汝、星のごとく(63冊目)

男女2人の目線から物語が描かれる恋愛小説

貧困、ヤングケアラー、幼少期の記憶とトラウマ、母親の存在、性の多様性、結婚の形、田舎の至福の狭さ

いろいろと物語の中に組み込まれているけれど結局は自分で自分の人生を選択することの勇気と大切さを知れた

様々な環境において人の感情や仕事への向き合い方は変化するし、そこに恋愛が含まれると余計難しくなる
様々なすれ違いがあるかもしれないけど現実に目を背けず自分の意思を大切にすることが大事

努力はいつか報われるというのはあると思うけど、その報われた先には天国も地獄も待っている
また、都会と田舎との価値観や結婚観の違いも緻密に表現されていた

幸せの形って人それぞれだから、それを誰かに押し付けるのは違うよなあ

本を読むことによって新たな発見が生まれた瞬間を久々に味わえた

そして本を読んだ後にSNSを見ると心底薄っぺらく感じてしまう

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