生きてるだけで偉い #15










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生きてるだけで偉い

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生きてるだけで偉い。

〜葉月‼️久しぶり‼️〜
〜ゆき?なんで??〜
〜逢いに来ちゃった〜
〜なんで急にいなくなったの?なんで教えてくれなかったの?なんで、ねぇなんで‼️〜
〜ごめんね。葉月に迷惑かけたくなかったの。私のせいで葉月を困らせたくなかったの。どこか遠慮してたみたい。そんな遠慮は要らなかったのにね〜
〜そうだよ。ゆきは生まれた時から私だって決めてたんでしょ‼️〜
〜ほんとだね。ごめんね、葉月。〜
〜あのさ、なんで私の所に来てくれたの?〜
〜そうだった、そうだった。葉月に伝えなくちゃいけないことがあって逢いに来たんだ〜
〜もう忘れないでよー〜
〜ごめんてぇ〜
〜伝えなくちゃいけないことって?〜
〜あのさ、葉月は別に恋していいんだからね〜
〜何言ってんの?私もゆきしか居ないのに。ゆきだけなのに〜
〜そのうち分かるから。葉月は私以外にもちゃんと恋をして、ちゃんと幸せになって〜
〜なんで、なんでそんなこと…〜
〜これは、私の分もなの。葉月が幸せだと私は幸せだから〜
〜それは私もだよ。ゆきが幸せだと私も幸せ。それなのにゆき居なくなっちゃったから〜
〜それは違うよ〜
〜違くないよ〜
〜違う。私は居なくなったから分かるの。葉月にはもっともっと幸せが溢れてる。もっともっと幸せになるの。きっと今葉月のそばにいてくれるサムくんとか晶くんが葉月を幸せにしてくれるから。だから葉月は生きて。お願い。葉月は生きてるだけで偉いんだよ。葉月は未来を変えられる。だから、私の分まで私よりもっともっと生きて。生き続けて。葉月と一緒に居れて最高に幸せだったよ。バイバイ、ありがとう。葉月、大好き〜

そこで夢は終わった。
夢から覚めた私は涙を流していた。

あの時の幸せって今なのかな。晶と話せない今私は幸せなんだろうか…

でも…
晶のことが本気で好きになった。最初は軽い気持ちだった。晶が恋を出来たら、その恋の1歩に近づけたらってそう思って、軽はずみで告白した。それは、ゆきが好きな人を作って欲しいって言ってくれたのと同じだ。

恋とか友情とか、私にはそんなの分からないけど。男女の友情も、女の子同士の恋も必ず存在すると思う。だって、私はサムや晶のこと親友だって思ってるし。ゆきも最愛の彼女だって思ってるから。それに、私は私のままで生きることが出来る。今日の私は今日しかいない。それをゆきが教えてくれた気がする。生きてるだけで偉いから。今日私が生きたら、今日の私は世界一偉いはずだ。

晶が『あなたが死なれたら俺が困る』って言ってくれた時、本当に辛くて苦しくて何が何だか分からなかった。でも今ならわかる気がする。私も晶やサムが死んだら困る。もちろん、ゆきだって。でも、今は晶もサムも生きてる。
ゆきも私の心の中で生き続ける。
生き続けるから。

空を見上げれば、ゆきの写真を貰ったあの日と同じように青く広がり輝いて見えた。
1月20日。私が初めてゆきに会った日はゆきの17回目の誕生日。

ゆき!生まれてきてくれてありがとう!
これからもずっとずっと、私の心の中で生き続けてくれますように。

天を見上げ、そう呟いた。空は不思議と笑ってるように感じた。







完。






この小説は実話を基にしたフィクションです。
登場する団体、名称、人物等は実在のものとは関係ありません。



まいど❗️

無事に終了しました‼️

じぃです🍀


9月12日から始めた小説『生きてるだけで偉い』もついに最終回を迎えることが出来ました。読んでくださった皆さん、愛してくださった皆さん本当にありがとうございます😊

今回、この小説は僕の実話を元に書きました。ネットで好きな人が出来たこと、その相手が異性ではなく同性だったこと。会う約束をしていたのに結局会えなかったこと、突然連絡が途絶えたこと。実際にお付き合いは出来ませんでしたが、僕にとっての彼女はそれぐらい、その何倍も大切で大好きな人でした。その彼女を忘れるために、彼と付き合い始めました。4ヶ月で、彼とは破局し現在に至ります。彼のことを好きになったこと、心がもどかしくなり彼と話さなくなったこと、好きが増していくに連れて好きが怖くなっていきました。

僕はもう恋などしないと決めて、今年で3年目になります。ですが、その3年間に2回も好きな人が訪れてしまいました。どれも叶わぬ恋です。心のモヤモヤを浄化させるためにも本作を書き続けてきましたが、結論から言うと分からなく終わりました。ただ、恋愛としての幸せが1番なのか友情としての幸せが1番なのか僕にはわかりません。恋愛は自然と訪れるものです。心が苦しくなったり、温かくなったり、その人がいることで、その人が生きてくれることで幸せになれます。友情は偶然に訪れるものです。気付いたらそばに居ることが多くて、気づいたら安心する空間がそこにある、その人がいることで、その人が生きてくれることで嬉しくなります。

これは、あくまでも個人的な恋愛と友情の違いです。恋愛は必ずしも男女とは限りません。友情も同様に同性とは限りません。男女の友情なんて有り得ないとか言うけれど、僕はその人といるだけで安心する空間があるのなら友情だと思います。遠慮もせずに気軽なく話せる人こそ僕にとって特別で大切な人です。恋愛と結婚は同等のように見えて、同等では無いと感じています。友情の先にあるものが結婚。僕は、結婚しないと断言している身なのでわかりませんが。そばにいてくれる、安心する空間を持てる恋人関係であれば結婚なのかもしれませんね。

ここまで書いてきましたが、何が何だか分からなくなってしまいました笑。僕は一体何が言いたかったんだろう?笑ひとつ言えることがあるとすれば、人間は必ずしも同じでは無いということです。みんなそれぞれ悩みを抱えながら自分が考える幸せをみつけて、探し続けています。その過程こそが、どんな困難よりも1番偉いこと。僕らは生きてるだけで偉いんです。

最後に。僕は去年の9月から約1年間、本気で死と向き合っていました。どうやったらどうしたら僕はいなくなれるんだろう。気づいたら学校に行けなくなり、自分の幸せが分からなくなっていました。本当に地に堕ちたような感覚でした。ですが、この小説にもあるように大切な友達と出会い、その友達のために生きようと思えるようになりました。自分としての希少価値はなくとも、僕を必要としてくれる人がいる。こんな僕でも必要としてくれる人がそばに居るという喜びを実感しました。学校にも行けなくなっていた僕が、この小説や日記のおかげで無事9月を乗り切ることが出来ましたぁ‼️
色んなことがありましたが、あと3ヶ月で今年も終わります笑。そして、あと半年もなく学校も卒業します。

もっともっと生きて、もっともっと幸せに巡り会えることが出来ますように。
改めて、最後まで読んで下さりありがとうございました‼️
(日記が終わるわけではないのでご心配なく)

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最後に今日のお弁当のコーナー。
本日はこちらです。

やさいふりかけご飯
ポテマカサラダ(自作)
唐揚げ(市販)
鶏つくね(市販)
卵焼き(甘め)

卵焼き焦がしちゃいました💦
ポテマカサラダは簡単なので皆さんもぜひ。
手順はじゃがいもを蒸かして、ゆで卵とミックスベジタブルと沸騰したお湯でゆだいたマカロニを一緒にぶち込んで、潰して、マヨネーズ、塩、胡椒を入れるだけ!テキトーです。料理はテキトーが筋ですから😏




それでは、
ほんじゃあね👋






(来週からどうやって生き延びようか、日記の計画立てないとな笑)





じぃ。

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