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私の愛する「日本映画」「日本のアニメ」「テレビドラマ」。

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#モノクロ映画

【クロサワ】🐎今年のカンヌ映画祭で上映される、4K版「七人の侍」のポスターが斬新!

フランス・カンヌで今月14日から25日まで開催される、世界三大映画祭の一つで、今年で77回目となる「カンヌ国際映画祭」。 現地で掲出されている、日本の映画監督、黒澤明作品のポスターに注目した。 クラシック部門で上映された『七人の侍』(1954年)。 公開から70周年を記念して、TOHO Globalがフランスでの配給業者Joker Filmsとともにアプローチし、上映が実現。カンヌでの上映のために新たなポスターが制作された。 TOHO Globalが制作したポスターの

小栗康平監督「泥の河」を鑑賞。泣けるなぁ。でも、加賀まりこの関西弁は失格。田村高廣は京都生まれの同志社卒だから、関西弁は完璧。

1982年度アメリカアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。 スピルバーグが子役を絶賛したという名作です。 自主製作、自主公開という小さな取り組みから始まった本作は、欧米はもとより、旧ソ連邦、中国やアジア諸国にまでその配給をひろげて、今日でも名作として語り継がれている小栗康平監督のデビュー作。 宮本輝の処女作を原作に、少年少女たちのひと夏の出会いと別れが切々と描かれる。 追手門大学の第一期生で、サンケイ広告社のコピーライター出身の関西人・宮本輝の処女作を、特撮テレビドラマで

黒澤明監督「椿三十郎」を鑑賞。『若大将』+『東宝特撮』=豪華なキャスト!脚本の練り込みが、これまた凄い!

黒澤明の「用心棒」がヒットしたので、東宝サイドから、「三十郎もので続編を、ぜひ」ということで、山本周五郎の「日日平安」をベースに、ウェルメイドなコメディー時代劇をつくりあげた。 約1時間30分」。この短さが、娯楽映画として「ちょうど良い長さ」となっており、ラストの「アノ有名なシーン」で、ぱっと終わる。非常に心地よい終わり方である。 最近は日本映画も上映時間3時間なんてのもザラだが。劇場でトイレに行くのを我慢するのには、1時間30分〜1時間45分ぐらいの長さがちょうど良いとおも

三船敏郎が「藤岡弘、」にしか見えない。東宝映画『ゲンと不動明王』を観る。

これは、隠れた傑作ではないか! 小学校で映画鑑賞会でもやるなら、これがいいだろう。もしかして、名作『穢れなき悪戯』の仏教版かと思ったが、それより明るく元気でほのぼのとコミカルでとっつきやすい。 妻に先立たれた?2人の子持ち貧乏住職(千秋実)のところに新しい奥さんがやってくる。そして、この新しい奥さんは事情があって気難しく、男の子はいらないときた。そのため、わんぱく坊主のゲンは大好きなお父さんと妹イズミと離れ離れで暮らすことになるのだ…。 まあ、とにかくイズミが最高。幼い

黒澤明監督「隠し砦の三悪人」を鑑賞。二回目の鑑賞だが、いろんな発見が!

千秋実。 相変わらず面白すぎる。 「七人の侍」もよかったし、加藤泰監督「真田風雲録」の「かっこよく死にたい!」と願いながら、ムチャクチャかっこ悪く死んでいく真田幸村とか。この人しか演じられないんじゃなかろうか。 藤原、千秋の小汚い百姓な感じとか、敏郞の刀振り上げながらの乗馬とか、城の階段とか凄くリアル。。そこに火祭りのいかにもアキラが好きそうなケチャっぽい音とか、上原美佐の短パン姿とか、人買いから買い取った娘のイモな顔とか、ちょっと歪な部分も盛り込んであって。ほんとちょっと

成瀬巳喜男監督「流れる」を鑑賞。超実力派の女優がズラリ競演。幸田露伴の娘が書いた小説の映画化だが、エンターテインメントとして軽快で面白い!女優たちが、ぶつかりあう傑作だ。

職業相談所から、芸者の置屋に、おとなしい中年女性の田中絹代が女中として派遣されてきた。 山田五十鈴「名前は、なんてぇんだい?」 田中絹代「梨の花と書いて、リカといいます」 高峰秀子「なんだか、異人さんみたいだねえ」 山田五十鈴「ええい、ややこしいから、お春でいいだろ」 田中絹代「はい。けっこうでございます」 ええのんか!そんなんで、ええのんか!名前を勝手に変えてええのんか? 刑務所では、名前は葬られ、全員、番号で呼ばれるが・・・なんだか、そういう奴隷制度的なものを感じまし

黒澤明監督「悪い奴ほどよく眠る」を観る。なんという終わり方。いつの時代も、<上級国民>だけ生き残り、下級国民は詰め腹を切らされる。。。

藤原鎌足さん、ええ演技しはるなぁ・・・。 ◆◇◆ とある公団の副総裁・岩渕の娘である佳子(香川京子)と、岩渕の秘書である西(三船敏郎)の結婚式が執り行われるが、そこにその公団の汚職疑惑を嗅ぎつけた記者の集団が押し寄せてくる。そんな中でも粛々と式は行われるが、ケーキ入刀用で使用するケーキが何者かの手によって公団のビルの形にすり替えられており、そのビルの窓に薔薇の花が突き刺さっていた。その窓は、数年前役員に追い詰められ自殺した古谷という男が飛び降りた場所で、事情を知る者は愕然

元日恒例の黒澤明監督「七人の侍」鑑賞を行う。ついに、「狂鬼人間」の大村千吉さん出演シーンを発見した!

東宝といえば加山雄三の「エレキの若大将」を観ていたら、二瓶誠也や古谷敏など、ウルトラシリーズでおなじみの面々が大学生役で出演していました。むかしの大学生は、遊びに行くときでも詰め襟でキチンと決めて、まあ、スキヤキなんか食べに行くのですね。う〜む・・・。 ◆◇◆ さて。 もう、何十回観たでしょうか。観るたびに発見がある「七人の侍」。 観ていて何度も泣きました。感動の嵐です。見事な脚本です。名優たちの名演が素晴らしすぎます。 大村千吉さん、ワンカットだけ映っていました。

アマゾンプライムの「東宝名画座」に入会する。が、内容が薄いぞ!

岡本喜八「日本のいちばん長い日」が無い! 市川崑「火の鳥」が無い! 相米慎二「雪の断章」が無い! あるのは、若大将とクレイジーキャッツと駅前シリーズ。 怪獣ものや特撮モノも、全部そろっていない。 しかたないので、わりと充実している黒澤明作品から一作。 30年ぐらい前に観た「赤ひげ」を鑑賞する。 ・・・不覚にも泣いてしまう。 二木てるみが、人間不信から回復する過程をていねいに描くところが、あぁ、もうだめです。ティッシュ、ティッシュ! 頭師佳孝が「西のほうに花畑があ

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【名作】前田陽一監督「にっぽんぱらだいす (年内期間限定公開)」。いつ削除されるかわからぬ。すぐに観よう!

突然視聴できなくなる可能性もございますので、どうぞご了承ください。 もし削除されなければ、年末まで公開する予定でおります。 前田陽一監督&脚本 香山美子 ホキ徳田 加賀まりこ 勝呂誉 柳沢真一 長門裕之 穂積隆信 浦辺粂子 上田吉二郎 菅原通済 小川虎之助 菅井一郎 長門勇 菅原文太 原泉 益田喜頓 加東大介 etc...

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黒澤明がチーフ助監督。 山本嘉次郎監督「馬」を鑑賞す。

ユーチューブを調べていたら、 山本嘉次郎監督が戦意高揚映画として 撮った「馬」を発見。 チーフ助監督は、黒澤明。 主演は、高峰秀子。 春夏秋冬と、季節によって キャメラマンを変えている。 1年かけて撮った大作。 凝ったつくりである。 冒頭に、東條陸軍大臣の、ありがたい「お言葉」が映し出されるのが 不愉快であります。 山本監督は戦時中、非常に忙しく、実質的にこの「馬」は、チーフの黒澤明が撮ったと高峰秀子が発言しています。

成瀬巳喜男監督「浮雲」を鑑賞。 2回目だが、こんなに悲惨な話だったのか。。。小津安二郎が、「成瀬の『浮雲』と、溝口の『祇園の姉妹』はオレには撮れねえ」と語ったのは有名な話であります。

岡本喜八監督のデビュー作「結婚のすべて」を鑑賞。いきなり、「セックス!セックス!」と連呼する白坂依志夫の脚本は、1958年の作品としては斬新!

土井康子(雪村いずみ)は姉の啓子(新珠三千代)が見合い結婚をし、うだつの上がらない大学教授の三郎(上原謙)と平々凡々と刺激の無い生活しているのを見て自由な恋愛結婚でないと駄目だと考えている。 古風な姉と現代っ子の妹の結婚観の違いを時代と絡めて魅せていく喜劇 流石❗監督‼️デビュー作品からとても面白い☺️ 当時はテンポの早さに驚かれたとか。 新珠三千代さんの美しさにうっとり😍💕 わたくしの呼び鈴も押せば鳴りますのよ🛎️ くぅ~こんなこといわれたら。。 でもボクネンジンの上原

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利重剛と岸田森が大活躍!岡本喜八監督「近頃なぜかチャールストン」を鑑賞。