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私の愛する「日本映画」「日本のアニメ」「テレビドラマ」。

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私のスキな日本映画、日本のアニメ、日本のテレビドラマをご紹介いたします。かなりマニアックです。
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2022年8月の記事一覧

『ウルトラセブン』55周年、プロジェクト始動する。

円谷プロダクションは、『ウルトラセブン』の55周年を記念するプロジェクトのスタートを30日、発表した。ウルトラセブン55周年プロジェクトのスタートに当たり、ロゴやビジュアルを公開したほか、公式Webサイトを開設された。 ◆◇◆ 『ウルトラセブン』は、1967年に『ウルトラマン』に続き放送された作品。特撮テレビシリーズの草創期、『ウルトラQ』『ウルトラマン』を経た若いスタッフが成熟した才能を発揮し、数多くの傑作エピソードを生み出した。55周年となる2022年、かつて『ウルト

【新事実!】円谷プロの『ファイヤーマン』の第12話「地球はロボットの墓場だ」の監督は岸田森だった!

八木毅「特撮黄金時代」というインタビュー集を読んでいたら、円谷粲氏が「ファイヤーマンの岸田森ちゃんが脚本を書いた回、実は森ちゃん自身が監督したんだ」という話をしていて、「やっぱり・・・」と妙に納得したりする。 このエピソードでは、岸田森自身のセリフはいっさい無し。まるで「前衛演劇」のような演出は、はじめてみたときから「大木淳さんじゃないな。これは岸田森さんが監督してるな」という話は、特撮ファンの間では周知の事実であったのだが、今回、公式な回答が得られてホッとしている。 シ

「お尻映画祭」で、岸田森&神代辰巳のポルノ映画が、初期ゴダールが撮った「エマニエル夫人」との高い評価を得た!

「黒薔薇昇天」は、岸田森&神代辰巳版の「エロ事師たち」ですね。 岸田森のインチキっぽい関西弁がいかがわしさを際立たせてます。クライマックスで、真っ裸の岸田森が女性とドッキングしたまま、日本家屋の廊下でローラースケート履いて行ったり来たりするシーンはたまりません。 原作は藤本義一やね、ケイコちゃん、どう思う? わからんか、そうか、ではCMです。 ・・・・・・・・ 2018年には、「お尻映画祭(Festival du Film de Fesses)」というパリの映画祭で、神代

「制作委員会方式」のおかげで、映画が「セリフ過多」に。もっと、「映像的」な映画を観たい。

オタキング岡田斗司夫の動画を観て、 驚いたのですが。 最近の映画。 「製作委員会」方式で制作するのが 多いのですが、 これが「脚本のセオリー」を崩してしまっているのだとか。 ・・・・・ 「製作委員会」方式で映画をつくると、 シナリオが出来た段階で、 読み合わせをするらしい。 そこには、電通・博報堂などの広告代理店をはじめ、 各スポンサーの担当者や、 テレビ局の営業部員など、営業関係者がズラリと並ぶ。 そこで、恐ろしいことに、 「そこわかりにくいから、セリフで言わせて」

今日から、PS5のゲームサブスクで「ゴースト・オブ・ツシマ」を始めています。初心者コースでも死にます。私には刀という接近武器が向いていません。はやく、弓矢がほしいですなあ。モンゴル人、カラダがでかいし、態度もでかい。朝青龍や白鵬を思い出してイヤな気分になります。

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【庵野秀明監督】しりあがり寿原作。「流星課長」【短編映画】

庵野監督の奥様や、問題漫画家・山本直樹も出演しています。 原作の漫画。 165円で読めるそうです。 面白いですよ。 https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/102363/A000005928/

円谷プロのコーディネーター・桜井浩子「桜道」を少し読む。実相寺監督の思い出が興味深い。

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【日本映画の傑作】名脚本家・新藤兼人の監督デビュー作「愛妻物語」

妻を病気で失うシナリオライターが主人公の半自伝映画である。 映画の中に登場する監督が、新藤兼人の師匠である溝口健二がモデルだと分かる。 戦争の影が濃くなる時代に、何かと映画を作り続けようとする映画人の気質や時代背景をバックに、何度もシナリオの書き直しを要求する一見非常な監督、夫が一人前にシナリオライターになれるよう陰で支え続ける妻、人に対する思いやりや目的を達成するための努力。 日本人が失いかけているものがある映画である。

明日発売の本。フラゲしました「特撮黄金時代・円谷英二を継ぐもの」(立東舎)

【映画鑑賞】松山善三監督『名もなく貧しく美しく』【悪いのは加山雄三!】

松山善三・第一回監督作品。松山善三の奥さんであります、高峰秀子さんと名優・小林桂樹さんが、聾唖の夫婦として、「こんな私たちだとひとりでは行きていけません。でもふたりなら、行きていけます」(映画内のセリフより)という信念で、貧しいながらも一生懸命に生きていく姿を描きます。 撮影や美術のスタッフは「成瀬組」が総結集して、デコちゃんの旦那のデビュー作を応援しています。当時の東宝の技術力はスゴイ。実は、第一作目の「ゴジラ」もこの「成瀬組」のスタッフがドラマ部分のセットの建込みや撮影

【訃報】「ルパン三世」の次元大介の声で活躍された『小林清志』さん、89歳で逝く。

「ルパン三世」の次元大介といえば、小林さんしかいない、と言い切れるほど、当たり役でした。 個人的には「妖怪人間ベム」のベムの声が忘れられません。あの三人(三匹?)を家族と捉えると、お父さん役ですね。渋い声がよかった。 ◆◇◆  人気アニメ「ルパン三世」の次元大介役などを務めた声優の小林清志さんが7月30日、肺炎のため死去した。89歳。葬儀は遺族の意思により既に執り行われた。お別れの会については、後日行う予定。 1933年に東京都で生まれる。国民文化研究所・劇団泉座、日

【大友克洋】世界のOTOMOが新作を制作中。ツイッターで大友克洋氏が新作漫画を制作したことを明かした。漫画の新作発表については「実は描いていて、もう少ししたら何処かに載るかもしれません。漫画は大変です」https://news.yahoo.co.jp/pickup/6434956

7月9日(土)より、渋谷・ユーロスペースにて開催された「長谷川和彦・革命的映画術」のガイドブック(シナリオ集)を注文する。

長谷川和彦を読み解く 最良のテキスト7月9日(土)より、渋谷 ユーロスペースにて開催された「長谷川和彦 革命的映画術」。 脚本作品4本。 名もなき男が江戸の街をひっくり返す痛快艶笑時代劇「性盗ねずみ小僧」。 警察官たちが強盗団に化けて暴走する衝撃作「濡れた荒野を走れ」(1973)。 弁護士の卵ショーケンの脱力的キャラクターに孤独の影を深く刻んだ、哀しみの名作「青春の蹉跌」(1974)。 アメリカンニューシネマ大正アナーキー版☓歌謡モノローグ集ともいうべき、傑作「

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東映・エクストリーム無料配信。「唐獅子株式会社」 2022年8月12日(金)21:00までの期間限定配信。

小林信彦の原作を最近読みました。非常に面白かった。 原作の『唐獅子株式会社』は第79回直木賞候補になりました。 けど、映画は・・・横山やすし主演だしねえ。。。 興味はあるけど、お金を出してまで観る気にはならない、 そんな私と同じような人にオススメします。 東京生まれで東京育ちの小林信彦は、関西の喜劇人を研究したときに懇意となった香川登志緒氏について、関西弁、とくに大阪弁について、くわしく研究してこの作品を書いたという。なので、大阪弁でおかしなところは皆無といって良い。 ・・・・・・・ 当初の予定通り、長谷川和彦監督が沢田研二や菅原文太、高倉健を起用して映画化していたらなぁ・・・と、いまではどうにもならない夢想をしてしまう。 ゲームソフト「龍が如くシリーズ」は、この映画も参考にしているのではないだろうか。