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「カタカムナ文献」~ウタヒ第3首

ウタヒ第3首

読み方

「フトタマノミ ミコト フトマニニ」

捉え方

中心図は「フトマニ」です。
前記事から「生命の誕生」を描いているのではないでしょうか?
そして、音声符を重ねた図象符「ミコト」が出て来ました。
これは何を意味するのでしょう?
このようなイメージが湧いてきます。

研究者たちの「解釈」

「2つ力が重合して、独立的に出現した極微の粒子は、アマ界において変遷(へんせん)する生命の実体である。
その根源は、繰り返し重合し、2つの力の重合によって、アマ始元量が定着的に発生し、現象粒子として定着されるのである」

私なりのイメージ

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上図は、「フトマニ」のしくみを図にしたものですが、カムヒビキを受け取ったサヌキ以降の現象を解説した「ウタヒ」だと考えます。
「アマウツシ」によって発生する生命の構造は、下記のようになります。

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「フトタマ」とは、この2つの構造の「カムの世界」と「アマの世界」を指し、「ノミ」とは、「時間をかけて出来る実体」と言う意味ですので、この2つの世界で、ゆっくりと時間をかけて出来る実体が、「ミコト」で「フトマ」「ニニ」となります。

音声符を参考にして、言葉の思念から読み解くと、「ミコト」とは、「転がり入り統合する」と言う意味です。さらにこれは「図象符」になっているので、統合した結果、作り出された「単体」を指しているのでないでしょうか?これが命(ミコト)を指すと私は考えます。

そして「フトマ」とは、「増え続け2つ統合した陰陽の受容」となるので、ミクマリの「魂」(心)を指すのではないかと考えます。「ニニ」とは、「次々と圧力がかかり続ける」となります。

イメージをまとめると、
「カムとアマの世界で、ゆっくりと時間をかけて命が出来上がり、これが増え続けて、陰陽の2つが生まれ魂となり、それは次々と活動し続ける」と私は解釈します。

ここで少しだけ整理

ウタヒ第2首で、「ヤタノカガミ」を解釈しましたが、今回の「フトマニ」でも「魂」が入りました。
「ヤタノカガミ」では、魂が入って「カミ」が「単体」(図象符)となりました。
今回の「フトマニ」では、「ミコト」が「単体」(図象符)となり、魂となりました。

「ヤタノカガミ」は、カタとカムの世界から「魂」が生まれ「カミ」の存在を唱えています。
「フトマニ」では、カムとアマの世界から「ミコト」「魂」が生まれ、私たちのような生命体が出来上がる事を唱えています。

「カミ」は、生命であり「生命体」では無い事がわかります。

響かせ方(カタ)

今回は、「濁音」や「数的」な思念はありませんので、「清音」で響かせましょう!
私たち生命体が発生する状況を、「カタ・カム・ナ」の世界でイメージしてください。

「フーー トーー ターー マーー ノーー ミーー ミコトーー フトマニーー ニーー」


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