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東大阪市布施でまきこ着付け教室開講中。 ここには日々、私がやった練習、お稽古、あとは …

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東大阪市布施でまきこ着付け教室開講中。 ここには日々、私がやった練習、お稽古、あとは 思ったことや気づいたこと。 昔の私に、今の私が教えてあげたいこと。 そんな事を書いてます。 https://makikozhefukejiaoshi8.webnode.jp

記事一覧

きもので補整をする?しない?着付け師の考え方

出張着付けのお仕事をしていると 「(もう充分お肉があるから)補整はしないで」 と言われることがあります。 「太って見えたくないの」 と補整を躊躇する方もいらっしゃい…

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きもののたたみ方(本畳み)

きもののたたみ方です。 先日公開した長襦袢のたたみ方同様、 今ある以上に新しい折り線はつけないことを 頭に置いて、丁寧にたたみましょう。 今回は畳紙(たとうし)に…

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3週間前
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着付け教室のはじめ方

春から着付け教室を開講して、そろそろ2ヶ月。 自分への覚悟の意味も込め開業届もだしました。 お仕事としてこれひとつでやってる!というには まだまだ拙いものですが お…

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3週間前
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着付け教室 復習の仕方

着付けに限った話ではありませんが、 何か新しい事を習得しようとする時はやはり 復習は必須です。 先生と一緒になら出来たのに、 ひとりになったら何故か出来ない。 ガ…

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3週間前
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長襦袢のたたみ方

長襦袢のたたみ方をご紹介します。 丁寧に畳むことはとても大切なこと。 「今ある以上に新しい折り目を付けない」 を心に留めて、改めて丁寧なたたみ方を 再確認しましょう…

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1か月前
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きものの防寒について

年末です。 洋服でも厚手のコートやダウンを着込むこの季節。さて、きものの防寒ってどんなものがあるのでしょうか。 着物用のコートや道行が真っ先に頭に浮かびますね。 …

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5か月前
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浴衣着るなら知らないと危険

7月に入りました。 薄ものの季節です。 街を歩くと涼しげな絽や紗、 あるいはゆかたを着た方とすれ違います。 テレビのニュースを観ていたら ワンピース状の着付けいらず…

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11か月前
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きもの周りのお買い物の仕方

きものを着始めた頃は 肌着や足袋ひとつすら無く 結局それらを一個ずつ買い求めていくと あれ? 欲しいものはたくさんあるのに 予算があまりにも少ない! と愕然としたもの…

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きもののルールは窮屈?

5月中旬。 昨日から昼間の気温が25度を超えて、 急に日差しも強くなり、 日傘やサングラスが欲しくなりました。 毎年この時期に悩むのは 今の季節に、どのきものをどう着…

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好きのつよさ

子ども達がそれぞれに中学、高校に 入学してひと月半経ちました。 中学の頃は遅刻なく毎日登校する以外は 提出物はいい加減、 大切なお手紙も私に見せない等 本当に私を悩…

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他装のお稽古 女袴の着付け

他装のお稽古は女袴の着付けのつづき。 前回は最初から丈を短く詰めた 二尺袖の襦袢と着物(レンタルは大抵これ) で練習したので 今回は振袖に袴を着付ける手順を練習。 …

先生修行中

今日は他装初級のお稽古の日。 私はお手伝いとして姉弟子と一緒に 教室のお生徒さんをお迎えする。 私はあくまでも「そこに居る」だけの人なので 盛り上がりを見守る人に…

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きものへの憧れ 大人の学び

思い返せば私の中にはずっと きものへの憧れがあった。 でもずっと遠くにある気がしてた。 実家の箪笥にきものが数枚入っているのは 何となく知っていたけど 母がそれを着…

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きものの始め方 マイサイズで練習しましょう

私が初心者のころのはなしをします。 むかし、着物を着始めた頃は 自分のものを買ったり、 ましてや誂えたりなんてとても出来ないと 思い込んでいました。 着物はとても高…

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フォーマルなのかカジュアルなのか

何年か前、私の先生が 審査員として関わってらっしゃるご縁で、 西陣織大会の審査会を 私も見学できる機会に 恵まれたことがあります。 広い会場いっぱいに展示された、 沢…

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美しいに執着すること

美しい着物が好きで 美しく着物が着たい。 美しく着物を着付けたい。 美しいかたち。 美しい角度。 美しいバランス。 色んなことを考えながら 手を動かして、 着付けの最…

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きもので補整をする?しない?着付け師の考え方

きもので補整をする?しない?着付け師の考え方

出張着付けのお仕事をしていると
「(もう充分お肉があるから)補整はしないで」
と言われることがあります。
「太って見えたくないの」
と補整を躊躇する方もいらっしゃいます。

果たしてそうなのでしょうか。
補整ってなんでしょう?

まず最初に。“ほせい”を変換すると
補正と補整の二種類の漢字が出てきます。

※補正→足りないところを補い、間違いを正すこと。
※補整→足りないところを補い、整えること。

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きもののたたみ方(本畳み)

きもののたたみ方(本畳み)

きもののたたみ方です。
先日公開した長襦袢のたたみ方同様、
今ある以上に新しい折り線はつけないことを
頭に置いて、丁寧にたたみましょう。

今回は畳紙(たとうし)にしまう時などに
する本畳みです。

まずきものを左を頭側にして広げます。

出来るだけ、全体を広げるに十分な広さのある
場所で畳むことが望ましいですね。

①手前のいちばん手前の谷折り、
脇線で畳みます。

畳んだ状態

裾線もきっちり

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着付け教室のはじめ方

着付け教室のはじめ方

春から着付け教室を開講して、そろそろ2ヶ月。
自分への覚悟の意味も込め開業届もだしました。
お仕事としてこれひとつでやってる!というには
まだまだ拙いものですが
お稽古のお問い合わせを頂いたり、
着付けのご依頼を頂いたりと細々とながら
まあまあの滑り出しです。

始めるまで、本音は少し怖かった。
それは未知へと飛び込む時の不安。
その不安を乗り越えるために私は
どんなカリキュラムにしたいか、
どん

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着付け教室 復習の仕方

着付け教室 復習の仕方

着付けに限った話ではありませんが、
何か新しい事を習得しようとする時はやはり
復習は必須です。

先生と一緒になら出来たのに、
ひとりになったら何故か出来ない。

ガッカリしてしまう瞬間です。
でもこのガッカリは次の一手につながる
大切なきっかけでもあります。
どこまでは理解出来てるのか。
どこが曖昧なのか。
漠然としたまま次に進んだところで、
グラグラの土台の上に積み木を積むようなもの。
ガッカ

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長襦袢のたたみ方

長襦袢のたたみ方

長襦袢のたたみ方をご紹介します。
丁寧に畳むことはとても大切なこと。
「今ある以上に新しい折り目を付けない」
を心に留めて、改めて丁寧なたたみ方を
再確認しましょう。

①頭側は必ず左にして広げる。

きもの同様、畳む時はまず、頭側を左にします。
この時点で
※裾は揃っている
※余分なたるみはない
状態まで丁寧にのばしておきます。

たるみがあるなら、手のひらを使って、
左から右へと空気を抜く気持

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きものの防寒について

きものの防寒について

年末です。
洋服でも厚手のコートやダウンを着込むこの季節。さて、きものの防寒ってどんなものがあるのでしょうか。
着物用のコートや道行が真っ先に頭に浮かびますね。
でもそれらの用意がある人は少数かと思います。
暑がり、寒がり体感は人それぞれですが、
手持ちの小物や小さなアイテムで
できる防寒やお勧めしない方法についてまとめました。
成人式で初めてきものをお召しのお嬢さんのお役にも立てればと思います。

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浴衣着るなら知らないと危険

浴衣着るなら知らないと危険

7月に入りました。
薄ものの季節です。
街を歩くと涼しげな絽や紗、
あるいはゆかたを着た方とすれ違います。

テレビのニュースを観ていたら
ワンピース状の着付けいらずの浴衣が
今年はよく売れているようです。
(浴衣とワンピの2WAY)

さて。
一般的な浴衣でも、ワンピース浴衣でも
一番に気をつけて頂きたいこと。
それは

浴衣の下に何を身につけるか

です。
何を当たり前なことを?
と驚かれるか

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きもの周りのお買い物の仕方

きもの周りのお買い物の仕方

きものを着始めた頃は
肌着や足袋ひとつすら無く
結局それらを一個ずつ買い求めていくと
あれ?
欲しいものはたくさんあるのに
予算があまりにも少ない!
と愕然としたものです(きものあるある)。

本当は早く、
素敵な帯とかきものとか小物とか…
欲しいのになあ。

ここでつい、予算内でなんとか色々買おう…
と値段を先に確認したくなるのですが
これは悪手。

こんな時こそ、値札は最後まで見ない。
品物だ

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きもののルールは窮屈?

きもののルールは窮屈?

5月中旬。
昨日から昼間の気温が25度を超えて、
急に日差しも強くなり、
日傘やサングラスが欲しくなりました。

毎年この時期に悩むのは
今の季節に、どのきものをどう着るか。

いわゆる暦どおりとなると
5月はまだ袷(あわせ)という裏のついた
きものに、帯や小物も冬のものを
合わせることになります。
とはいえ、25度の気温に袷は当然暑い。
だから体感に合わせて、少し早めに
単衣(ひとえ)という裏の

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好きのつよさ

好きのつよさ

子ども達がそれぞれに中学、高校に
入学してひと月半経ちました。

中学の頃は遅刻なく毎日登校する以外は
提出物はいい加減、
大切なお手紙も私に見せない等
本当に私を悩ませた長男。
高校生は留年も、停学や退学の処分も
あるのにどうするのかとヒヤヒヤ
していた私の心配をよそに、
今のところは恐ろしいほど順調です。

お手紙はその日のうちに見せて、
必要なら私のサインを求めてくる。
宿題はさっさと済ませ

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他装のお稽古 女袴の着付け

他装のお稽古 女袴の着付け

他装のお稽古は女袴の着付けのつづき。
前回は最初から丈を短く詰めた
二尺袖の襦袢と着物(レンタルは大抵これ)
で練習したので
今回は振袖に袴を着付ける手順を練習。
二尺とは違い、襦袢も着物も丈上げが
必要になる分手数も増えるし
テクニックも必要となるので少々気を使う。

丈を詰めていない限り、
袴と合わせる時は着物丈は短く着ることに
なるからここで取る方法はふたつ。

①おはしょりを長くとる
②裾

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先生修行中

先生修行中

今日は他装初級のお稽古の日。
私はお手伝いとして姉弟子と一緒に
教室のお生徒さんをお迎えする。

私はあくまでも「そこに居る」だけの人なので
盛り上がりを見守る人に徹して
時々迷ってる方にひと言添える程度で
あとは笑顔で合いの手をいれるのみ。
姉弟子は目配りがきくし、
声掛けのタイミングも素晴らしいので
そばに居たら色々と勉強になる。

こういう時つい、
私はこんなふうに言えないや。
こんな判断、

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きものへの憧れ 大人の学び

きものへの憧れ 大人の学び

思い返せば私の中にはずっと
きものへの憧れがあった。
でもずっと遠くにある気がしてた。

実家の箪笥にきものが数枚入っているのは
何となく知っていたけど
母がそれを着た姿を見た事はほとんどなかったし、手入れをするのも見たことなかった。
それでも一応母は自装出来るというし
(出来栄えはさておき)、
高校では授業で浴衣を縫ったと話すので
そういうものかと思っていたら
自分が大人になってみて驚いた。
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きものの始め方 マイサイズで練習しましょう

きものの始め方 マイサイズで練習しましょう

私が初心者のころのはなしをします。

むかし、着物を着始めた頃は
自分のものを買ったり、
ましてや誂えたりなんてとても出来ないと
思い込んでいました。
着物はとても高価なものだと思っていたし
(事実高価なものも沢山ある)
そんな贅沢は幼い子を育てていて、
現金収入のない私には身の丈に合わない
事と決め込んでいました。
着物を買うどころか
お稽古代を家計から出すことすら
後ろめたく思って、必要以上に

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フォーマルなのかカジュアルなのか

フォーマルなのかカジュアルなのか

何年か前、私の先生が
審査員として関わってらっしゃるご縁で、
西陣織大会の審査会を
私も見学できる機会に
恵まれたことがあります。
広い会場いっぱいに展示された、
沢山の豪華な袋帯(帯以外も色々あった。
ただやはり帯が記憶に色濃く残ってます)
豪華なもの、技巧を凝らしたもの、
今までにないものをという意気込みを
感じさせるもの…まさに圧巻で
作品から伝わる作者の熱に呑まれるような
気すらしたもので

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美しいに執着すること

美しいに執着すること

美しい着物が好きで
美しく着物が着たい。
美しく着物を着付けたい。

美しいかたち。
美しい角度。
美しいバランス。

色んなことを考えながら
手を動かして、
着付けの最後の瞬間まで
心を離さず美しくしたいと執着する。

手を動かすことに精一杯のうちは
何がきれいか見えてない。
沢山着付けて、
沢山の着付けを見て
自分の中の美しいが明確にならなきゃ、
着付けの最後に、
一体何を見たらいいのからすら

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