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ポット•ザ•プレミアムは実現されるのか

幻闘戦完走記念に書いてみます。完走された方もまださらにポイントを積む方もがんばってください。
1. ポット•ザ•プレミアムとは?
 既にプレミアムって何? プラチナムじゃないの? という方もおられるかと思います。
 プレミアムは簡単にいえば幻闘戦版のプラチナムで、本来は総合SSを達成した場合に貰える記念カードでした。
 プレミアムについて運営は、総合SSの価値がプラチナムと比べて低いのでしばらくは報酬から外す旨を発表しており、プレミアムが報酬一覧に載っていたのは黄昏の書の最初の1週間のみなので、忘れている方も多いでしょう。

2. 外された経緯
 プレミアムが空戦の書以降復帰されていないのは前述の通りです。黄昏の書で廃止された理由について記します。
 黄昏の書は空戦、英雄の書と異なり、28日間の開催、1週間ごとにボスが追加されていくルールでした。各ボスについて毎週個別等級10を達成し続けることが必要でした。
 しかし、最初のアフリト戦でターン数等のボーナスポイントが想定の3倍となる不具合が発生していました。

刻印26でも30に近いポイントに


プレイヤーからしたら初めての幻闘戦で勝手も分からず、「ああ、こんなものか」と思った方も多いでしょう。
結果として2週目のエンテレケイア戦以降のポイントは元に戻りましたが、想定より易化したことからプレミアムは第2回以降に持ち越しという形になりました。その後第3回が行われている現在まで追加されておらず、図鑑No.14077は未だに空欄のまま放置
されています。

このページが埋まっているプレイヤーはいないはず

3. 運営の思う価値のプレミアムは可能なのか?
 いきなり結論から書きますと、私は現状ではほぼ不可能、仮にむりやりどうにか価値を創出してもろくなことにならないと考えています。総合SSだけでなく、多くのプレイヤーにとっての目標、ノルマとなる総合Sとの兼ね合いが困難となるためです。
 空戦の書、英雄の書の形式で考えた場合、刻印25、28、30でターン数、正答率、回答速度の全てでSSを取った場合、個別8、9、10に達するのに必要な回数は以下のようになります。
個別8:25で18回、28で13回、30で8回
個別9:25で24回、28で17回、30で10回
個別10:25で36回、28で25回、30で15回

上記の結果、総合S、SSに達するのに必要な回数は以下の通りです。カッコ内は5回で切り上げた場合の数値です。
総合S:25で84回(90回)、28で60回(70回)、30で36回(40回)
総合SS:25では無理、28で100回、30で60回

まとめると、
刻印25:2日残してEXASは解放できるがプレミアムは無理
刻印28:1日も休まず参加し続けてギリギリプレミアム獲得、総合Sには1週間ほど余裕がある
刻印30:6割参加すればプレミアム取得可能

ここから考えると、プレミアムの価値を魔道杯総合100位と同程度にするには刻印28の想定達成人数を各クエストで500人から多くても1000人程度、総合30は100人から200人程度といったところでしょうか。これほどの難易度のクエストとなると、刻印25ですら相当の難易度となる可能性が高いでしょうし、拘束時間の長さを考えると総合Sの取得難易度は魔道杯上位35%よりもはるかに高いでしょう。
 魔道杯ならば難易度が低かろうと高かろうとプレイヤーは目的の報酬、順位を求めて周回するため、一定の難易度に自動的に収まります。しかし、幻闘戦ではシステム上、運営の想定を超えるデッキが開発されてしまえばデッキの精霊を所持している限り全てのプレイヤーが同じように攻略できます。
回数制限もあることから自動的な調整は働かないので運営は以下の調整を行う必要があります。

•刻印28、30の想定デッキを事細かに練り上げる。
•その攻略をできるプレイヤー数を考慮し、一定人数以下に抑える
•なおかつ刻印25の難易度を上げ過ぎず、半分程度のプレイヤーに攻略の余地を残す

この調整を既存のクエストに刻印を付与することで調整するのはほぼ不可能でしょう。刻印28で攻略するなら例えば種族○○のみ、難易度地獄、不利属性のみといった鬼畜刻印は真っ先に外されますし、刻印28を現在の30と同じような難易度とするなら刻印25も今より難化します。

英雄の書は種族統一が無かったのでアレンティノから引っ張ってきました


プレイヤーの幻闘戦離れ、ひいては黒ウィズ離れに繋がりかねない以上、刻印28の難易度を今より上げるのは難しいでしょう。

4.まとめ
上記の理由から、幻闘戦で運営が思い描くようなプレミアムの実装は不可能と考えています。
ここから大改革が起こってプレミアムが実装されるのか、図鑑の謎の空白として残り続けるのか、注目していきたいと思います。


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