事務所初主催で再始動ライブ！？19Monster5周年記念ワンマンライブの裏側

10/08は立ち上げた事務所の主催ライブでした。19Monsterという2人組ユニットのライブ。そして5周年記念ワンマン、再始動ライブという意味合いもあり、色んな仕掛けや演出、意味を取り入れて作成しました。その裏側を書いていこうと思います。

まず19Monsterは僕が運営する事務所、RiceShowerに所属しています。メンバーは力強い声と抜群のスタイルを持っているRisaさんと誰からも好かれるキャラクターとパフォーマンスを持つAyaneさんの2人。

2人と出会ったのはいつだっけな、という感じなのですが仕事繋がりで知り合い、知り合ってからかなりの年月が経ってから今一緒に動いてるんですよね。

僕自身が失礼ながら19Monsterを知らなかったし、どういう活動をしていたかも把握してませんでした。19Monsterの2人から感じる熱意や想いを共有してもらって、「この熱意は絶やしちゃいけない」と思って僕は自分のスキルや資産を費やそうと思いました。

間違いなく、半端な覚悟や気持ちだけなら僕もここまで動こうとは思いませんでした。僕には会社でメインでやっている事業もあるし、放り出すと会社のスタッフにも顔向けできなくなってしまう。

それでもやろうと思ったのは、僕が芸能事業をまたしたいという気持ちがあったのもありますが8割は2人の熱意。「モンスターズ（19Monsterのファンの総称）の皆が19Monsterの2人が歌とパフォーマンスを通じて共有した空間を絶対的なものにしたい」という訴えが強く響いたからです。

制作

事務所として最初の仕事は楽曲制作。19Monsterのコンセプト、想い、これまでの活動を2人からヒアリングして固めました。2人でやってきた、という過去のポートフォリオにはいくつかブレもあって試行錯誤の過程を知る事ができました。

多くの人に届けるために、本気で取り組むためにそのブレをなくし楽曲コンセプト、見せ方を固めていく必要がありました。固めた後はそれを楽曲やライブ、グッズに落としていきます。

まず最初に取り組んだのが楽曲制作。これからの新しいコンセプトや見せ方を見せると同時に、過去を否定せず未来と過去を繋ぐ楽曲が必要でした。

今回、僕が入って2曲『Monster』,『Break Out!』を制作。Monsterには新しい未来を託してBreakOut!は過去の19Monsterを繋げる意図で作りました。

BreakOut!はこれまでの19Monsterの「カッコいい・ロックなイメージ」との事だったので正当なアニソンぽいストレートな曲調にしました。2人の好きな曲をヒアリングして2人のキャラと合わせて制作。シンプルな事もあり、OKまでは早い曲でした。

（MylineやRUN&GO、明日へのトビラという19Monsterのこれまでのオリジナル曲をこの時知らなくて、知ってたらもっとライトな曲になってたと思います笑）

Monsterはこれからの19Monsterという事で、2人のキャラクター性を大きく出す楽曲。サビ前の拍子変化、ギターソロ前のモンスターの声、楽曲構成（intro→A,B,サビ,間奏,A,間奏,サビ）という一見変わった構成で2人のユニークさを入れています。

音楽的にも少しおかしいところを入れたりしているのでディレクションが難しく、過去に僕も音楽をやっていた経験が活きて（具体的に指示出せるので）良かったなぁと思いました。

それでも中々伝える事が難しくて苦労はしたものの、完成すると最強の1曲になったなと。四拍子から三拍子に変わるとことか凄くお気に入りです。

2曲の歌振りは19Monsterの2人が、そして歌詞は19MonsterのRisaさんが担当したんですが、仕上がりはツインボーカルの良さが出た作品になったと思います。

余談ですがBreakOut!の歌声では2人の声が似ていてレコーディングではかなり混乱しました笑

事務所の楽曲制作陣は事務所の開始と共に新しく組んだチームで、僕が人伝てで探しました。何人とデモを送ってもらい、OKを出すまでかなり時間がかかって大変でした。。

完成した楽曲を聴いて諦めず良かったなと思ってますし最高のパートナーも見つかったと思ったので僕は事務所をもっと頑張ろうと思えるようになりました。楽曲をお願いしたクリエイターチームは8Projectとして事務所の楽曲を作ってくれています。

19日にデジタル配信とCD発売されるので多くの人の手に取って欲しいです！

5周年ワンマンライブ『コンティニュー』

楽曲の次に準備したのはライブの制作。

再始動ライブはいつでもお披露目のライブより緊張します。これまで待ち望んでいたファン、休止中にファンになった方がいる空間なだけに、良いものを届けるのは当然。更に「今までありがとう、これからこんな姿を見せていきます」という挨拶になる公演。会場選びから細かい部分にも気を使って制作しました。

オープニング動画はこれまでの2人から再始動の意味を込めて、軌跡とこれからを示唆した作りに。新衣装お披露目前では2次元から2人のステージ・パフォーマンスで3次元のポップさを出す、という演出になりました。

お披露目になった新衣装も二転三転しながら作成されました。メンバーのAyaneさんが作成をしたんですが10/08のギリギリまで細部を詰めた作品になっていて。僕が関わったのは最初のラフ案とコンセプトと「こっちの方がいいんじゃない」みたいな簡単な返答くらいで、ほぼ100%Ayane仕様となりました。

旧衣装も個人的には好きなんですが新曲2曲の世界観とこれから見せていく19Monsterの色は本当にあの衣装に込められてるんじゃないかなと思ってます。

過去楽曲も実は全てリマスタリングして今回のライブ用に用意しました。過去曲だけど新曲くらいの勢いで調整したのは秘密です。是非、聞き比べていただけたら嬉しいと思ってます。

また映像は僕の運営しているオンラインサロン、やわラボというチームにお願いしました。年間400本の現場に入っている彼女達に任せる事で僕は当日の会場、PAさん、制作の方、演者とのやり取りに集中する事ができました。

レポートはもう5年以上はご一緒している長澤さんに依頼。作成したものを各メディアに流しました。「やって終わり」ではなく次に繋げないとダメですからね・・・！この辺りも長年やってる事なので役立てて良かったです。

結果、旬報では5位、当日のニュースアクセスランキングは10位。25媒体に掲載していただくことができました。良かった！

グッズ

ワンマンに合わせてグッズも製作しました。これまでのグッズも力を入れていたという事で、僕の知り合いのアパレルブランドにお願いしてトートバッグとシャツを作成。トートバッグはAyaneさんがデザイン。黄色のステッチがカワイイですよね。

そしてCDはミキシングマスタリングをオーダーしてプレス発注。このCD、ジャケット裏、Ayane、Risaの名義だけカラーになっています。白黒が主なのはこれからのスタートで白から色をつけていく、という意味を込めてこのジャケットになりました。

缶バッヂは19Monsterの2人がデザイン。2人らしい、そして面白いシークレットな絵柄になりました笑

今回とこれから、事務所がすること

僕が芸能に関わっていたのは主にプロモーションや戦略立案といった部分で多くのアーティストやアイドルのお仕事をさせていただいてきました。しかし、こうして表立って事務所として人を抱えて活動する事は初めてです。

多くのパイプや知識は完全に0からの事務所よりは優遇されてるとは思いますが、まだまだ足りてない部分や手が届いていないなぁという部分は正直あります。だからこそ、タレントの個性や望みは大事にしながら進んでいけると思っています。

19Monsterは再スタートを切ったグループ。Risaさんの歌とパフォーマンスはステージを見た人は必ず目につくし、Ayaneさんの愛嬌や人懐こさは多くの人に受けいられると思っています。

そして歌が好きで熱意がある、という事は多くの人が感じてくれる事だと思います。

その熱をファンの皆様が喜んだりタレントの2人がモチベーション高く活動できるように良い楽曲や環境を整えていくのが事務所の役割。これからも19Monsterとモンスターズの皆様が喜ぶように活動して行けたらと思っています！