見出し画像

鼻整形のカウンセリングを受けた話、4件目【Rクリニック】

わたしが鼻の穴の大きさと鼻翼の張り出しが気になるが、小鼻縮小だけしたらおかしくなりそうなので、高さを出すことでなんとかならないかと相談したため、2案提案される。

提案1: 鼻先を出すだけの手術。

鼻中隔軟骨における鼻中隔延長および耳介軟骨移植 消費税込 957,000円。

このクリニックの特徴としては、鼻中隔延長といえば、それはセットで必要とされる処理込々になることだ。たとえばこの場合、耳介軟骨移植も含めて、鼻中隔延長80万円、ということになる。

そこに静脈麻酔で7万円。それらに税金10%かかって、95万7000円となる。

なお、手術時間は4時間とのこと。


提案2:鼻フルコース。鼻先をガッツリ出して、小鼻も鼻尖も縮小。プロテーゼも挿入。

何も言わずに任せたとした場合、先生の美意識としてはこちらっぽい。

鼻中隔延長(肋軟骨、耳介軟骨移植、鼻尖縮小込み) 90万円

シリコンプロテーゼ 40万円

鼻翼縮小(内側、外側) 60万円。

全身麻酔 30万円。

税金含むと総計242万円。モニターになれば171万円。

まあZもフルコース、モニター価格で150万円程度。

やることはフルコースでほぼ一緒。

フルコース提案のRとZとの違いは

1)Zは鼻中隔軟骨、Rは肋軟骨使用

2)Zは静脈麻酔、Rは全身麻酔

3)Zは日帰り手術(手術時間は4時間半)、Rは術後1泊入院(手術時間は7時間)

4)Zは尾翼軟骨の縫合に解けない糸を使用、Rは溶ける糸を使用。*なおほか3院でも溶ける糸使用とのこと。

5)Zはリスクがしっかり書かれた書類を渡してくれ、術後保証期間あり。Rはなし。鼻が曲がることも起きえないし、感染リスクも初めてやる人にはないと。なお保証期間があると言ってたのはZのみ。

6)Zは5000円くらい払って、シミュレーションあり。Rはシミュレーションなし。私のような鼻の尾翼縮小のケースの術前、術後の写真例もないとのこと。

7)Zによると、プロテーゼの寿命は大体15年と思っておくといい。Rは、永遠にもつとのこと。

8)Zは鼻先をつまんで触って触診。軟骨の硬さや大きさなどを調べたっぽい。Rは綿棒でさわって尾翼を縮めてみせたくらい。

Rについてはまあ、一理あるというか、小鼻が一番気になるならまず小鼻だけやってもいいんじゃないですか、と言ってくる先生よりも、私の懸念を理解してくれるほどの美的こだわりがあると思ったりもする。

そんなわけで、小鼻も美的なこだわりをもって、不自然にならないように尾翼縮小してくれそうな気もする。

ただし美容師さんに求めるものが、センス & 技術 & 要望汲取り力 & 人柄(接客力、良心、誠実さ) だとすると、美容整形外科医もちょっと似たようなもんである。

もちろん髪の毛のように、失敗しても1か月、長くて半年くらい我慢すれば再生するというもんではないので、「接客力」はどうでもいいような気もするが、結局のところ、そこに信頼して仕事を任せていいかどうか、が非常に現れるようにも思うのでバカにならない。

よって整形した先輩たちが「整形に絶対はない。失敗はつきもの。この先生だったら万が一失敗してしまったとしても、私がこの先生に任せることを選んだのだから仕方がない」と思えるような、信用できると感じた先生に頼め、という説はわかるのだ。

所詮、我々素人には、先生に技術があるかどうかなんて、わかりゃしない。

わかることといえば、先生の経歴。

形成外科での経験があるか、形成外科の専門医か、鼻の施術件数は多そうか。

症例写真は先生の美的センスの参考にはなる。

けど、技術の証明にはならない気がする。

加工されてるかもしれないし、手術直後は綺麗でもそのあとどうなってるかわからないし、成功例だけを発表しているから、失敗例がその陰にどれだけあるか、、なんて考え始めるとね。

ただし人柄だけで頼めるもんではない。

人柄のいい先生だけど、技術的には今一つ、、なんて先生に頼むんだったら、ちょっと鼻につくが技術が高い先生のほうがいいかもしれない。

ただ一方で高い買い物である。200万円近い金を、一般人である個人が払うってさ、結構なことである。

それだけの大きな仕事、自分の顔面がかかった大変重要な仕事を、自分の労働の対価として得た、血と汗と涙の結晶である大事な金を払って、この人に任せるとなると、その医者の人格もやっぱり重要だと思う。

特に10%とか20%くらいの確率で失敗するとした場合さ、失敗しても、ちゃんと誠実に対応してくれる人に頼みたいよなあ。

となった時にだ、Rは態度が気になった。

整形バージンである私が、7時間って結構大がかりですね、というと、「そうは思いません。きれいになれるなら」と言ってきたところが、ちょっとゾッとして感覚がどうかしてるんじゃねーか、こいつ、と思った。

250万と出てきたときにも、わーお、と思った。

カウンセリングを終えて、ありがとうございました、と一礼して部屋を出ていく時に、彼を見たが、無言で突っ立っている感じで、もしかしたら軽い会釈くらいしてたかもしれないが、なんだかその様子にも違和感を覚えた。

「はい、まあよく検討されてください」とか、「わからないことがあればまた電話で聞いていいですからね」とかいうとか、せいぜい「はいどーも」くらいなことはいう医者が多いからねえ。

別に私は取り分けて、変なことはきいてないと思うし、長々とどうでもいい質問をして居座ったわけでもないと思うんだけど、本気度が薄い、またはめんどくさそうと思ったのか。

さらにプロテーゼはいれたくないといったところ、「そうやって制限つけられちゃうとやりづらい」みたいなことを言ってきて、その言い方もちょっとなあと。

「プロテーゼをいれたくないのはなぜ?私は〇〇な理由でいれたほうがいいと思う。」と話せばいいのになあと。

なので、Rは基本おまかせでやらせてほしい人であり、その意味ではZと似ているが、それでもかなりZと違うのが興味深く、最初は150万といわれてビビったZだが、意外にもRと比較するとZが正直で良心的にも思えてきた。

なんせZは、「出しすぎると曲がるとかいろいろリスクあるから、この程度にしましょう」とか、保証期間があったりとか、ちゃんと顧客にリスクを可視化させているからなあ。

たいしてRは、リスクはない、失敗は起きない、と。

もしかしたら、緻密で完璧な術式しかうちでは行いませんので、Rにおいては失敗はありえないんです、というスタンスなのかもしれないけどね!

Rは評判がいいのは確かだと思う。

あとはRにもZにも言えることだが、鼻中隔延長の是非という問題があるよなあ。

肋軟骨を使ったらほぼ全く一生問題ないとRはいうが、硬いからこそ皮膚が負けてしまって、鼻先に軟骨が透けてきてつきやぶりそうになるという話をどこかで聞いたことがある。

よって、結局のところ、硬かろうが柔らかろうが、無理な延長はできない。安全な範囲となると3㎜程度の延長ということになる。

だとすると、耳介軟骨移植だけでも実現できる。

なのでたっての要望がない限り、耳介軟骨移植しかしない。というTの主張はなるほどと思わせるものがある。

しかしながら、やっぱり耳介軟骨移植じゃたいして変化がなくて、ちゃんとした変化を望むなら鼻中隔延長は必要だ、と言われたら、それもなるほどと思わせるものがある。

そんな中、最終結論的に、Vのカウンセリングにも行ってきたので、次はVについてかく。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?