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能登の恵みガスエビや日本酒、そして人のあたたかさ

5/13~14、5回目の能登支援へ行ってきました。
行き先は石川県輪島市門前町。
災害支援NPOありんこ に協力する形で入らせていただいております。

ぼくたちが活動するにあたり、たくさんの方々から支援金を託していただいておりますこと、感謝申し上げます。

今回、子どもたちなどの活動用に、しばらく出番のなかったドラム缶を拠出しました。こちらはぼくからの寄付です。
焚火や焼き芋作りなどで活用していただけるのではないかなと思っています。

前回伺ったご自宅や避難所へ、今回も様子を伺いに行きました。
柏崎の銘菓と、仲間から預かった即席みそ汁やスープなどをお土産に、「また来たよ~」とおじゃましました。
かなりご高齢の方もおられますから、こちらが誰なのかを覚えておられないかもしれませんが、時々誰かが遊びに来る、そんな出来事が日常の中にあるということを大切にしていきたいと思います。
ぼくも、自分のおじいちゃんおばあちゃんの家へ顔を見せに行くような感覚でこれからも伺えたらと思っています。

避難所のみなさんは順次仮設住宅への入居が始まっています。
できるだけ同じ地域の人たち同士で近いところへ入居できるようですが、いつの災害でも言われるように、これからの時期は人と人との触れ合いをどう守っていくかが重要な局面となります。

人の名前と顔を覚えるのは難しいけれど、「こんなところまで来てくれるなんて私は本当に幸せだよ」と繰り返すおばあちゃん。
どうしたらこんなに穏やかな人になれるのでしょうか。
能登の自然の中で人々が繋いできたものは、ぼくが考えていた以上にあたたかく、たとえ地形が変わろうとも、この精神を未来へと繋いでいかなくてはならないと感じています。

ご自分の畑でたった今掘ってきた玉ねぎをお土産に受け取りました。
その手のぬくもり、忘れません。

自宅避難をされている方が通りがかりに声を掛けてくださいました。
「自宅を解体するので、使えるものがあれば持っていってください」と。
ぼくたちがボランティア活動をしているのを知っていて気にかけてくれたのでした。
思い出の品もたくさんあり、大切に使わせていただきます。

夕食はいつも、同行の“あめちゃん”が担当してくれます。
今回もスタッフたちの体を気遣い野菜たっぷりサラダやたんぱく質たっぷりのから揚げを作ってくれました。
そしたら地元石川出身のありんこ代表さゆりさんが、「ガスエビが手に入った!」と買い出しのついでに買ってきてくれて、手際よくから揚げにしてくれました。
ガスエビとは、鮮度が落ちやすく産地でしか流通しないことから「幻のエビ」とも呼ばれているそうで、ある時にしか買えないのだそうです。
磯の香りが口いっぱいに広がる濃厚な味わいでした。

日本酒もこれまた美味しい地域です。
「まるで炎のように、ひとつにとどまらない味わい」(あめちゃん談)
飲食店は再開されているところも多いですから、どうぞみなさん観光でもお越しくださいね!

滞在時間が長くはないぼくたちにとって、拠点となっているお家の整備も大切な役割です。
玄関とトイレ、入口と出口を心を込めて掃除をし、今回はここまでです。

支援物資や食材も煩雑になりがちですが、無駄に廃棄したりしないように冷蔵庫整理も行い、最後はこんな感じでお昼を食べて帰路につきました。

日々いろいろなことが起こります。
たくさんの方々が一日一日を生きています。

ぼくはぼくにできることを
焦らず慌てず
仲間や出会った方々など、大切な人のことをいつも思いながら
長く関わっていきたいと思います。

次は6月中旬に伺う予定です。

≪私たちへ支援金を託して頂ける方は下記へお願いします≫
ゆうちょ銀行
店名 一二八
店番 128
預金種目 普通預金
口座番号 3755664
トクヒ)アソビソダチアイラボ

お振込みの方は、DMなどでお知らせいただけますと幸いです。
避難者へ直接渡される義援金ではなく、ボランティア活動にかかる費用のために支援金です。
交通費や必要物資の購入などに使わせていただきます。

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