私の好きなアイドルの話から、時代の話。

私は、今はアイドルグループのメンバーとして活動しています。
そこそこの実力あるグループかと。
7年目を迎えました。

小学校なら卒業して、中学生になりますね。
私が感じている限りでも、この6年間でアイドル業界的な雰囲気はだいぶ変わったなあと思います。
それは別に何かが悪くなったとかではなくて、ただ変わったんだなあって感じです。
誰かにとっては、良いと思えて、誰かにとっては良くなくなったと思うのでしょう。

変化は別に何も怖くないこと。
大体の人は、変化を受け入れられずに苦しむみたい。時には悪として責め立てることも。
私は変化は当たり前に訪れることを知っているから、あんまり動揺とかすることはないです。
でも悲しいなあとか、寂しいなあと思うことはもちろんたくさんあります。
それは、たくさんの変化を経験してきたからなのです。
経験や知るという体験が少ないと、当然視野は狭いし、自分が知っていること以外を想像することは難しい。
命はみんないつかは死ぬということを知っていても、死を経験するのはとても悲しい。
死に対して、なんでだよ?!と騒ぎ立てるようなことは私にはできませんでした。仕方のないことだから。時間軸を例え変えられるとしても、きっとどうにもできないことなのだと知っている気がします。ただただ悲しく、過去を思い出し、今を共にする人々を大切にしようとそっとそう思うことだけが、失ってからできること。

例えば、親友や恋人の関係も、お互いの生活リズムや環境が変わることによって自然と合わなくなったりという経験、生きていくと誰しもあると思うのですが、その変化ってべつに誰かが悪いとかじゃなくて誰にも止めようがなくて自然なことだと思うんですよね。
それでも一緒に過ごす時間をつくろうとなれるならそれは素晴らしい話ですが、そうなれないことが悪ではないと思えます。

ちょっと話が逸れましたが、時は流れて、変化というものは勝手にしていくものですよね、という話。


まず、私の推しグループ遍歴は、Perfume、ももクロ、エビ中、でんぱ組、バンもん!です。
推しアイドル四天王は、あーりん、ねむきゅん、汐りん、りなはむです。

わたしは、自分自身がアイドルとして活動し始めるまではただのアイドルヲタクでした。
しかしアイドルを好きになれる前は、アイドルなんて…と思っていました。

元々は、バンドが好きでライブハウスとかにもめちゃくちゃ通ってました。
バンドと同時にテクノミュージックも好きになり、ダンスミュージックがめちゃ好きなんだということにも気づき始めました。

CAPSULEとかQ;indiviとか元気ロケッツとか聞いてて、Perfumeもヤスタカさんが曲作ってるから曲が好き!の気持ちで聴きはじめた。
所詮アイドルでしょ、人間性にまで興味ないやってちょっとバカにしてるくらいだった。
少しずつPerfumeもメディア露出が増えてって、すぐにメンバー3人のことも大好きになってしまった。人間性とパフォーマンスに惹かれてしまった。ライブも行くようになった。
その後は、ファンクラブにも入って、Perfumeの東京公演はほとんど足を運ぶようになった!

しかし、この時はまだ、Perfumeはアイドルじゃない、アーティスト的魅力がある!の気持ちで応援していたな。
今思い返せばそれはもちろんではありつつ、やはり完全にアイドル的な応援の仕方だった。

Perfumeのライブに何年か通った頃、Pヲタの界隈では、ももクロがめちゃくちゃ流行っていた。
その時はやはり、さすがにアイドルすぎ〜の気持ちだったけど、曲を聴いてみたらコロッとやられてしまったのであった。
初めて行ったのは、お台場MEGAWEBでのリリイベだった。
学生で金はないので、無銭ライブだけ見て帰ったが、めちゃくちゃ沸いたし、楽しくて可愛いで満足できたし、大好きになった。
ヲタク達の盛り上がりにも感動した。
踊ってコールして、最高に楽しいやんけとなって、あっという間にどハマり。東京のイベントはゲリラも含めて情報めちゃ追ってほぼ全通はもちろん、遠征までするようになった。
なんで、あーりん推しになったのかというと、それはもちろん私の求める可愛いをもっていたからである!今も最高のあーりんを更新し続けていて、本当に素晴らしい。
メンバーのことも、全員大好きである。
途中で、ももか推し増しになり、緑とピンクのサイリウムを振るようになった!
みんなのことが大好きだから、箱推しサイリウム振ってたし、どのメンバーが目の前に来ても、全力でエールを送ったし、キラキラの眼差しで見上げていたと思う。

Perfumeとももクロが私の生活を占めるようになった。
エビ中も聴きはじめて、エビ中にもハマった。仮契約のときは鬼のように現場に通っていた。
いろんなアイドルの曲を聴くようになった。
アイドルのキラキラは麻薬にも近い感覚だった。麻薬の経験はないが。
その中でも、でんぱ組.incがめちゃいいなあと思った。曲がめちゃタイプだった。衣装も他のアイドルと比べるとかなり攻めててかわいいと思ったし、ねむきゅんさんが魔法少女☆未満という曲をソロで出していたのを見てかわいい!となった。当時、自分自身も魔法少女的なものに憧れていたし、それをアニメとかではなく自分自身でやってるねむきゅんさんはすっごくキラキラに見えたし、夢を見つけた気持ちになった。
しかし、この頃はまだ、ヲタクというものにびびっていたので、現場に行く勇気は出なかった。
ももクロもエビ中も、正直ヲタクにびびりながら通っていたけど、とはいえまだ大手事務所であり地上感あったので。
所謂地下アイドルやアキバカルチャーのアイドル現場に行くにはハードルが高すぎた…。

この頃、アーバンギャルドもめちゃめちゃ聴いててライブもほぼ全通、熱心なおまいつ最前野郎だったので、アーバンギャルドがアイドルと2マンする企画があり、ついにでんぱ組を生で見る機会がやってきたのだった。天馬さんには感謝しかない。
ねむきゅんと会いたくてツーショットチェキ券とかいうのを初めて物販で買った!
ライブ終演後にチェキ撮影列とかいうのに並ぶ行為がめちゃくちゃ苦痛だった。ヲタク怖いの気持ちでいっぱいだった。会ったら感動して、もっと会いたいとなった。
ライブやディアステのイベントなども少しずつ通い出した。気付いたら最初はねむきゅんしか!だったけど、メンバーのこともみんな大好きになった。

Perfumeもももクロもでんぱ組もめちゃくちゃ大好きになったのは、誰か1人だけが好みだったからとかじゃなくて、曲がまず良くて、メンバーのことも全員好きになれるからだった。
だから、ずっと応援してきたし、今も大好きである。

ヲタクの界隈で、初期BiSは当然話題によく挙がっていたから、どんなグループなのかは知っていた。
その中でも、りなはむという女の子がめちゃくちゃタイプで好きになったけど、当時のBiS現場は正直怖くて現場に行きたいとは思わなかった。
あと、私はかわいいとか人間として好きの対象に対して、性的なものを感じるのがすごく苦手だったので、露出とかしているのを見るのが気持ち的に辛くなってしまうというのがあった。
そうこうしてたら、りなはむはBiSを辞めてしまってアイドル活動もそこで一旦終わってしまったので会える機会がなくなってしまった。
でも正直、りなはむが方向性の違いで辞めるという決断をしたと知って、尚更人間的にも推せる!という気持ちになった。
そんなこんな時間が経った頃、エビ中現場で普通に遊びに来ていたりなはむに遭遇したのだった。
初!本物のりなはむに会えて超テンションがあがった。
かわいいし、声をかけたらめちゃくちゃ優しかった。
多分わたしはその時、距離感が掴めない厄介なヲタクになってしまっていたと思う…
距離感て難しいよね…
そしてまた時間が経ったらアイドルグループ始める!と言って、とっても嬉しかったー!
とにかくりなはむに会いたくて、本人が審査員やると聞いて、実はアキシブのオーディションも受けに行ったのだった。
表向きは無銭現場やったー!の気持ちだったけど、内心実は本気でちょっと自分もアイドルになりたい気持ちがあったから、いい言い訳ができるいい機会だったのだ。
書類審査は通ることができて、オーディションに参加することができた!
もちろん私は落ちたわけだが、同じ回に参加してる子で受かってる子がいた。
これをきっかけに、私はちょっと気持ち的に前進した。
どうせ私なんて無理に決まってる…そう思いながら過ごしてきた人生。やっぱりちょっとあきらめないでまず挑戦だけでもしてみたい!と思った。
恥ずかしくて、挑戦さえしようとしてなかった自分の人生を変えようと思った。
そんなきっかけをくれたのは、間違いなくりなはむだった。
私のアイドル人生は、りなはむの今までの行動がなければ始まることはなかったと思う。

当然、アキシブの現場には初めから通い出した。
なんだったらオーディションは初現場くらいの気持ちである…。
アキシブでのりなはむは正統派アイドルだった。
これぞ私が求めるアイドル像!という感じだった。
ひたむきに明るい未来を信じて頑張る姿に、心が揺れ動かされた。
それは今も変わらないりなはむの姿だ。
りなはむは、アキシブでは正直いいパートをもらえることはなかった。ずっとみてたから、悔しい気持ちもたくさん感じたけど、少しでもりなはむが輝くように、めっちゃチェキも撮りに行ったし、ライブではめちゃくちゃぴんくのサイリウムふってめちゃくちゃコールした。
そうこうして結局やめてしまった時は悲しかった。
その後、ソロで活動も始めたが、環境に恵まれず、大変な状況だったため、ソロの活動もしばらくしてやめてしまった。
アイドルももうやらないとその時は言ってたくらい何かに失望してしまったんだろう。

りなはむがアキシブ辞める頃には、わたしもゆるめるモ!に加入して、アイドル活動を始めていた。
りなはむは絶対にステージで輝くし、人気者になれる!と信じていたので、またステージに立ってほしいと何回もりなはむに伝えた。
また機会は巡ってきて、アイドル活動を始めてくれた。
今はりなはむ自身が、自分で始めたグループCY8ERで大活躍してる!毎回毎回、りなはむを応援してくれている人が増えて、会場も大きくなって、ライブもめちゃくちゃ盛り上がってて、その景色を見るたび勝手に感慨深くなって泣いてしまう。良かった、まじでよかった!と。
絶対りなはむはこんなもんじゃない!と信じてたことが現実になって、なんだったらもう最近はヤスタカさんに曲提供してもらってたり、想像を超えてきた。面白すぎる。
改めて、りなはむの背中を見て頑張りたい!わたしも諦めないでキラキラ追いかけたいって思う。
りなはむのことは、アイドルとしてはもちろん、人間としてもめちゃくちゃ尊敬してる。

推しの話をしていく。
バンもん!汐りんは、もともとはなんかインターネット上でよく写真とかを見かけていて好きになった。見た目がめちゃ好みだった。
とある展示でモデルとして参加していた時に、チェキを買いに行こうとしたりしていたが、人気であっという間に完売していたのでぐぎぎな日々を送っていた。
好きになって会いたいなあと思ってしばらく経った頃、バンもん!に加入することが発表された!こりゃなんと!となり、早速ディアステで行われたバンもん!新メン初披露目イベントを見に行った。
実はその時一緒に加入した、らむねちゃんも当時ディアステの推しだったので、推しが2人もバンもん!に加入して、こりゃ応援しないわけがなかった。
当時はバンもん!の現場にもめちゃくちゃ通った。タカトコタンのCDとか家にめちゃくちゃある。
汐りんのことも、初めは見た目が好みというだけだったけど、バンもん!で活動する姿を見てどんどん人間的にも好きになった。
めちゃくちゃしっかり者で、真面目にいつも向き合っているんだということを感じたし、自己プロデュースも素晴らしく、表現者としての魅力を感じで、尊敬しているのだ。
そして、バンもん!というグループも汐りんを通して見ていくうちに大好きになったし、メンバーのこともみんな大好きになった!!
ゆるめるモ!も規模が大きくなってきて、共演することも増えた。
今では唯一の仲良いグループくらいに思っている。
2マンも2〜3回やってるし、アイドルだけど、ばらばらでちょっと何かから外れてる感じが少し近いものがあるのかなあなんて思っている・
一緒に同じ時代を戦ってきたアイドルグループはみんないなくなってしまった。
ベルハーとかまだいたらラスト2マンとかやりたかった。
今また思い入れを持って2マンしたいのはバンもん!だなあと思って、ようなぴ引退する前に、2マンしてくれませんか?!と言ったら、受けてくれてとても嬉しかった。
本当は3/4にやる予定だったが、コロナの影響で中止という形になってしまった。
残念すぎる。
でも、やろうとしてくれたという事実だけでも、十分嬉しい気持ちではある。

でんぱ組のねむきゅんも、界隈的に曲が好きだなあで最初は聞いていたけど、ねむきゅんの魔法少女⭐︎未満という作品を知って、これは!好きでしかない!と思ったのが推し始めたきっかけだった。今までツインテールの人ばかり推していたので、ショートカットな人をアイドルとして推すのは初となる。
ねむきゅんは、表現者として何よりも尊敬と言う形で引かれていった。
私自身が、学校という組織の中で美術を学びながらも、美術やデザインの道でどうやって自分の表現したいことを消化したらいいのかわからず、途方に暮れていた頃、ねむきゅんは、自分自身を作品としてアイドル活動をしているのをみて、そんな表現の仕方をしてもいいんだ!と気づかされました。
学校の中では、表現をする場合、みんな絵や立体だったり映像という形で別媒体の中で表現をするというのが普通だったし、自分自身を媒体として表現するという発想にはなかなかなりづらかったのです。
しかし、そもそも私は私のなりたいもの、好きなもの、そのものになるということが子供の頃からの夢でもあったし、世界に自分が入り込むという体験がずっと大好きだったので、そのことに気づいてからは話が早かったようにも感じます。
私は、頭が賢いわけではないので、ねむきゅんさんのようになることはできないけど、自分らしく表現していくためのきっかけや勇気をもらったのはねむきゅんでした。魔法少女や、サンリオや、ディズニー、キャラクターなどが好きなところも、私もずっとそうだったから、そういうところもとても嬉しかった。
ねむさんは、ずっと憧れでもあったので、アイドルねむきゅんと一緒にお仕事できる日を目標に頑張ってきたつもりだったけど、卒業されてしまったのでその夢は儚く散ってしまった!
共演とかはたまにさせていただけていたので、それはめちゃくちゃ報われた気持ちではある。感謝。
自分自身もキャラクター産業に携わりたいとずっと思っていたので、ねむきゅんさんは今たぬきゅんというキャラクターで成功していらっしゃるし、いつかキャラクターで共演できるような未来を目指して頑張ろうと思っている。
ねむさんは今、本屋さんもやられているので、いつか夢眠書店さんで絵本とか置いてもらえるようになりたいな。

後半は、推しの話になってしまったが、私が好きで応援しているアイドルに共通しているのは、やっぱりグループとしても推せるということだった。
曲もしかり、メンバーや運営のやり方だったり。
推しという概念はあったとしても、ライブの時はメンバーみんなのことを見たいと思ったし、コールをするならみんなのコールをしたいと思ったし、落ちサビだったらメンバーが誰とか関係なく、ケチャをしてたよ。

特に、ももクロとかは、推しの色ははっきりしてても、みんながみんなのコールをしていて、すごく素敵だと思うし、そんな風に応援してもらえるグループになりたいってずっと思ってきた。

実際のところは、無理だったのが悔しいとこである。
もちろんそうじゃない人もいてくれているけど。
推しじゃないパートだから後ろに下がるとかの感覚が正直全く理解できない。
後ろの人に譲ってあげる、という優しさからであるということはわかるけど、普通に自分自身で応援しようとかは思わないのだなと感じてしまう。
こういうことをいうと、ファンの人からひどい!と言われてしまったりするのだけど、その気持ちも察してあげたいけど、もう一度考え直してみてほしいよとも思うし、私たちがそういう応援をしたいと思わせられるグループではないというだけでもある。
誰かだけを見たかったり、自分だけを見ていてほしいと思う人が多いなら、グループとして活動する意味がないなと思ったりすることもある。
いわゆる、ヲタ芸したいだけマンの人とかも、私たちの何が好きなんだろう?と疑問に感じる。歌詞やメッセージを聞こう、感じようという気持ちがなさそうに感じるし。
普通にわい、歌っとるんじゃけど、聴いてる?と思うこともよくある。
下向いてコールしてたりするの見ると、え?となる。
え、私、今、一生懸命歌っているのに、歌っているのに、、ただ、聴いてほしい、感じてほしい。
今、一人でも多くの誰かに、何か、届けようとしてた。
気づいて欲しかった。
自分のパートが歌い終わるたびに、感じる虚無感。いつもいつも悔しい気持ちになった。
ああ、私にはあの人たちをこっちに向かせる力がないんだ。無力なんだと思い知らされる。
もちろん、ちゃんと聴いてくれている人たちがいることもしっかり感じている。
同じだけ、私なんかの言葉や歌に心動いてくれる人たちがいることを知っているし、とても感激している。
そんな気持ちに負けている場合ではないと、奮い立たせることができるのは、いつだってちゃんと聴いてくれている人たちがいると知っているからで、信じているからなのだ。
そう思わせてくれる人たちがたくさんいることに救われてきた。
みんながみんな、そういうことを望んでいるわけではないのかもしれないから、私の理想をグループに押し付けることもできないし、何もできなかったけど。

自分自身がアイドルとして活動してみて、理想とはやっぱり全然違うものだったよ。
でも、自分でも知らない素敵なものでもあった。
憧れた形や理想の姿にはなれなかったけど、ゆるめるモ!でよかったという気持ちでしかない。
なによりも、ゆるめるモ!の音楽が大好きだということはこれからも変わらない。
また、何か違う形でも歌えたらいいな。

アイドルらしいアイドルとはなんなのか、と思うけれど。
そういう点でいえば、私はアイドルらしくないのだと思う。

でも、私がアイドルとして活動し始めた時よりも、アイドルの姿もめちゃ変わったよね。
私が応募した時は、派手髪のアイドルなんて最上もがちゃんくらいしかいなかったし、派手といってもハイトーンの金髪系で、カラー入ってる人とかは見たことがなかったし、私も純粋系を装って少しでも不利にならない為にと髪の毛暗くしたくらいだよ。
私がゆるめるモ!加入してまもなく、ド派手なピンクとかにし始めた時は、業界的にも社会的にも結構ひどいリアクションの方が印象的だった!
今は派手髪の方が多いグループもたくさんあるし、派手髪への偏見とかあんまりなくて、それはとてもいいことだなあと思う。
突然ショッキングピングにした時、周りの人たちは引く中、ゆるめるモ!のプロデューサーである田家さんは、会って見るなり、「すごい!かっこいいねえ!」とかなり面白がってくれたので、いい環境だなあと思ったのをよく覚えている。

ライブスタイルも、はじめの頃は、何か面白いことをしようと毎回型破り的なことをしていたな。
はじめの頃は、ゆるめるモ!もしっかり踊って、習った通りにステージ上で歌って、決められたフォーメーションの中でかっちりとパフォーマンスをしていたよ。ダンスは初めから個性がすごかったけど笑
決められた立ち位置から飛び出してお客さん側の方に降りてパフォーマンスしたり、柵に足掛けたり、曲中に煽ったり、どんどん挑戦してみた。
お客さんは実際にそれに応えてくれたし、面白がってくれた。
はじめのうちは1人でやってたけど、メンバーも少しずつやるようになってって、それも当たり前になったし、みんなでやる必要はないと思ったこととかは自分は逆にやらなくなっていったり、常にグループというバランスの中で必要な要素を考えてやってきたつもりである。
はじめの頃はMCも決められた話題を話してたし台本通りみたいなMCだったから、わたしはどんどん崩したり、自分の意思というものを表現しようとしていった。
孤独と逆襲の時は、等身大のメッセージを伝えることに重きを置いてたので、特にそれが一番特出されていた時だったと思う。
その後は、メッセージ性よりも、穏やかで楽しそうな雰囲気とか、ラフな感じを出してほしいとなったので、私はあんまり伝えたいと思う言葉をステージ上のMCで伝えることはやめた。でも伝えて行きたかったから、曲中では様子を見つつやってきた。正直途中で心折れてやらなくなった時期もある。
だから、自分のスタイルはなんなのかと問われたら、バランス取ることなのかもしれないなとも思う。
メンバーがライブで柵登ったり、曲中煽りみたいのも、当時は他にいなかったと思うのよね。
今はそっちの方が主流なのかなと思うほどである。
アイドルの姿は多様化したんだと思うけど、逆にまた別の形に偏っているだけのようにも感じたりもする。
似たようなグループというのが多い感じもするし。
自分が現状の中で新しいグループ考えるとしたらどんなグループだろう?と考えたりするけど、あんまり思いつかないもんな〜。

考え始めると、色んな観点から話がでてくるので、終着点が見えないので、今回はこの辺で終わりにしときます。

アイドルになりたいんです、とか伝えてくれる子たちがよくいるのですが、そういう子たちのお話聞く機会とかもあると面白そうだなと思ったりします。

アイドルらしくやろう!と思って活動してきたことが実はあんまりないので、今後もスタイルはそこまで変わらないと思うし、可愛い格好もしたいし、可愛いことをしていたいけど、でも日本のアイドルらしさという中に留まりたくないという気持ちは結構強いです。
マイケルジャクソンにはなれないけど、人間として、誰かのアイドルではいたいという感覚です。
人間としての姿を自然と受け入れてもらえるような私になりたいなーというのが今後の長い目での目標ですね。
傷を背負って、道なき道を行くー。

ふぁいぴろー!



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