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7/27(土)キングジョージ6世 & クイーンエリザベスS(G1)血統予想


おはようございます。

今回は日本からシュヴァルグランが挑戦するキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを予想したいと思います。


今回は、現在12戦11勝の現欧州最強牝馬エネイブルも出走予定のため、かなり話題になっていますが、その辺りも含めて血統解説と予想記事をご覧頂きたいと思います。是非最後までご覧下さい。




過去の好走馬から紐解く

まずコース解説については特に致しません。誰かが解説されていると思いますし、netkeibaを見れば一発でわかるので探して下さい。笑
血統的な狙いとしては、完全にスタミナ血統です。通常よりもかなりタフなコースになっているので、その中でもどういったスタミナ血統を狙うかをピックアップしました。


では、結論から言います。

重要視する順番としては、


Shirley Heights
Sadler's Wells
ドイツ血統


という3つの項目を重要視します。

理由に関しては、以下より説明します。少し長くなるのでそんなことはどうでもいいから結論を聞かせろ!と思われた方はメニュー欄から予想箇所まで飛んでください。笑



まずは過去の同レースの洗い出しから。

2006年シュヴァルグランの父でもあるハーツクライが挑戦し、3着となった時の勝ち馬。
ハリケーンランから紹介していきます。

血統表は以下の通り。
父MontjeuはSadler's Wells系
母Hold Onはその父Surumuを含むドイツ系の血統。また母母父にSharpen Upという重厚なスタミナ血統を抱えています。


続いて、2009年の勝ち馬コンデュイット

父は、Mill ReefShirley HeightsDarshaanと続くDalakhani産駒。母父はSadler's Wells。こちらも重厚感たっぷりです。


2011年の勝ち馬がナサニエル。こちらは父がSadler's Wells × アーバンシーのGallileo。今回出走するエネイブルの父でもあります。ちなみにアーバンシーはアメリカ生まれフランス調教馬ですが、母系を辿るとドイツ牝系であることが分かります。2着ワークフォースは日本で種牡馬入りしているため、聞き馴染みのある名前かと思いますが父キングズベストはアーバンシーの半兄弟にあたり、母父にSadler's Wells。3着セントニコラスアビーは父Sadler's Wells系のモンジュー。母父は重厚なSharpen Up系。


2012年の勝ち馬は、ドイツ血統のデインドリーム。2011年に凱旋門賞を勝利しジャパンCでも1番人気に推されましたが6着に敗退した馬です。父母父にハリケーンランの母父でもあるSurumu。母もドイツの馬なので、ドイツ血統が強い馬です。2着は前年の勝ち馬ナサニエル。3着は前年3着馬のセントニコラスアビー。


2013年の勝ち馬はノヴェリスト

こちらはいま日本で種牡馬として名前を覚えておられる方も多いと思います。こちらは父と母両方がドイツ血統の馬です。ちなみに今回行われるコースのコースレコードを持っているのがこのノヴェリストです。


2014年の勝ち馬はタグルーダ。こちらは父がGallileoの半兄弟にあたるCape Cross × アーバンシーのSee The Stars。母父にSadler's Wells。母母父がShirey Heights系Darshaanという血統です。ちなみにこの年は、2着テレスコープという馬の血統が父Gallileo、母父Shirey Heights系のDarshaanです。


2015年勝ち馬はポストポンド。こちらは父がShirey Heights持ちのDubawi産駒。ちなみに2着イーグルトップの母父In The Wingsは父Sadler's Wells×母父Shirey Heightsという血統。3着ロムスダールも母父シングスピールが先ほどのIn The Wings産駒です。


2016年勝ち馬のハイランドリールは、父Gallileo(Sadler's Wells×アーバンシー)母父デインヒルという血統。2着ウイングスオブデザイアの母父は先ほど紹介したSadler's Wells×Shirey HeightsのIn The Wingsです。3着ダートマスはShirey Heights持ちDubawi産駒、母父Galilleoという血統。


2017年の勝ち馬は、今年出走予定のエネイブル。父は2011年勝ち馬のナサニエル。母父にSadler's Wells。母母父Shirley Heightsという血統です。2着ユリシーズは父Gallileo、母母父Shirley Heightsです。3着は2017年ジャパンCで5着に入ったアイダホ。父Gallileo×母父デインヒルという血統です。ちなみにこの年前年の覇者ハイランドリールは4着に敗退しています。


昨年2018年は、ポエッツワードが制覇。Shirey Heights持っているDubawiの子、Poet's Voiceの産駒です。ちなみにこの馬は母母父もShirey Heightsです。2着は今年も出走するクリスタルオーシャン。父はCape Cross × アーバンシーのSee The Stars。母父はShirey Heights系のMark of Esteemです。3着コロネットは父Dubawi(Shirey Heights持ち)×母父Darshaan(Shirey Heights系)という血統です。



以上のことから、血統的には最初に述べた3つの項目を重要視します。ちなみに、2007年、2008年の勝ち馬はデインヒル系。2010年の勝ち馬ハービンジャーもデインヒル系ですが、近年においては2〜3着圏内が精一杯の印象がある為、ここでは取り上げておりません。


ちなみに、もし雨が降った場合。
過去10年のキングジョージで稍重以上の開催は、2011年、2012年、2015年、2017年と4回の開催があります。雨の場合はSharpen Upを持つ馬の評価を上げてもよいかもしれません。

それでは上記の好走血統を踏まえた上で、今年の出走馬の中から注目馬をピックアップさましたので是非ご覧ください。



注目馬

8エネイブル

まずは、当然この馬ですね。2017年勝ち馬。父に2011年勝ち馬のナサニエル。そのナサニエルは、Gallileo産駒でSadler's Wells×ドイツ牝系を持つアーバンシーの子。母父Sadler's Wells。母母父Shirey Heightsなので到底無視できません。


2クリスタルオーシャン

続いてはこちら。昨年の2着馬。前走プリンスオブウェールズSでは善戦マンの印象を払い除け初のG1制覇。血統的にも、父See The Starsは先ほどから口酸っぱく紹介しているGallileoの半兄弟。母父もShirey Heights系のため、こちらも上位評価しなくてはならない一頭です。さらに母系の奥にはSharpen Upがおり、重馬場になっても対応可能といった印象。


7ヴァルトガイスト

父Gallileo。母Waldlercheは、その父Monsun、牝系にはSurumu〜Acatenangoの流れを組むドイツ牝系。さらに母母父にはShirey Heights系のMark of Esteemを持つという人気を考えれば、最も血統的に妙味のある馬です。


9マジックワンド

父Gallileo。母母母父にShirey Heights系のDarshaan。また母父Dansiliはデインヒル系。この系統は2010年勝ち馬ハービンジャーなどの勝ち馬もいますが、近年の成績で見ると、重要視する3項目に比べると少し劣ってしまう印象を受けます。


以上の4頭を基本として、Shirley Heights系で2009年勝ち馬のコンデュイットの父でもあるDalakhani産駒の3デフォー、近走の実績はイマイチだが父Sadler's Wells系でキングジョージ 勝ち馬のモンジューを父に持つCamelot産駒で母方にShirley Heightsを持つ4ハンティングホーンは、Sharpen Upも持っているので雨が降るようなら買い目に加えたい。


予想印

◎8 エネイブル
◯2クリスタルオーシャン
▲7ヴァルトガイスト
△3デフォー
△9マジックワンド
△4ハンティングホーン


推奨買い目

馬連 8-2,7
馬単 8→2,7
ワイド 8-3,4,7,9
3連複 8-2,7-2,3,7,9
3連単 8→2,3,7→2,3,4,7,9


それぞれの券種で買うならという馬券を記載しております。金額配分などはオッズを参考に。

最後までご覧頂きありがとうございました。

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