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舞台公演を観に行って思った事

おはようございます☆

千鳥さんって面白いなぁって思うシンガーソングライターの結木です。
今度何故面白いのかを紐解いてみたいなと勝手に思ってます。


さて、今日は書こうかどうか迷ったんですが
実は一昨日とある舞台を見に行って、そこで思う事を共有したくてやっぱり書こうと思います。

今はご存知の通りコロナの状況でどことも自粛、でいろんな行動が制限されてしまっています。
僕も4/26に計画してた自分のライブを中止する事となりました。

そんな中、2月ごろからお誘いいただいてた舞台があって、こういう状況なので多分延期になるんだろうと思っていて、
それで公演の前日に念のためTwitterを確認すると「実施する!」との事です。

僕的には意味が解らなかったです。

コロナウイルスが恐いどうこうじゃなくて、
今日本が団結してコロナ終息に向けて必死で頑張ってる中、
皆がやりたい事を出来なくてジッと耐えてる中、
その皆を応援しないといけない僕たちエンターテイメントの人間が自らSTAY HOMEを解いてしまう、
むしろ皆が頑張って避けてる「密閉/密集/密接」を自ら進んで行なってる事に理解が出来ませんでした。

なので僕は
「なんでやるの?」
を確認するために
僕自身ある意味覚悟を持って見に行きました。

いや、これに関しては「万全の対策」って不可能なので、
コロナにかかったら死ぬ!とかよりも
その舞台に関わったお客さん含め全ての人から一人でも感染者が出る
→全て人達が2週間自宅謹慎
→もちろんその人たちのご家族も2週間自宅謹慎
→勤めている職場にも影響が出る
→2週間後復帰しても肩身が狭くなる
→最悪の場合は。。

そこまで考えると責任負えないですよね。
その万が一のことを考えると結局悲しみしか残らないと思ったので
僕は自分のライブを中止にしました。

そんな事を考えながら
色々覚悟をしながら観に行きました。

場所は「京都府立文化芸術会館」という500人キャパぐらいかなぁ?っていう会場。
チケット売り場には早速「1mの感覚を開けてお並びください」の張り紙。
「2mじゃなかったっけ?」っていう心のツッコみが入ります。
そして入り口では「検温」をピッとされて
その次に「手を出してくださーい」とアルコール消毒液をプシューっと両手に。
物販ブースにはタクシーみたいにアクリル板がスタッフとお客さんの間にあって
パンフレットは机に並べて置かれてあって「ご自由に取ってください」という接触を避けたスタイル。
会場に入ると200人ぐらいのお客さんが来てて
意外と来てるなぁという感覚でした。
席に着こうとするとチケットに書いてる番号の席に既に見知らぬ女性が座ってて「あれ?ここ〇〇番ですよね?」って尋ねると
「それぞれ1席ずつ感覚空けて座るみたいなので、番号は関係ない」との事。
それで違う席に移動したんですが、1席ずつ空けても前後左右の人とは40㎝ぐらいの距離。
ただ会場のドアは開けっ放しにされてて外の景色まで見えてるような状態、大型扇風機が換気扇のように回されていた。
「あ、密閉にしないように換気はしっかりする形なんや」って思って
まぁなんとなくそれなら気持ち安心か。。と思ってたら
開演と同時に全ドアクローズ(笑)
前説で「休憩中はまた開けるからね」って言うてたけど。。。
「演出を優先したんだなぁ」という感触でした。

公演中はもちろん役者さんたちは濃厚接触なので
きっとご想像の通りです。

観ながら正直思ったのは
すごい心がソワソワしてました。
「これでこの中から一人でも感染者が出たらどうしよう。」とか
「これ、自分が思いっきり気を遣ってても、一人無防備な人がいてその人が感染したら僕も終わりじゃん」とか
「役者さんお客さん含めとにかく心配。。」でした。

それで行き着いたのは
上記の心の流れとか
視点の流れを見ててもわかる通り
「これってエンターテインメントなのか?」っていう感情です。
正直色んな事が気になり過ぎて建物の風景もあんまり覚えてません。
舞台の内容はすんごい素敵でした!
奥が深く人の心をすごい理解した素晴らしいストーリで素晴らしい演技と歌で最高の結末でした。
そして終演後、色々舞台上でお話しされてるのを聞いてると
「今回の公演が劇団の周年記念出会った事」
「今回の舞台で超大物女優さんが癌治療のため引退公演となる事」
開催に関して色んな想いがあったそうです。

その想いがこの舞台関係者数十名を世間の風潮に逆らってまで
この日まで引っ張て来たんだと感じ、
この公演に対する団結した強い想いを感じました。
本当に素晴らしい舞台だった。

僕の想いの結論言いますね。

別のタイミングで「ちゃんと」見たかった。

なんの心配もなく
手放しでストレートに楽しめるようタイミングで。
素直に役者さんの演技が心に入ってくるタイミングで。

こんなに素晴らしい舞台だからこそ。

そしてこの舞台を観に行った代償として僕に残ったのは
ここから2週間は僕自身コロナにかかっちゃいけないし、
その舞台に関わった全員から一人でも感染者が出ない事を祈ってる状況です。
それでないとこの舞台とここに出演した僕の仲間自体が批判対象となるし、
この舞台に関わった観に行った皆さんのその倍以上の数の人間に迷惑が掛かるから。

本当に別のタイミングで観たかった。。

観に行って舞台自体に感動した分、
その後の悲しみはデカいです。

僕たちエンタメ関係者は「感染しなきゃいいじゃん」じゃなくて、
もっと深いところまで考えないといけない。
改めてそう思わされた一日でした。

今日もみなさん
仕事とかで外に出なきゃいけないし
色んな人と関わらないといけないだろうけど
皆さん自身がしっかり笑えるように。
一緒に頑張っていきましょうね☆

先日は皆さんが頑張ってステイホームしてるなか、
観劇に出向いてしまい
本当に申し訳ございませんでした。

ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。

シンガーソングライターの結木裕でした。

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