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audiostock 楽曲登録審査の傾向と対策〜その2〜

こんにちは、yo-ji と申します。
バンドではベースを弾いており、女性シンガー、アイドルへの楽曲提供とオーディオストックへインスト楽曲、ジングル楽曲を登録しております。 

今年はコロナウイルスの自粛により、バンド活動はストップしている為、制作活動を中心に活動しております。インスト楽曲のコンペが多かったこともあり、最近はインスト楽曲の制作が中心となっております。

良い機会でもあるので、オーディオストックの登録も今年度から力を入れていきました。
今年でかなり曲数を登録することができましたが、まだまだ作曲能力やミックス、マスタリング能力が足りず…
前回の記事でも記載した通り、修正となることが多かったです。

さらに修正とは別にこんな残酷な審査結果も来てしまいました。。

ご登録いただいた以下の音源について審査を実施させていただきましたが、
下記の理由のため掲載を見送らせていただきました。

【不採用理由】
品質が基準を満たしていないためAudiostockでの掲載を見送らせていただきます。
また、誠に申し訳ございませんが審査の内容、理由については開示しておりません。

これ初めてみた時は、ショックを受けました。。
世の中厳しい世界ということと、自身の音楽感が未熟なんだなと思い知らされ途方にくれたことも…

しかし、今回の記事ではこの審査結果からの傾向と対策を経て
諦めずに(これが大事!)
再登録の末、
なんと同楽曲を登録に結びつけた事例をお伝えしながら、今後オーディオストックに楽曲登録しようとしている方々へ少しでも手助け、参考になればと思います。
あくまで個人的に感じたことと実行したことなので、参考程度として頂ければ幸いです。

まずはこの審査結果、
不採用理由の一文からさらに追記があります。

ただ、音源の品質に関しましては主に以下の3つの要素を総合して
審査をさせていただいております。
1.音源/機材の品質
2.打ち込み技術、ミキシング/マスタリング技術
3.楽曲(音楽的な違和感の有無、商業的観点でのクオリティの有無)

音源の販売という特性上、ご希望に添えない場合もございますので、何卒ご了承いただけますと幸いです。

なるほど〜やはり音源販売ということで、商業的にある一定のクオリティが必要そうです。

この文面から私は、不採用となった楽曲(実は数作品ありました)
を再度注意深く聴いてみることに…

これらの要素の観点から不採用となった楽曲を聴き、私自身感じたことを記載します。

まずは
1.音源/機材の品質について
こちらはこれまで登録された楽曲もあるので、機材の品質については最低限問題ないかと感じました。
音源について、私はギター、ベースはなるべく生演奏しているため、出来る限り音質、ノイズに気をつけておりました。その点はもう一度再確認します。

2.打ち込み技術、ミキシング/マスタリング技術
こちらに関してはかなり重要かと感じました。
特に打ち込み技術に関しては自身として得意ではなく、最低限の音数で色をつけれるように努力しています。
ミキシング、マスタリングに関しても個人でやっていくうちに何が正解かわからなくなります。。

ここで一つ大事なのは、
自身の楽曲を客観的に観る、聴くことだと感じました。
例えば、
メインのメロディの音色、音量、エフェクト
ドラムのパートごとの音量バランス
左右のバランス
バッキングギターの音量

など、言い出したらキリがありませんが、、、

この中で1番試したことは
メインのメロディの音色、音量、エフェクト
の部分を変更したこと
でした。

打ち込みの場合、メインのメロディのエフェクトが強く、浮いているように聴こえたり、バランスや音の長さで部分的に違和感があったりしました。
音色もいくつか選べるのがDTMの良いところ。
様々な音色で試してしっくりくる音色を探します。
そしてまた全体をミックスし直す…
という作業を繰り返しました。

作曲した時のイメージのままで調整していったり、
意外と異なったイメージの音色でもしっくりくることもありました。

これらの作業を繰り返していくと次の
3.楽曲(音楽的な違和感の有無、商業的観点でのクオリティの有無)
での音楽的な違和感はかなり解消していけるのではと感じました。

また、商業的観点からいうと
本来は楽曲を使用するモノに対し、マッチングして心地よい楽曲、邪魔をしない楽曲…
というのが合っているかと思います。

私はポップス等の楽曲提供していることもあり、何処かでメロディやインパクトがあり、印象に残る楽曲制作を心がけている為、
商業的観点からは少し遠のくかもしれません。

ですが、客観的に聴いた時に主張しすぎていなかどうかは、再度確認します。

以上から実際に行ったこととしては、
◯メインのメロディ音色を変えてみる各音色のバランスを変えてみる
◯聴かせたい音、箇所を明確にメリハリを出せるように変えてみる

です。

実際に審査を見送りになったものの、再編集をして通過した楽曲のひとつがこちら⬇
https://audiostock.jp/audio/891192

審査見送りとなったときは、
メインの打ち込みメロディの音色が、
低音のトランス系の歪み、リバーブが少々かかっている音色にしていました。
こちらを現在の聴きやすい音色に変えて、盛り上がる箇所に薄く違う音色を重ねてボリュームとメリハリをだしてみました。
また、バランスとしてはドラムのキック、ベースの音量を際立たせました。

そして、もとの楽曲は1:49付近で急に終わるサイズでしたがそれから20秒ほど展開をつけました。
ベーススラップフレーズ、キメフレーズを入れ若干の個性を出しましたが…笑
曲として展開と纏まりがでた気はします。

何度か微調整を繰り返したものの、
ご覧の通り楽曲登録することが出来ました!

もしかしたらただ審査タイミングが良かったり、お情けで通していただいた可能性もあると思いますが。。

このように楽曲を客観的に聴き、ブラッシュアップ出来れば、一度審査に落ちても再度挑戦出来ます。

いかがだったでしょうか。
あくまで個人的な見解ですが、参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

yo-ji

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