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むかし書いたやつ

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むかしたくさん書いたやつをまとめておきました。暇すぎて暇すぎて震える人だけ読んでください
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#旅行

希望のありか

東北!にきた! いえい。怒涛の夏休みの幕開けである。 僕はこの夏休みを楽しい素晴らしいものにするために躍起になっていた。 CFFの過去キャンパーで行われる東北スタディツアーに参加した。 群馬から車を出す僕のために前日の22時に愛知から高崎駅まできてくれた最強男はあの林である(過去ブログ参照)。 林も同じく夏季休暇を利用しての参加だった。愛知と群馬なのにすごい頻度で会っている。 僕らは群馬で合流して、2時間早く集合場所の大宮に着いた。 さっそく時間配分がこのザマだ。道中、温

いざ、マレーシアへ!

「これまでの過去があったから今の私があるんです!」 だってそりゃそうだろう。全員そうなのだ。 「親がいたから私がいます」 「種を植えたのでスイカが実りました」 「夏だから暑い」 そりゃそうだろう。 だが誰しも 「あの時の経験のおかげで、自分の人生の方向が変わった気がする」 と思う出来事があるだろう。なかったらごめん。 別にあるからどうとかではなくて、ただ今日はその話をするよってだけだ。 大学1年生の夏休み、僕は海外ボランティアのプログラムに参加した。 当時バイトを

気になるあの子は幾度も死に

群馬県は車の保有率トップの県だ。 そこらじゅうに車が走っている。 というか自転車で爆走する20代などあまりいない。 僕くらいだ。 帰り道に熱唱しながら自転車を漕いでいたら曲がり角におばあちゃんがいて気まずくなったことは誰しもあるだろう。 しかし車なら大熱唱しても大丈夫だ。移動型カラオケボックスだ。 もはや車カラオケが付いているのではなく、カラオケにタイヤが付いていると言っても過言ではない。 僕もドライブ大好きおじさんである。 以前はミラジーノという軽自動車に乗っていた。

②ほぼサバイバル旅行記

その日の銭湯は人生で1番気持ち良かった。 「青春の湯」だった。 高校時代に弓道をやっていたというのに所作もへったくれもないモカは「あじぃ、あじぃ」と言っても何にもならないことを繰り返していた。 高校時代テニス部だったひこまるはものの見事に日焼けした。 こんがり焼けた肌は「テニス部」という刺青のようである。 僕は日焼けが苦手だ。元々肌が白いので日焼けすると真っ赤になる。 つまり全身大火傷だった。こればかりいまだに変わらない。アロエ園に住みたい。 すっかり暗くなったのでコン

①ほぼサバイバル旅行記

茨城には苦い思い出がある。 今回の旅行(遭難に近い)はモカとひこまる(仮名)と共に茨城の海へ向かった。 モカはいつぞやの記事で書いた観葉植物本物派野郎だ。 ひこまるは当時同じクラスだったお茶目ツッコミ担当だ。 3人ともSHISHAMOにはまり「君とゲレンデ」を聞いて涙していた。 なぜ茨城かというと、私の祖母の実家が空き家としてそのまま残っているのだ。 行く前に祖父に「ハクビシンがいるから気をつけろ」という超怖い情報をもらった。 休暇先のホテルのハクビシンがいるなんて一大事

止まれ。お前は入国できない

確か高2の夏だったと思う。 うら若き河内少年はカナダへ飛び立った。 海外研修プログラムへの参加のためだ。ホームステイ&語学学校で2週間弱のプログラムだった。 実はこれは2回目で、高校に入る前の春休み、似たようなプログラムでオーストラリアに行っていた。 物価がめちゃくちゃ高かったのと家の中で犬が狂ったように暴れていたことしか記憶にない。 前回の反省を生かし、前よりは英語も上達し意気込んでカナダへ向かった。 トイレに行きたいのに、機内食を配っている間、機内食のガラガラが完全に