生きてるだけで偉い #7









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生きてるだけで偉い

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いちばん。

ゆきの言葉を握りしめながら、私はゆきの役に立てていたんだろうかと考えた。あの時、私がゆきの隣にいたら変わってたんじゃないかって。そう思うと、なんで自分は生きているんだと考えてしまう。誰かの力になりたいのに、大切で大好きなゆきの力に、支えになりたいのになんで教えてくれなかったんだと。自分はそんなんじゃ居なくならないのに。そんなんよりもゆきのことがずっと好きだから。ゆきが大切で、ゆきの1番になりたいから。いろんなことを考えて『自分なんて生きる意味なんてない』という結論に至った。何度も何度も精神的死を繰り返し、結局は死ねない。遠くでも繋がっていればゆきと学校で一緒にいる気がしてたのに、学校にはいない。学校に来る理由がわからなくなった。どうして学校に来ているんだろう。何をする為に学校に来ているんだろう。1分1秒でもゆきに会いたくて、その為に勉強だって頑張って。全部ゆきと会う為に。それなのに、なんで、どうして。サムだって学校にはいるけど、クラスは違うし。孤独の中戦わなきゃ行けない。とても苦しいし、とても辛い。

ある日、久しぶりに学校へ行った時、サムにある人を紹介された。

『葉月、一緒帰ろー?』
『いいよ。帰ろ!』
『あっくんも一緒でいい?』
『うん別にいいけど』
『あっくーん!帰ろー!』
『ちょっと待ってて。準備するから』

『お待たせ、帰ろっか。』
『あ、初めまして。南葉月です』
『前田晶です。俺、名前覚えるの遅いけどごめんね。』
『別にいいよ。前田はいつからサムと仲良くなったの?』
『いつぐらいだろ?気づいたら仲良くなってた。ほら、めっちゃ明るくてさ。誰とでも仲良くなれるじゃん。こいつ』

私は『確かに。サムって太陽みたいな存在だよね』と言い、サムの頭を撫でた。それに同感してくれた彼。この人ならサムのことを任せられるって不覚にもそう思ってしまう自分がいた。

もし私が死んだらサムのことよろしくね。

頭の中で考えていたこの言葉を思わず口に出して言ってしまったらしい。出会ってすぐだというのに『あなたが死なれたら俺が困る』と言った。なんで、こんな私にそんなことを言ってくれるんだろうとその時は疑うことしか出来なかった。




続く。






この小説は実話を基にしたフィクションです。
登場する団体、名称、人物等は実在のものとは関係ありません。





まいど❗️

左腕が死んでます

じぃです🍀


第7話ありがとうございました🙏
ようやっと晶くん登場してきましたね。
さて、あのセリフはいつ出てくるのか?
明日もお楽しみにください。


まだ痛いよー
あと眠いよー
それで、弁当作れなかったよー

ご飯抜きだよー
お腹痛いよー
頭も痛いよー
俺死ぬかも笑
って言うと
死ぬなっていうツレがいます笑
ツレに感謝して私は生きる!
ツレと酒飲むまでは死ねん。
ってことで
ツレが生きてるなら俺も生きてる
相棒が生きてるなら俺も生きてる

あとね。
新しい仲間が増えました。
名前何にしようか迷い中…
お姉ちゃんかな…
小説のこと褒めてくれる大好きな姉です✌️
姉ちゃん生きてるなら俺も生きてます✌️
姉ちゃーん!!
ありがとーー!!


それじゃ。
ほんじゃあね👋



じぃ。

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