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私の愛する「日本映画」「日本のアニメ」「テレビドラマ」。

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私のスキな日本映画、日本のアニメ、日本のテレビドラマをご紹介いたします。かなりマニアックです。
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#昭和の日本映画

明治~昭和のサブカルチャーの流れがわかる教科書、橋本氏の天才に圧倒されっ放し―橋本 治『完本 チャンバラ時代劇講座』(文庫版)。

橋本治氏の才能が縦横無尽に暴れ回る『完本チャンバラ時代劇講座』が文庫2冊で復刊だ。 めでたい。 初版は一九八六年刊。あとがきによると元は「チャンバラ時代劇講座」、原稿用紙百枚程の原稿が、千四百枚に膨らんだのだという。 だから「完本」。 中身は時代劇論で映画論で大衆文化論で近代化論で江戸文学論でテレビ論で…もう大変。 東映チャンバラ映画→残酷時代劇→ヤクザ映画→実録ヤクザ映画とか、歌舞伎→新派→新国劇→女剣劇→ストリップとか、講談→講談速記本→新講談→大衆小説→中間

森村誠一がいたからこそ、この薬師丸ひろ子の神秘的なCMが誕生した。森村さんに合掌。ご冥福をお祈り申し上げます。

#訃報 #角川映画 #角川春樹 #森村誠一 #薬師丸ひろ子 #日本映画 #昭和の日本映画

自民党・岸田政権が進める日本の軍国化に反対! ユーチューブで「無料」で、観ることができる『反戦映画』をご紹介。

■「雲ながるる果てに」(監督:家城巳代治)監督:家城巳代治 脚本:家城巳代治、八木保太郎、直居欽哉 製作:重宗和伸、伊藤武郎、若山一夫 出演者:鶴田浩二、木村功、高原駿雄、清村耕次、田中和彦、沼田曜一、金子信雄、沼崎勲、織本順吉、加藤嘉、神田隆、原保美、岡田英次、山岡久乃、山田五十鈴、朝霧鏡子、利根はる恵 「神風特攻隊」を志願した若者たちの映画。本当に特攻隊に在籍していた鶴田浩二の演技が胸に突き刺さる。 ◆◇◆ ■「ひめゆりの塔」(監督:今井正)熾烈を極めた「沖縄戦

黒澤明監督「隠し砦の三悪人」を鑑賞。二回目の鑑賞だが、いろんな発見が!

千秋実。 相変わらず面白すぎる。 「七人の侍」もよかったし、加藤泰監督「真田風雲録」の「かっこよく死にたい!」と願いながら、ムチャクチャかっこ悪く死んでいく真田幸村とか。この人しか演じられないんじゃなかろうか。 藤原、千秋の小汚い百姓な感じとか、敏郞の刀振り上げながらの乗馬とか、城の階段とか凄くリアル。。そこに火祭りのいかにもアキラが好きそうなケチャっぽい音とか、上原美佐の短パン姿とか、人買いから買い取った娘のイモな顔とか、ちょっと歪な部分も盛り込んであって。ほんとちょっと

黒澤明監督「悪い奴ほどよく眠る」を観る。なんという終わり方。いつの時代も、<上級国民>だけ生き残り、下級国民は詰め腹を切らされる。。。

藤原鎌足さん、ええ演技しはるなぁ・・・。 ◆◇◆ とある公団の副総裁・岩渕の娘である佳子(香川京子)と、岩渕の秘書である西(三船敏郎)の結婚式が執り行われるが、そこにその公団の汚職疑惑を嗅ぎつけた記者の集団が押し寄せてくる。そんな中でも粛々と式は行われるが、ケーキ入刀用で使用するケーキが何者かの手によって公団のビルの形にすり替えられており、そのビルの窓に薔薇の花が突き刺さっていた。その窓は、数年前役員に追い詰められ自殺した古谷という男が飛び降りた場所で、事情を知る者は愕然

元日恒例の黒澤明監督「七人の侍」鑑賞を行う。ついに、「狂鬼人間」の大村千吉さん出演シーンを発見した!

東宝といえば加山雄三の「エレキの若大将」を観ていたら、二瓶誠也や古谷敏など、ウルトラシリーズでおなじみの面々が大学生役で出演していました。むかしの大学生は、遊びに行くときでも詰め襟でキチンと決めて、まあ、スキヤキなんか食べに行くのですね。う〜む・・・。 ◆◇◆ さて。 もう、何十回観たでしょうか。観るたびに発見がある「七人の侍」。 観ていて何度も泣きました。感動の嵐です。見事な脚本です。名優たちの名演が素晴らしすぎます。 大村千吉さん、ワンカットだけ映っていました。

アマゾンプライムの「東宝名画座」に入会する。が、内容が薄いぞ!

岡本喜八「日本のいちばん長い日」が無い! 市川崑「火の鳥」が無い! 相米慎二「雪の断章」が無い! あるのは、若大将とクレイジーキャッツと駅前シリーズ。 怪獣ものや特撮モノも、全部そろっていない。 しかたないので、わりと充実している黒澤明作品から一作。 30年ぐらい前に観た「赤ひげ」を鑑賞する。 ・・・不覚にも泣いてしまう。 二木てるみが、人間不信から回復する過程をていねいに描くところが、あぁ、もうだめです。ティッシュ、ティッシュ! 頭師佳孝が「西のほうに花畑があ

市川崑監督「映画女優(1987年製作の映画)」を鑑賞する。評判悪いけど、私は面白かった。日本映画史を勉強してるからかもしれませんが。

自分がこの映画を初めて観たのは1991年1月3日であったが、その頃は田中絹代の映画も溝口健二監督作品も超有名な作品を何本か観ていた程度であり、この映画『映画女優』の本当の良さが判らなかった。当時(初見時)の自分の未熟さを痛感させられる。 あれから時間が経って、溝口健二監督作品もだいぶ観て、田中絹代の出演作もわりと観たつもり。 田中絹代の大部屋時代から幹部女優へ、そして終盤の溝内健二監督(実際は溝口健二監督)とのバトルのような撮影所シーンにつながるが、途中で映画史的に挿入され

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【名作】前田陽一監督「にっぽんぱらだいす (年内期間限定公開)」。いつ削除されるかわからぬ。すぐに観よう!

突然視聴できなくなる可能性もございますので、どうぞご了承ください。 もし削除されなければ、年末まで公開する予定でおります。 前田陽一監督&脚本 香山美子 ホキ徳田 加賀まりこ 勝呂誉 柳沢真一 長門裕之 穂積隆信 浦辺粂子 上田吉二郎 菅原通済 小川虎之助 菅井一郎 長門勇 菅原文太 原泉 益田喜頓 加東大介 etc...

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黒澤明がチーフ助監督。 山本嘉次郎監督「馬」を鑑賞す。

ユーチューブを調べていたら、 山本嘉次郎監督が戦意高揚映画として 撮った「馬」を発見。 チーフ助監督は、黒澤明。 主演は、高峰秀子。 春夏秋冬と、季節によって キャメラマンを変えている。 1年かけて撮った大作。 凝ったつくりである。 冒頭に、東條陸軍大臣の、ありがたい「お言葉」が映し出されるのが 不愉快であります。 山本監督は戦時中、非常に忙しく、実質的にこの「馬」は、チーフの黒澤明が撮ったと高峰秀子が発言しています。

成瀬巳喜男監督「浮雲」を鑑賞。 2回目だが、こんなに悲惨な話だったのか。。。小津安二郎が、「成瀬の『浮雲』と、溝口の『祇園の姉妹』はオレには撮れねえ」と語ったのは有名な話であります。

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【訃報】合掌。志垣太郎さんが、3月におなくなりになっていた!

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利重剛と岸田森が大活躍!岡本喜八監督「近頃なぜかチャールストン」を鑑賞。

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【訃報】自主映画出身監督のパイオニア、大森一樹さん逝く。合掌。