなければなりません。

その為、個人に焦点を当てて、得意な分野、好きな分野で勝負してもらう必要があるのです。


理由は簡単で、得意なこと、好きなことを仕事にする方がパフォーマンスが上がりますよね?


各メンバーが将来思い描く未来や、実現したい未来を尊重した上で、その力を貸してもらいます。


  • フリーランスとして生きていきたい子には将来、独立に繋がる業務

  • 就活でマスコミにいきたい子には動画編集や映像企画などの業務

  • 副業として、ガッツリ稼ぎたい子にはお金につながりやすい業務


といったように、頑張る理由を会社の為ではなく、自分のためだと捉えてもらうことが重要です。


一人一人の能力やキャパシティは様々、そんな形の違うピースを使って、目標を達成することがマネージメントを行う側が重要視しなければならない点でしょう。

個々の能力を最大化する


チームでの成果を最大化するには、メンバー一人一人に『積極的に考えて行動』をしてもらう必要があります。


チームであることが故に起きるメンバー間の摩擦や問題において、多様性を受け入れながら認め、それらを個性として活かし、最大限に活用することがリーダーに求められます。


成功や失敗を重ねながら、また、メンバーと密なコミュニケーションを取りながら、タスクを振り分けて行く必要があります。


個人個人が得意とする分野を追求することで、タスクに対する情熱やクオリティも異なってきます。


今まで、頭ごなしにタスクを押し付けてしまっていたな、と感じる管理職やチームのリーダーの方は是非一度、この「好きなことをやらせる」といったマネージメント方法を試してみてください。

時間をかけて、チームを熟成させる

チームワークは、一朝一夕で出来上がるものではありません。様々な要素が重なり合い、長い時間を経て本当の意味で完成され、結果に繋がります。


マネージメントする側は、根気よく、チームの目標やビジョンを伝え、メンバー一人一人が成熟するのを待ちましょう。


こちらに、チームの成熟具合を見極める表を作ったので、あなたが所属するコミュニティがどのレベルなのか考えてみてください。(タックマンモデル参照)


▼形成期

初期段階。チームメンバーが決まり、チームが形成されたばかり。

[形成期のチームの特徴]
・チームメンバーは、お互いに緊張感がある。

・チーム内には、明確なルールや決まりが定まってない。

・目標やビジョンの共有ができていない。チームでの立ち位置や役割分担ができていない。

・リーダーからの指示がなければ行動ができない

▼混乱期

チームで仕事が始まり、徐々にお互いの役割やチームでの立ち位置が分かり始める。

メンバー間の衝突が多いのがこの時期。

[混乱期のチームの特徴]
・本音の発言が出るようになる。

・チームメンバーがそれぞれ独自のアプローチで目標に向かって動き出す。

・チームメンバーそれぞれの役割や責任が曖昧。

・メンバーの関心・意識は、チームの目標ではなく、各メンバーの行動や考え方に向きがち。

・チーム内にヒエラルキーを気にする動きが生じる。

・衝突を嫌う人も多いため、一見すると衝突していないように見えて内心不満を抱えている場合もある

▼統一期

チームメンバーがそれぞれの考え方・主張・価値観・仕事のやり方などを容認し、チームに統一感が生まれる。

[統一期のチームの特徴]
・チームメンバーがお互いに考え方・主張・価値観・仕事のやり方などの違いを容認。

・チームメンバーそれぞれの役割や責任が明確になる。

・チーム内のルールが確立される。

・これまで発言をしなかった人が発言するようになる。

▼機能期

チームが一丸となって目標に向かい、成果を上げることができる。チームとして理想的な状態。

[機能期のチームの特徴]
・チームの成果が出る。

・チームが一丸となって目標に向かう。

・チームメンバーは信頼関係を構築できている。

・リーダーの指示がなくとも、チームメンバーは主体的に動く。

▼散会期

プロジェクトの終了、状況の変化、チームメンバーの異動・退職などで、チームは解散を迎える。

[散会期のチームの特徴]
・一定の成果を出した結果、次に目指すべき方向性・やりたいことにズレが生じる。

・昇進、異動・退職を考えるチームメンバーが現れる。

いかがでしょうか?

基本的にチームはその大小を問わず、このように変化していきます。自分らのチームがどのフェイズなのか把握しておくだけでもリーダーの立ち回り方は変わってきます。


強いチームはパズルのようなチーム

強力な組織とは、かっちりと強固にハマったパズルのようなものです。

すべてのピースがまったく同じサイズと形というパズルを見たことがある方はいますか?おそらく一人もいないでしょう。

偉大な作品は、パズルのピースが一つ一つ異なり、違う形、色をしているからこそ出来上がるわけです。

ピースひとつひとつが正しい方向で正しいスペースに収まらなければ、パズルは完成しません。

強力で統率の取れた組織のチームも、同じような方法で構築されています。


つまり、メンバーひとりひとりがパズルのピースとして一丸となり、最終的には組織が全体的な目標を達成できるよう、1つのチームとしてまとまることが大切です。

最後に

最後に、私が大切にしている格言を皆さんに送りたいと思います。

「組織はリーダーの器以上には大きくならない」

JAL名誉会長、稲盛和夫氏の言葉です。

私たちリーダーは、常に向上心を持って己を磨き、チームにために誠心誠意尽くさなければなりません。

それでは今日も頑張っていきましょう

おわり。


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