ロジャーバローズの話から、乗馬から突如脚光を浴びたミツワオーロラの話:日本ダービー 2019回顧

こんにちは。

昨日は、令和になってから初のダービーが行われました。

圧倒的1番人気に推されたサートゥルナーリアは4着に敗れてしまいました。

勝ったのは12人気のロジャーバローズ。

まさか勝つまでとは思いませんでしたが、この馬を本命◎に挙げることが出来、嬉しく思いました。

この馬を本命推奨した理由は、以下の通りです。

↑は、先週の週中にて投稿した記事のものです。

三冠牝馬が呼び起こした名馬の系譜

ロジャーバローズの母リトルブックは、現役時代は10戦して3着1回のみと、主だった勝ち鞍や成績はありませんでした。

ただ姉ドナブリーニから三冠牝馬ジェンティルドンナが誕生したことにより、同じDanzig系種牡馬の半妹であったこの馬にもスポットライトが当たることになりました。

そこから誕生したロジャーバローズが、こうしてダービーを勝ってしまうのですから、血統はやはり面白い、と改めて感じさせてもらいました。

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突如脚光を浴びることになった元競走馬

血統の面白さを語る上で、突如スポットライトを浴びることになった繁殖牝馬を一頭ご紹介したいと思います。

ミツワオーロラという馬です。

2002年、父メジロマックイーンの子どもとして生まれましたが、現役時代は6戦0勝。
繁殖牝馬になることが出来ず、乗馬用として余生を過ごすことになりました。

そこから時代は進み、2009年以降、この馬の運命は大きく変わっていきます。

父にメジロマックイーンを持つオリエンタルアートのステイゴールド産駒から、ドリームジャーニーが宝塚記念や有馬記念などG1を計3勝。

またその全弟である、オルフェーヴルは、みなさんご存知の通り歴史的名馬に。

さらにオルフェーヴルが三冠を制覇した、翌年には同じ父ステイゴールド母父メジロマックイーンのゴールドシップがデビューし早くから活躍。

この頃には、父ステイゴールド母父メジロマックイーンの血統は「黄金配合」と呼ばれていました。

そして、2012年の春、ミツワオーロラにも繁殖牝馬としてのオファーが来ます。

引退して繁殖経験のない馬を牧場に呼び戻すということは異例中の異例で、まさに黄金配合が呼び起こした奇跡といっても過言ではないでしょう。

その後、そんなミツワオーロラから父ステイゴールドのシアヌークビルという馬が誕生し、デビューを迎えました。

結果としては8戦0勝でしたが、元々は乗馬だった馬の子どもが、JRAでデビューするという事実は話題になりましたし、血統の面白いところだなと改めて感じました。

現在は、ミツワオーロラ自体は繁殖牝馬ではなくなっているようですが、シアヌークビルは無事、繁殖牝馬となれたようです。
今度は、母として「黄金配合」を受け継いだ名馬を誕生させて欲しいですね。

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私たち、競馬ファンはどうしても新聞に名を連ねる18頭、またはそのレースに出走するために競う数頭だけに注目してしまいがちですが、デビューするだけでも大変な世界で、こうした逆転劇のようなドラマがあるのも競馬の面白いところかなと思い、記事にさせて頂きました。

ロジャーバローズは、全妹が無事であれば2020年にデビューを迎えますし、

ジェンティルドンナの母ドナブリーニの全妹ドナパフューム。この馬の初のディープインパクト産駒も無事であれば2020年にデビューを迎えます。

1頭のG1馬が誕生する度に、新たに注目される馬が増えていくところも、競馬というブラッドスポーツのおもしろさなのかなとも思うので、是非注目してみて下さい。

最後までご覧頂きありがとうございました。


you

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