マイノリティーな好走血統を探せ! -youの血統考察 #36
こんばんは。
つい先日、欅坂46メンバー数名の脱退や卒業が話題となりましたが、彼女たちの代表曲『サイレントマジョリティー』を少し模したタイトルにしてみました。
特にTwitter界隈では、『ノイジーマイノリティー』たちによる炎上で、少なからずダメージを受けている方も多いのでは?とは思います。
「そんなマイノリティーの意見を気にすることはない!」とはよく言いますが、血統理論的にはマイノリティーの要素を追求することで得られることも多くあります。そんな考察記事を書いてみました。
今回の血統考察のテーマは
『マイノリティーな好走血統を探せ!』
これは好走血統を探す時に
私が意識していることのひとつです。
その日のレースのザックリとした枠組みの中で、好走馬の多くが持っていた血統を『好走血統』、いわゆる『血統バイアス』として扱うのではなく、マイノリティー=少数派に該当する好走血統をピンポイントに見つけて狙っていくというやり方です。
簡単に言うと、状況によっては
5-1-0-4 よりも 2-1-1-0を優先するということを書いた記事です。よければ最後までご覧下さい。
❶ マイノリティーな好走血統とは?
まずはマイノリティーに該当する例をいくつか挙げていきます。
ex)芝のレースで父サンデー系が多数の中、非サンデー系がワンツー
ex)同じ系統の種牡馬が人気薄で複数好走
ex)同じ条件(距離など)で同系統の1着が多い
など考えられることは様々ありますが、これらを一例として載せておきます。
ではどういう状況になればマイノリティーに該当するのか、また狙うべきではないマジョリティーはどういう状況なのか、この辺りを解説していきたいと思います。
❷ マイノリティー血統とは?
一般的には、父サンデー系をマジョリティー。
父非サンデー系をマイノリティーとすると思って下さい。
ただ状況によって異なるとは思います。
例えばダービーにおいては父サンデー系はマジョリティー。その他がマイノリティーと考えるのが自然です。
ただダート短距離においては、その他がマジョリティー、父サンデー系がマイノリティーになる場合もあります。(出走頭数の関係で)
❸ マイノリティーバイアス 発生例
1/26 日曜 小倉12R 八幡特別 芝1200m
この場合のマジョリティーは短距離血統
マイノリティーは中長距離血統に当たります。
ただ重馬場だったのでマイノリティーが発生しやすい状況でもありました。
結果は・・・
1着 3ウインスピリタス 3人気
2着 10メイショウナスカ 4人気
3着 6ノーブフプルート 6人気
1着ウインスピリタスは、父タニノギムレット。こちらは欧州型のロベルト系で、本来は中長距離血統。タニノギムレットはダービー馬。
2着メイショウナスカは、父メイショウサムソン。こちらもSadler's Wells系の欧州型で中長距離血統。メイショウサムソンはダービーや天皇賞の勝ち馬。
3着ノーブルプルートの父はキングズベスト。こちらも欧州型キングマンボ系で、ダービー馬エイシンフラッシュを輩出するなど中長距離血統。
こうした条件ごとの主流と非主流を見定め、天候や馬場などからどちらが有利かを判断し、狙い馬を絞ることが出来れば大きな的中も夢ではないと思います。
❹ 狙うべきではないマジョリティー
今度は逆を見ていきます。
芝のレースにとってマジョリティーとは、芝のリーディング上位種牡馬です。
1/25 土曜の京都芝は全4レース行われました。
その中の3レースの勝ち馬が父キングマンボ系。
うち1つはワンツーでの決着でした。(画像の水色に該当する馬は父キングマンボ系)
こうして見ると
「キングマンボ系が好相性なのでは?」
と思ってしまわれる方も多いはず。
しかしよく見ると、好走したキングマンボ系はすべて1〜3人気の馬。ということでこの場合は、「父キングマンボ系だから好走した」と血統バイアスを決めるのではなく、「実力通りで決まった」と仮定するのが正しいのかなと思います。
むしろこの場合は9Rのみの結果から「5,6人気の父ディープ系が1-3着した」というマイノリティーな好走血統を見つけた方が良いのかなと思いました。
実際に翌日の結果を見てみると、
5Rにて8人気2着に父キングマンボ系の好走はありましたが、それ以外は馬券内には絡まず。
逆に先ほど挙げた父ディープ系は・・・
5R 3人気1着
9R 13人気2着
10R 3人気1着 1人気3着
と人気薄の激走もありました。
これに関しては偶然そうだったという考え方も出来ますし、ディープ系もマジョリティーに当たるので次の日に狙い撃ちするのは間違っているとも言えます。
考え方の一つとして見ていただければなと。
❹ さいごに
これは血統に限らずですが、全体を広く見て、得られるデータというものは正直探せばどこからでも見つかりますし、誰でも見つけやすいと言っても過言ではありません。
ただ誰しもが見つけにくいところに目を付けることで、的中した時の嬉しさやそれに伴う配当も跳ね上がるものだと思います。
私自身はそういったところをなるべく見つけられるように競馬に取り組んでいきたいと思います。
よければ予想記事の方も見て頂けると嬉しいです。最後までご覧頂きありがとうございました。
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