【雑解説】Aチェーン概論

この記事はジャグリングアドベントカレンダー2023用の記事です。

自分が作った技について、雑に解説してみました。練習に役立ててくれたら幸いです。

Aチェーンとは

フラワースティックのデュアル技。
2012年頃に私が作りました。

アス比がおかしいけどこんな技

↓多分、載っている最古の動画。5:06頃〜

11年前?嘘だろ?

何で「Aチェーン」という名前なのかというと、
元々名無しの技として放置していたところ、数年後に他のジャグラーに勝手に名前をつけられ、語感がいいのでそのまま技名として採用したのが由来。
ちなみに似た名前の技で「Bチェーン」があるが、実はBチェーンの方が1年以上前の技だったりする。

前提条件

必須スキル

  • フラワースティックのデュアルプロペラ

    • レベル感としては、ピルエットなしの2up→復帰くらいができていればOK

  • プロペラ→ソー面の回転変換

こういうやつ

できればできて欲しい

  • デュアルのストップアンドゴー

    • タイミングを計るためのものなので、多少汚くてもOK

やり方

※以下、右手で引っ掛ける場合

  1. 通常のデュアルプロペラをやる。

  2. 周期を左右で揃える。

    • この作業が必要なので、デュアルストップアンドゴーを推奨している。

  3. 右手でベルスピンの用意をする。

  4. ↑から一周期後、左のセンタースティックをソー面に変換するように90度回す。

  5. 90度回るくらいのタイミングで右手のベルスピンが追いつくので、センタースティック同士を引っ掛けて飛ばす。

    • このとき、左のセンタースティックの回転を微妙に残しておくのがコツ。

  6. いい感じに分離するので、頑張ってデュアルプロペラに戻る。

応用

変則2upと捉えることができるので、ピルエットが入る。デュアルプロペラ以外の技に繋げても良い。

左のセンタースティックの回転を完全に止めた状態でAチェーンを行うと、角度をつけたまま飛ばすことができる。
うまく回収できれば、クロスアームデュアルプロペラに繋がる。

こんな感じ

おわりに

なんでこんな記事を作ったかというと、過去にこんなことがあったから。

  • 過去にいくつかの大会で、(個人的には)あまり構造が綺麗じゃないAチェーンを見た。

    • 最初から90度傾けた状態でストップアンドゴーをしてた。

    • 複数例確認。なお、いずれも数年前(コロナ前)の話。

  • TL上で「あれ?なんか違くね?」となる構造の技を見つけた。Aチェーンと言ってた。

    • 個人が特定されそうな気がするのでいつ見たかは差し控える。

そのまま言うとお気持ち表明みたいになってしまってあまり良くないのと、折角の機会なので、このような解説記事を書くことにした。

微妙に乱数が絡む技だけど、制御しやすい方なので是非やってみてほしい。
ルーティンでさらっと披露すると、海外の激ウマジャグラーにめっちゃ驚かれるぞ!(※実話です)

それでは。

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