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最初から正解なんて誰も知らない

今日はただの屁理屈って言うかずっとなんなんだろって思ってることを持論を交えてつらつら書いていこうと思います。
多分もっと音楽に詳しくてめちゃくちゃ知識ある人からしたら何言ってんだこいつって話だけどね。別に持論を展開してるだけだから途中で飽きたらそこで読むのやめても何にも問題ないよ。

で、早速本題なんだけど
よく雑誌とか色んな媒体で見聞きする

『原音に忠実』

ってやつあるじゃないですか。
そんなの聞いたことねーよって人はそんなにいないんじゃないかってくらい、
音楽にはくっついてまわる言葉だと思うんですよ。

その『原音に忠実』って言葉に対して
ずっと思ってるのが
何をもってしてそれを原音とするのかって話。
色々考えてるとそもそも原音って何?ってなってくるし。
なのでまず原音とは何かインターネッツで調べてみました。

げん‐おん【原音】
1 外国語・外来語の原語の音。「原音に忠実な表記」
2 再生音に対し、録音の素材となった、もとの音。

まさになるほどわからんってやつ。

ちなみに原音って検索に打つと

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これもんですわ。
このうちの何割が原音とか言うものを理解して検索して何かを買ってるのか。
まあ別にそこに関しては実際どうでもいいんですけどね、
何を考えて何を買おうがその人の勝手だしね。

で、最初の話に戻るけど
結局原音ってなんなのさって話な訳。
録音の素材となったもとの音って
例えばギターの素の音ってことだよね。
アンプとか通してない音。
じゃあギターの原音って何?
シールド挿して何かしらに繋いで出した時の音?

でもそうなると
スピーカー特性とかパワーアンプとかプリアンプとか色々なもの通過して出てきた音だからもはや原音じゃなくねって思うよね。
そもそもギターからスピーカーの間のケーブルでも音変わるし。
別に歪ませなくてもスピーカーから音出すには最低限パワーアンプは通る訳じゃん。スピーカー直挿しできる仕組みとかあればちょっとは変わってくるけど、
結局そのスピーカーの特性で音変わるじゃんね。
スピーカーの特性とか諸々の特性が全部一緒なら誰も色んな機材物色したりしないでしょって話になってくるし。
あと使用回数によって当然劣化するから試行の度に全てをまっさらな状態にしないといけないよね。

じゃあ周波数が全部フラットならスピーカーの特性はなしと考えればいいのか。そんなスピーカーある?まあ原音って言葉が蔓延するからには多分あるんだろうけどね。
じゃあスピーカーはどうやって音出すのってなるじゃん。パワーアンプじゃん。
フラットなパワーアンプもあるとしよう。

ちょっと興味あります。

じゃなくて、
フラットなのが果たして原音なのか。
まあ原音ってことになるでしょう。

じゃあここまでの前提条件としてシールド、パワーアンプ、スピーカー共に完全に超フラットなものを使った場合のみ楽器とかの原音が抽出できるってことにします。
ちなみにEQとかで補正するのはなしね。
あとケーブルとか機材を通過すればするほど音は変わるじゃん。
ギターからスピーカーまで一切の劣化なく音を出すことが絶対条件になるよね。
劣化、変化した時点でもはや原音じゃないし。
どっかで劣化したけどどっかで増幅してフラットになりましたって可能性もあるじゃん。
だからまずすべての機材をフラットかどうか確認する作業からスタートしないといけない訳。

果たしてそうやって抽出した原音とされるものは音がいいのか否か。
しかも聞く人によってまた違う訳じゃんね。
耳とか言う厄介な器官が聞き取る訳なんだから。
耳に達した時点でその人の聞き取り方で、その原音とされるものの音は全然違う訳じゃん。
Aは高音がシャリシャリしてた、Bは低音がよく出てた、Cはなんも聞こえなかったてなった場合
その人たちはどれが正解なんだろうってなるじゃん。
下手したら戦争にまで発展するかもしれないじゃん。
まあ完全にフラットな状態で出してます
って確証があるんならそいつの耳の問題だろでこれは終わる話だけどね。
あとその日の気温とか湿度とか体調によっても変わるし。
よくロサンゼルスで録ったら音がいいぜってのもあるじゃん。
それくらい音って不正確な情報だよね。

色々踏まえて
作る段階の人たちが原音に忠実とされるスピーカーとかケーブルを求めるのは普通にわかるし、自分も欲しい。
最初の段階では味付けのない音が出るのがやっぱりいいしね。

ただ、
普通のリスニング用途のヘッドホンとかで原音に忠実ってなるともうよくわかんないよね。
多分だけど
マスタリングして書き出したまんまの音です
みたいな意味なんだろうけどね。
そうなると原音の本来の意味とは違うじゃんって屁理屈は置いといて。
そこのスタジオのスピーカーとか部屋鳴りとかを再現しないと実際違うよね。
そのエンジニアの人の耳もあるしね。
まあどの環境で聞いても大体同じように聞こえるようにミックスとかマスタリングやるからあれなんだけど。
厳密に言えば違うよね。

ここまで書いて自分でも何言ってるのか、もはや自分が何を考えてるのかもわからなくなってきたのでこの辺で終わります。

まあよくわかんないとか言いながらケーブルとかスピーカーとか変えちゃうんだけどね。
原音がどうとかなんとか言うけど、結局は好き嫌いじゃないのって話ですね。
良い音なんてものも人それぞれだしね。

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