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すこしおちついて、しばし、ゆるまる

 作業と手続きがひと段落して、ようやく脳が平時モードに切り替わりつつある。

 ああ、疲れた。

 仕事的には、直近はゆるめ、先々はそれなりに、という感じで、いまの自分には、なんだかとても有り難い。
 弛緩せよ、という天のお達しなのだろう。

 ありがたく、ゆるまることにする。

 こういうときに、ミドルテンポでディストーションのしっかり効いた厚めのロックはとても心地いい。

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 若い頃は、言語化し、ひとつの尺度を用いて最適化を行うことが安心や安定や成功への道だと思っていた。
 色んなことを経て、考え方が大きく変わってきた。
 流れとか、波とか、つまり固定化されなくてつかまえきれないもの(というかことというか)を、もっと信じようぜ、と。
 全てのものごとを片っ端から言葉に置き換えていっても、それは砂漠に水を撒くようなことだ。

 言わないことで、表現する。

 尽くすのではなく、切る。

 そのことにより、生命感を活かすということ。

 活路とは、そういうことによってひらかれるのであり、旅の友には平常心これのみである。

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