お別れした日のこと

人の気持ちがわかる優しい子は、「パニック障害とかは抱えきれないストレスがかかると誰でも発症してしまう病気だ。無理に彼を嫌いになる必要は無いけど、自分を大事にしてね」と言っていた。

冷静な分析が得意な人は、「彼に音楽しか道がないのなら、彼は恋愛なんてしている場合では無い。」と言っていた。

2日前に「未熟なままの俺はあなたを傷つけてしまうし、音楽を本気で頑張りたいから、別れた方がいいと思う」と言われた時は、私がいても音楽は頑張れるでしょう?と理解できなかった。

なんなら私が誰より1番彼を理解しているし、支えられるし、居場所になれると思った。
世界で1番愛されていると毎日感じていたから、浮気や約束を破ることなんて叱って許せちゃうくらいの余裕はあると思ってた。


でも、そういう事じゃないってわかった。

私が邪魔とかではなく、本気で頑張りたいことを大切にして、夢中になってみたかったんだよね。

あなたの弱さに沢山傷つけられて、これが負けず嫌いと依存だと言うことにも気づけた。

このまま一緒にいてもお互いにとって良くないし、彼の好きな事で大成して欲しい。
そして自分に自信を持てるようになって欲しい。
その過程で色んな経験をして、もっと成長して強くなって欲しい。

人生を楽しんで、幸せになって欲しい。

こうして本当にお互い大好きなまま別れを決意できたのは私たちにとって大きな進歩だし、紛れもないまっすぐな愛だと思う。

もちろん弱さを克服して傷つけないで欲しかったし、一緒に幸せになりたかったけどね。
全然怒ってないよ。

彼とまた恋人になれるかは分からないけど、離れていても私はずっと彼のファンだし、出会った時からずっと彼が大好き。

沢山考えた結果長い文章になってしまった。
でも伝えたいことはこれだけ。

頑張ってね。愛してるよ。

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