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職業訓練校に通うメリットとデメリット

3か月間の職業訓練に通い始めてもう1か月が過ぎたので、個人的に感じるメリット、デメリットについて語ってみようと思う。

ちなみに職業訓練といっても、いろんな種類がある。

私が職安で案内してもらっただけでも4,5種類あって、3か月コースや5か月コースと期間も違えば、失業手当に影響するものしないもの、職業訓練に出席するだけで日当がもらえるものもらえないもの、さらにその額など、色々。

知人は1年コースに通ったことがある、というので、まあもっといろいろあるのだろう。

若年向け、シニア向けみたいな年齢縛りのコースもあるみたいだったし。

ちなみに貰えるお金の問題については、失業手当該当者か否かとか、貯蓄額とかによっても、変わるようだ。

また都道府県や、管轄の職安によっても、いろんなところが微細に違うみたい。

なので以下はあくまで私のケースであり、私の個人的な感覚だということを先に申しておきます。

メリット

1) 失業手当の支給開始が早まる。(これは人によるのだが、自己都合退社につき3か月の支給制限中でも、職業訓練校に行き始めたらそのタイミングから支給される。よって私の場合1か月早く支給が開始されたわけだ。)

2) 学校までの交通費を出してくれる。(通学定期券を買えるので、近隣への交通費も気になり始めていた無職の私には少し有難い。)

3) 1日500円の手当をくれる。(これはまあおまけ程度だけど、一応。)

4) 無料で授業が受けられ、新しいスキルや知識を身に着けられる。(教科書代一式15000円は自腹だけどね。ただよく見たらそれも定価より2000円程度は割り引いてくれていた。)

5) 運動不足解消になる。(これは本当に私のケースはって話なのだが、半年間在宅勤務からの無職に突入だった私的には、毎日の通学はよい運動になっている。普通に通学だけで毎日1万2000歩ですよ。)

6) 気持ちにハリが出て人間らしい生活を送れる。(これも私の場合だけど、毎朝身支度をして家を出る、人と生身で対話する、という生活はやっぱり人間らしい生活リズムなのかなと思った。)

7) 洋服を着て外出する楽しみが復活。(洋服を買う楽しみ、着る楽しみ、というのは人によっては大きいものである。コロナ禍下、かわいい服を買っても着ていくところがないから買えないし、というのは私は結構ストレスだった。ちゃんとした洋服を着ていく場所があるということはうれしい。マスク着用により化粧の楽しみは奪われたままだが、服を着る楽しみが復活しただけでもうれしい。)

8) 漢字の書き方を思い出す。(もはや議事録もタイプする時代になり、ペンをもって手書きで字を書くことがほとんどない生活を送っていたため、びっくりするほど漢字を書けなくなっていたが、、久しぶりの手書きでの勉強でちょっと思い出した。)

デメリット

1) 思った以上に自分の貴重な時間が奪われる。(転職活動やら起業準備やら自分の時間が欲しくて会社を辞めた私として、想像以上に時間を奪われてもやもやしている。そしてその貴重な時間を費やすだけの価値が、職業訓練の授業にあるかといえば、そこまでじゃなかった。)

2) 授業がぬるくてちょっと退屈。(先生によるのだが、、、タダより高いものはない、という言葉を思い出した。そして学生時代を、公立の学校の先生を思い出した。私は社会人になってから資格を取ろうとして夜、専門学校に通ってたこともあったので、そういうノリを想定していたのだが、ちょっと違うわな。もっとハイテンポにガンガン叩き込んでほしいし、試験を想定してほしいんだわ。試験対策だけじゃなくて、使える知識を~という先生はいるが、そういう時はたいてい先生が自分が話したいことを話したいだけの趣味の領域だったりする。親の金で学校に通ってる子どもと一緒にすんなよ、と思う。失業して金を1円も稼げずに日々が過ぎていっている、その中で資格を取りたい思いで、己の時間を割いているという生徒の切実さを分かってない気がするんだよな。)

3) 授業中にPCやスマホを使うの禁止。(つまりこれが上記2つの問題の根源にもなっている。仕事でいえば、朝から晩まで6時間の会議を詰め込まれて自分の仕事が全然進まない!みたいな気分になる。それでも仕事だったらPC持参で会議に参加だし、ちょっとした合間にメールのチェック、返信ができたり、事務作業ができたりするんだけど。PCを立ち上げながら授業聴ける感じだだったらどんなにいいだろうと思う。そうであれば、授業は聴講しながら、他の勉強とか、就活の事務処理とか同時進行できるのになあ。)

4) 思ったより授業で習うことが自分の今後に役に立たなそう。(まあ半々って感じかな、役に立つことも半分はある。進路という意味では直接的に役に立たなくても、一般教養として興味深い話とかもあるし。

だが半分はそうでもない。そうでもないうちの半分はすでに私は既習だからであり、授業で繰り返されても復習にもならないくらいに自分に定着している知識だからである。さらに半分は、その資格を本気で取りたい人以外には全然要らない情報だからである。中には進路に関係なく興味深い勉強もあるけど、全くそうじゃないものも。)

5) 教科書が重いし、荷物がエグい。(さらに飲料代を浮かすために水筒を家から持って行ったりするので。無料の給湯器や給茶機、コーヒーサーバーがあって、かつロッカーがあって私物を置いておけた会社のオフィスが懐かしいわ。)

6) 出席率が80%を切ると強制退学となり、強制退学となるとペナルティが発生。(今後の人生で、二度と職業訓練を受けられないとかだったかな。)

7) 自己都合でも強制でも退学したら、失業保険が1か月間給付ストップ。(これが私的には一番ひっかかるデメリット。就職という形で退学する分には問題ないが、それ以外だと辞めづらい。)

8) 出席率80%を保とうとすると、就職活動など進路対策に第一優先な生活はできない。(まあこれが、思った以上に時間が奪われるっていう話と同じっちゃ同じなのだが、なんだか職業訓練の目的を考えると本末転倒のようにすら感じる。職業訓練終わってすぐに資格試験を受けられるわけでもないし、どんだけ失業生活を続ける前提で職業訓練は企画されているのだろうか。。

コースによっては、職業訓練校を卒業した、ということがある種の免状として機能したり、職業訓練校からの推薦、というのが成り立つのかもしれないが、私が受けているような3か月のコースでは機能しないのじゃないかと思うのだが。まあ、どういうつもり?というのは、今度先生に訊いてみよう。)

以上。

無料で教育を受けさせて頂いてるんだから、すごく有難い。

文句なんて言えないってことになるんだけど、だからこそタダより高いものはないなーというところはある。

タダとはいっても、その間わたしの無職期間はどんどん伸びるんだし、あくまでも私の場合は、失業手当の給付がそのぶん延長するわけでもない。(5ヶ月とか1年間のコースの人とかは、通学中ずっと給付をもらえるので、給付期間が延長することになるが。また、同居家族もあわせたうえで貯蓄額が一定額より少なく、かつ失業手当非該当者だと職業訓練通学で一月に10万円もらえるケースもあるみたいなので、お金をもらうメリットがある人もいると思うが。私の場合は1日500円の通所手当くらいなので、お金の面ではプラスにカウントできるほどの何かはない。まあ定期券の範囲内のどこかでバイトを始めたりすれば交通費の分が有難みになったりするかも?)

時は金なり!

一番重要なものは時間である。タダとかに釣られちゃダメよ。

しかしじゃあ家に一人でいて、職業訓練の授業を受けている間よりも生産的な時間が送れるかといえば、なんだかんだダラダラボーっとしてるだけかもしれないと考えれば、ま、いっか!

ちなみに私のコースは月~金、毎日1コマ50分授業×6コマなんだけど、これが5コマだったらだいぶいい気がするなー。

なんて書いたけど、普通の会社が1日8時間勤務って考えると今だって普通の会社勤務よりは2時間は自由があるはずなんだよな。

おかしいな。

ということで、私に時間がないのは、職業訓練のせいにしてるだけかもしれないと思い至りました。

そうだわ、言い訳だわ。

大体資格試験の勉強する時間だったはずが、NOTE書いてるし。

さ、よりよい人生を一日も早く手に入れるために、頑張っていくわー!

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