開発部デッキ『火闇邪王門』でデュエマを始めた話



1.初めに

初めまして。葉といいます
ボードゲーム好きのため普段は身内とデュエパーティーのみを遊んでおり、オリジナルの構築で遊ぶのはサイキックが実装される十年以上前ぶりという化石人間です。(別のTCGやDCGは色々と遊んでいました)

リソースを確保しながら殴るミッドレンジデッキが好きなのと、昨今のデュエマの盛り上がりをみて、デュエパーティーだけでは勿体ないなと思い、今回の開発部デッキでオリジナル環境に復帰してみました。

まだ大会に出たことすらなく、ろくにフリプも出来ていませんが、せっかく組んだので記録を残したいなと思いデッキを載せてみようと思います。
構築については対戦動画などでなんとなく環境デッキの動きを知っている程度のにわかなので生暖かい目で見てもらえればと思います。


2.デッキリストとコンセプト

自分で元構築のまま回したり、いろいろな対戦動画やXのポストを観るに、ザ・トリッパーが強い、と感じたのと、
基本の動きである、4T目までに盾3枚回収からバクロ⇒邪王門でWIN!以外の太いルートが欲しいと考えたため、侵略ギミックをマシマシにして組んでみました。

例えば3Tトリッパー、4Tバクロからフォーミュラ侵略の動きなら必要札3枚でGSケアをしながらジャスキルが組め、この際構築上枚数が増えがちな多色カードを2ターン目までマナに逃がせるという強みがあります。
他にも3Tトリッパーからフォーミュラ侵略、2回目のアタック時にブラック(デッド)ゾーン侵略+バルチュエリスor2ターン目に出した生物で、上振れ3キルも狙いに行けます。
それ以外でも3Tジャドクから4Tの動きでバクロが引けていない場合でもトリッパーからの侵略でリーサル狙いも出来るようになりました。
その他、邪王門から墓地侵略が落ちた場合、相手の面を除去しながらリーサルに向かうことができるようになる為、やれることの幅が通常の火闇邪王門よりも大きく膨らんでいると思います。

3.採用理由

次に各枚数の採用理由について挙げていきます。

2マナ 11枚


初動枠。生きるサイバーダイスことカンゴク4は確定で、残りの候補としては受けのコダマンマGSと攻めのスプーン=ンプス、そしてカンゴクの5枚目以降になるサーイサクルあたりでしょうか。
候補の中からはマジックの動きの起点となるカラクリバーシの1点や、開発部デッキが発売されたことで増えるであろう同型対決、赤単相手等に刺さることからコダマンマGSを優先して4枚採用しました。
次に場に出した後除去されたり、邪王門で落ちたりした後次の動きの候補にもなるスプーン=ンプスを3枚採用。
計11枚採用したことで、先攻2T目までに1枚以上引ける確率が87%になりました。
1枚減らすと84%、1枚増やすと90%で2T目までに1枚以上引ける計算になります。
よく議論に上がるポケモンのだいもんじが信頼できるか問題ですが、初動を10枚にすると命中率85%のだいもんじ以下の数値となってしまい、気持ちが悪いなと思ったので11枚以上にしようと思いました。
キリ良く12枚採用で90%と言いたかったのですが、枠が足らず11枚の87%で妥協する形となりました。
闇単色が少ないため、今後どこかの枠と1枚入替を検討し続けることになりそうですが、現状アビスラッシュがインクの染みにも思える為、そのまま11枚でしばらくは回すことになりそうです。
ちなみにサーイサイクルはドゥポイズ等で仕事をする前に除去される可能性があり初動としての信頼性が薄いことから採用から外れました。

3マナ 8枚

ザ・トリッパー4枚
ジャドク 4枚
それぞれ出たターンには相手の動きを妨害しつつ、続くターンに侵略や鬼タイム達成によるブレイク数増加でフィニッシャーの役割を果たすことのできるカードな為、最大枚数採用しています。
ジャドクに関しては、受け札として邪王門をプレイした際にアンタップ生物の破壊とバトルで2面止められる、この構築上で唯一といっても過言ではない当たり札ということは意識しておきたいです。
侵略を絡めたトリッパーの殴り方はかなり奥が深そうなのでこれから学びを深められたらなと思います。

4マナ 4枚

このデッキの表ルート、バクロ法師。当然4です。
2T目にカンゴク、3T目に盾回収生物プレイから4Tバクロ+邪王門+ジャオウガOGの物量攻めがメインプランとなっていて、鬼エンドが達成できていなくても、トリッパーからのフォーミュラでリーサルルート、ジャドクの2点からのバクロ3点+バルチュエリスでのリーサルルートなどと、バクロを引けるゲームが一番簡単で強い立ち回りになります。
ただし、バクロが先攻4T目まで手札に通過する確率は、(初手5枚+盾回収3枚+ドロー3枚=11枚)約56.5%程度しかない為、決して太い道とは言えません。
その為、今回の構築では侵略ギミックを5枚採用してバクロに頼り切らない道を作りました。

5マナ 8枚

バルチュリス4枚
ジャオウガOG4枚
殴るデッキのお供のバルチュリス。
手札でかさばっても腐るので3~4枚の間で迷いましたが、多色の枚数が膨らんでしまうこの構築ではむしろ4枚入れることでマナに置きやすくなるメリットの方を取りました。
ジャオウガOGについても枚数はかなり迷いましたが、侵略元がトリッパー4枚だけでは心もとなく、また環境にもジルコンやガシャゴンなどの汎用ブロッカー、受け札としての秩序の意思もある為、4枚しっかり採用してみました。
秩序の意思ケアで最初のアタックで宣言せずに刻む宣言もあるということは意識しておくようにしたいです。

邪王門 4枚

コンセプトのひとつ。といってもバクロが絡まないと最速プレイが難しく、そのバクロも前述のとおり約44%で引けないゲームが発生することから、枚数配分についてはかなり迷いました(2~4枚間で)
今の構築上アポロは受けられない為、2枚まで減らしてバラドを入れようかとも思いましたが、トリッパーが強く刺さる為、先攻3Tアポロだけ割切って攻めでの最大値を取ることにしました。
同型などに対してはジャドクという回答札もある為ある程度受け札としても信頼できると思い込んでいます。
むしろバラドは2枚採用しても後手2Tまでに盾含めて手札を通過する確率が51%しかないことから、アポロ対面はジャンケンに勝つ50%を通すことに決めました。

侵略 5枚

配分はフォーミュラ3、ブラックゾーン1、デッドゾーン1です。
フォーミュラ4枚目は3点侵略の2枚目に枠を譲る形になっています。
今後回していく中で、邪王門の取り回しに不具合が多発(バクロ絡まず盾0で殴れないなど)したら邪王門と1枚入れ替えようと思います。
3点侵略は他候補としてレッドゾーンもあったのですが、邪王門から落ちる上振れや、ゲームが長引いた際に再利用できることから墓地侵略持ちを優先しました。
その中であえてデッドゾーンを採用したのは多色と黒単色の枚数調整の為です。
この構築では多色17枚、黒単色がデッドゾーン込みで8枚となっている為、色事故のケアで1枠ブラックゾーンではなくデッドゾーンにしています。
といっても焼ける範囲9000がどこまで有効なのか知識と経験不足が大きく出ています。
そのうち大人しくブラックゾーンの2枚目になっているかと思います。
現状だと天門から出てきたペルフェクトの処理が出来るくらいしか思いつきませんでした。

4.環境デッキ対面

エアプだからよくわかりません(CS未出場故)。
なんとなくこれはあれに刺さるし良い動きしそうだなあなんて思ったり思わなかったりしますが、それは今後大会に出て負けながら覚えていこうと思います。

5.おわりに

デュエマ、超久々に同じカードを複数枚入れられる遊び方をしてみましたがこのゲームめっちゃ面白いですね。
X見ると特に火闇邪王門なんかは十人十色の改造案が出ているようでした。
直近のデッキは完成度も高いみたいですし、コンセプトの分かりやすいデザイナーズデッキもかなり多く初心者でもデッキを作りやすい(値段は見ない)と思います。
最近はCSの開催数も多く、年に何度かは超CSやGPといったサイドイベントも充実した大型イベントも開催されていて、遊ぶ土壌はしっかりと出来ているようで。
今こそみんなもやろう!デュエルマスターズ!!

そんでだれか遊び相手になってください。お願いします。


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