「ここで、ツッコめるか否か」 尼神インターの活躍から思うこと
なぜ、売れるのか。
芸能界に生きるうえで、これほど紙一重の差はないだろう。
若手アイドルやお笑い芸人、俳優などが番組のひな壇、レポーター、ロケの席を狙う中で、生き残るのは並大抵のことではない。
企業に勤める人たちも同じで、生き残ることが困難なこの社会で「どうしてあのひとが好かれるだろう」と思うときだってある。
その秘密を、お笑いコンビの尼神(あまこう)インターから探ってみた。
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いま、売り出し中のお笑い芸人として、「尼神インター」の名を聞いたことがあるだろうか。
2007年に、渚さん(ツッコミ)と誠子さん(ボケ)がコンビを結成。2017年には、活動の拠点を大阪から東京に移してきた。
ダウンタウンDXや芸能人格付けチェック2018に出演するなど、女性お笑い芸人のなかで地位を固めている。
尼神インター プロフィール(https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=2879)
(わたしが、オススメしたいお笑いコンビは「ガンバレルーヤ」だ。尼神インターの可愛い後輩に当たる)
でも、どうしてここまで売れたのか?いや、売れ続けるのか。
「ここで、ツッコンで欲しい。」の期待を応えてくれるからだろう。
彼女たちのヒストリーとして語り継がれているのは、ダウンタウンの浜田さんのいじりに対して、思いっきりツッコンだという功績だろう。
大御所であるダウンタウンの浜田さんに対して、臆することなくツッコむ。ツッコむ。ツッコむ。
大阪で活躍する中堅芸人さんが、その姿をたしなめるほどだ。
ここから、彼女たちは浜田さんの番組に呼ばれるようになり、さんまさんや爆笑問題の番組でも爪あとを残し、正月番組のゴールデンに出演するまで成長した。
こうした実力が拮抗している世界では、紙一重の差を埋めるのは、「きっと、彼女たちならやってくれる」という信頼感とその期待に応え続けること。
先輩だろうが、後輩だろうが、このタイミングでツッコメば、場の雰囲気を変わる。芸能界では、意外とその役割を果たす存在がいなかっただけかもしれないが、尼神インターはその期待に応える限り、スターダムに登り詰めるだろう。
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