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帰りの会

幼稚園には朝の会と帰りの会があります。写真は年少組の帰りの会の様子です。年少組の子ども達も、園での生活の流れを身に付けて、それぞれのペースで集団に参加する様子が見られています。
日本の幼児教育の父とも言われる倉橋惣三先生は、「幼稚園にもシンミリとした時がほしいと思いますが、お帰りのときは是非そうありたい」「すなわち幼稚園にいる間は、幼稚園にいるということを忘れさせたが、帰るときには幼稚園から帰るらしい感じを、幼児なりにも持たせたい」と述べています。
子ども達は「動」から「静」へ切り替えることに、時間が掛かることがあります。年少児ならなおさらです。帰りの会では、そうした点を踏まえ、明日の連絡事項をバタバタと伝えてサヨウナラではなく、時には興味ある絵本や紙芝居を見たり、今日の遊びや活動からクラスへ伝えたいことや尋ねたいことを振り返る時間を設けるなど、ゆったりと和やかな時間にしたいと思います。その上で、明日の予定等を確認することで、子ども達の今日から明日への期待感に繋がっていくのだと考えます。

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