子供の頃の夢は適当でいい。

「子供の頃の夢は適当でいい。」

録画しておいたSWITCHインタビューを見た。

マツコロイドを作った石黒浩阪大教授と、モノマネ女王の清水ミチコの対談で、どちらも「人間に似せる」という関心を持っているところに共通点があるから、今回の対談の話になったと。

そんな中で、特に印象に残ったのが、石黒浩教授の言いきった、冒頭のセリフ。

「子供の頃の夢は適当でいい。」

子供の情報量はごく限られた世界でしか得られない。
要するに、視野が狭い状態で夢を持ったとして、まわりにある可能性を潰すことになるんじゃないか、という根拠。

これについては、武井壮も別番組で同じことを言っていた。

「僕らがこの年になって、いろんなことが分かって、お金のこととか、人のこととか仕事のことがわかって、“俺、今からこれをやりたい”って思って、それを目指してその目標を達成できるってことの方が、全然、夢あるじゃないですか。」

これは、私が高校生の頃から感じていた悩みに近い話。

当時私は、進路を決めようにも特に何をしたいというものもなく、目標もないから勉強に対する意欲も沸かない。

卒業式が終わり、家に帰るまでの30分程度の間、物凄く不安な気持ちになったのを覚えてる。

何にもない。
この感覚は恐怖でしかない。

でも、その後適当なバイト人生を10年近く送っていたが、そこから正社員になれたし、今じゃ家族を持つようになってる。

案外、社会はしっかりしてないんだなと思った。


話を戻すと、子供の頃の夢は適当でいいという話は、大いに賛成です。



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