~エピソード11 言葉よく解るよ~
トリミングして美しくなったワン。
カァが写真撮る時、「じっとしいや」と言うたら一切動かへんよ。
絨毯の端が乱れてないやろ。
カァが喜ぶからワタシはカァの為に頑張ってるしワタシの使命や。
カァが普段、「ワン駄目」と言うからワタシはチャイムが鳴っても
「ワンワン」吠えん様になった。
玄関には行くけどワンワン言わずにカァの動きを見るよ~
でもカァがきつい躾した訳ではないよ。
カァの言葉を聞いてる内に理解出来る様になったので、
カァの言う事聞きたいな~と思ったのは自然の理。
そしてカァはよく歯を磨いてくれたな~
カァが「歯~」と言うと私は飛んで行くよ。
そして口を開けるとカァが小さな可愛い歯ブラシで歯みがきしてくれる。
全然、嫌じゃないよ。
だって私は神経質なんだから口の中は綺麗にしときたいよ。
ウンコする時もそう。クルクル廻ったりするうちに前の子はついウンコを
踏んでしまうんや、と言うてた。
でも私は一切踏まないし、たまにお尻にウンコが着いても床で拭いたりせずカァの所に飛んで行ってお尻見せるとカァは直ぐに拭いたり洗ったりして
くれたよ~
カァ「躾した訳ではないけど、このメグミンは「ワン駄目」と言う様になってからチャイムが鳴っても吠えなくなった。
その所為か、或る夜の事、急な腹痛で「イタタ」と体を曲げてしまったら、メグミンはいきなりベッドから飛び降りて玄関に走った。
誰かを呼びに行ったんやな、と思いました。
でも普段から「ワン駄目」と言うてたので皮肉にも吠えなかったと言う事がありました。
前の子も可愛かったです。お尻にウンコが付くとテディベアの様に座って
お尻を床にこするという仕草。
愛情でいつもコミュニケーションとスキンシップすれば凄く理解してくれる。
処で、メグミンの赤い歯ブラシは12年経った今でも捨てられないです」