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これからの世界

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これからの世界を考えるには、これまでの世界を理解する必要がある。これまでの世界を理解するには、これからの世界を考える必要がある。
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2022年2月の記事一覧

リアリティと、コンストラクタル原理

リアリティと、コンストラクタル原理

 報道を見ていると、あっという間に首都陥落かという最初の報道から一転している印象がある。

 一人ひとりの人間の自主独立よりも、専制と支配を重んじる国が、そのソフトパワーの薄弱さゆえに自ずと弱体化しつつある。そんな構図が見えてくる。
 クリミアから今般の件への流れは、その悲鳴のようなものなのかもしれない。

 今回のことで「暴力はペイしない」という結論に世界が到達するのか、またはその逆か。

 ロ

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リアルは必ずしも、リアリティを生まない

リアルは必ずしも、リアリティを生まない

 悪いことをした人や国はダメだ、みたいなトートロジーは無力である、ということなのかもしれない。

 はっきり言って何を言っているのかよくわからないが、ここまで言葉を尽くして己の行為を正当化するということを、例えば我が国の総理大臣ができるのだろうか。

 世界を相手に国を経営する。そのリアリティを持つことができるか。

 行動を生むのは、リアリティである。
 行動はリアルを生む。
 リアルがリアリテ

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ヨーロッパ式「オレオレ主義」と、アフリカ・縄文式「ワレワレ主義」と

ヨーロッパ式「オレオレ主義」と、アフリカ・縄文式「ワレワレ主義」と

 最近、知り合った方がFBで書いておられた内容が、すごく良いなぁと思った。

 例えば著作権ひとつとっても、ヨーロッパ近代的個人主義に、現代世界は大変に毒されているところがある。

 平等、自己決定のオレオレ主義。

 全体調和のワレワレ主義。

 もちろん、ことはそう単純ではない。縄文に還れ、で済むような話ではない。どちらの側にも、光の面もあれば、ダークサイドもある。

 それにしてもやっぱり、

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