これからのライブ配信について考えるnote
僕の周りではビジネスではウェビナー、エンタメではビデオチャットアプリを使ったコミュニケーションが広まってきました。
余談ですが、僕のクライアントさんではコロナになってからのwebチケットがいつもより売れるようになってたりします。webチケットのハードルが下がってきたのかな?
一方で「ウェビナー疲れ」に関してもチラホラ聞こえるようになってきました。流石に同じだと飽きがくるし、マンネリになりますよね。
こちらのnoteにはライブ配信が過去、落ち目になった理由が書いています。要約すると「プラットフォームのインフラ整備が間に合わず、トラブルが多発していた。」、「しびれを切らしたファンは離れていった」という内容になっています。
今、「ライブ配信の数が減り落ちていくか」、それとも「スタンダードになるか」の瀬戸際だなと思っています。
僕はよくtwitterで「中途半端なライブ配信技術でお金を取り始め、コンテンツを潰していく事はヤバい」って書いてます。ぶっちゃけ、スイッチャーを手に入れてスイッチングができるようになるとプロになった気がします。わかります。
僕も過去、お金はもらわなかったけど、正にそうでした。ATEM miniのような商品も販売され、機器も手に入れやすくなりましたし、「プロになれる機材!」として紹介される事も少なくありません。
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でも、しっかりしたプロを見ると壁を感じます。彼らのこだわりはすさまじい。スイッチングのタイミング、音ののり具合、ギリギリを攻めるエンコードに加え、視聴者に最適なセッティングをする......。
イベントや企業の配信などトラブルがあった際に直ぐに復旧できる知識と手際の良さ、そして「やりたい」を叶えるのは一長一短では身につきず、僕も数々のトラブルと闘ってきました。お金をいただけるようにはなりましたが、まだまだ修行中です。
飽きられていく要素
一流は一流、という事を書きましたが、何が違うか。腕がない人が配信をするとどうなるか、これは「つまらない」の一言に落ち着いてしまいます。
意味のないスイッチングをしてしまったり、最適化されていない配信は視聴者にストレスを生みます。結果、視聴維持率が下がっていきます。わかりやすいように視聴者数が下がっていきます。
勿論、視聴者数が下がるのは配信スキルだけではありません。演者のパフォーマンスや配信の内容も大きく関わってきます。配信技術のレベルが低くてもダメだし、配信の内容もクオリティが低いと人は消えていきます。
配信技術だけではありません。ただ思い付いただけ(時に思いつきは面白い企画も生み出しますが、ここで書いているのは安易な企画をさしています)の企画や、演出を考えられない配信、ライブ配信イベントはファンを減らしていく。
経験談ですが、予算の減少と共に構成作家が一番最初に切られ、瞬く間に失速した番組を過去に見てきました。ラジオのような楽しさを持つ番組では、構成作家が一番大事だった、という例は一度や二度ではありません。
構成作家は誰でもできると思われがちですが、決してそんな事はありません。ラジオ制作で構成作家さんが高い位置にいるのは重要さが認められているからです。
(なぜかライブ配信現場だと構成作家さん、軽く見られがちでハラハラします。。)
これからのライブ配信に求められる事
1.コンテンツ(配信)にとって適切な配信媒体(プラットフォーム)を選ぶ事
2.演者が楽しい配信ではなく、視聴者が楽しめる配信をつくる事
3.既視感のない見た目にする事(デザインや見せ方、演出)
僕は、この3つが大事と思っています。
ライブ配信をどう見せるか、どう打ち出すか、どうストーリーを組むか。そしてそれを活かせるプラットフォームはどこなのか。なんのツールが最適なのかを問い続ける必要があると思います。
先日、配信させていただいたNEW WORLD2020は素晴らしかったです。withコロナ、アフターコロナを考えるオンラインイベントでしたが、OPが動画から始まり、イベント名と演出がマッチした、世界観のある番組になっていました。
毎日振り返りを書いてたのでよろしければ見てください。
徳力さんはYahoo!の記事でZoom劇団について書いています。Zoom劇団のように、Zoomでエンタメを提供する人たちも増えています。まさにZoomだからこそ活きるコンテンツですよね。
ただ単にオフラインをオンラインを持ってくるだけではなく、オンラインにはオンラインの、オフラインにはオフラインの楽しさや価値を感じて、逆手にとったり、順ずる形で視聴者を飽きさせない工夫。そして楽しみを作っていく事がこれからのライブ配信では大事だと思っています。
そして僕もそんなライブ配信を、新しいライブ配信技術や確実性のあるライブ配信を探求・追求していきたいと思っています。
頂いたサポートは僕が電車を乗り間違えた時に凹み回復のにコーヒー代に使わせていただきます。あとソイジョイ。