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携行缶でガソリンを給油して災害支援に奔走する仲間を支えながら

4/15~16、4回目の能登支援へ行ってきました。
行き先は石川県輪島市門前町。
災害支援NPOありんこ に協力する形で入らせていただいています。

今回も柏崎市内の太田材木店さんから不要なフローリング材を頂いたり、ご家庭で使わなくなった掃除機やオーブンレンジ、布団クリーナー、電気ポット、衣類などをお預かりしました。

前回と同じくトーキョーコーヒーなどなど各所で一緒に活動しているあめちゃんが同行してくれました。
今回は特に炊き出しとしてお役に立てればということで、天然素材の調味料や、オーガニックな野菜などを事前に買い出ししてもらいました。
これらの経費は私に託していただいた支援金を使わせていただいております。

1カ月毎に通っていると、道中、季節の移ろいを感じることができます。
地球で起こっていること、大地で起こっていること、それらをただただ受け止めて、動いていきます。

富山県に入り、半島の付け根辺りから、震災の爪痕を感じ始めます。

輪島市門前町に手作りで進めている拠点「ありんこ」は、たくさんのボランティアさんたちの手によってどんどん進化しています。

でもですね、家の前でガソリンを携行缶から入れる人、見たことありますか?
毎日のように支援活動をしている方は、被災を免れた遠くのガソリンスタンドまで行っている余裕はないわけです。
元日のままの家々の様子も写り込んでいる下の写真が、今回の活動の中で、最も現状を表しているなと思っています。
この人を支えながら地域の方たちのためにぼくらも奔走します。

頂いた電化製品たちは無事に到着し、活躍しております。
現地で使われていた、一部故障しているものなどはこちらで持ち帰り、処分をするお手伝いもしております。

子どもたちや親子のためのプレーパーク事業も「ありんこ」で進めていきたい主な活動とのことで、ぼくたちもプレーパークのような活動をしていますので、こちらもお手伝いしていきます。
今回は、ぼくたちも使っているノコギリと釘を調達し、作業台をこしらえて持参しました。
これらも支援金を使わせていただいております。

拠点内にある棚を改良するということで、その作業もお手伝いしました。

あめちゃんによる食事作り。
まずはスタッフを労う夕食作り。

中心的に動いているスタッフを支えるというのも後方支援としてとても重要なことです。
そして、単に食事をとればいいということではなく、栄養バランスはもちろん、できるだけ体にやさしい安全なものを選んだり、発酵食品を積極的に取り入れたりを意識しています。
1年、2年、いやもっと先まで続くのであれば、食に気を遣うのは当然のこと。
食べることと生きることは直結していますが、ここを意識せずして地球や大地との繋がりは感じられない気がします。

翌日、お昼ご飯を4ヶ所の集会所やご自宅にお届けしました。
本人は謙遜しますが、彼女の料理は本当に美味しすぎた。
料理は愛情が伝わりますから、そういう作用もあるのだと思います。
そしてこれらの食材を揃えることができているのは、ぼくの支援活動に共感して支援金を託してくださる方々がいるからです。
そういう思いも相まって、栄養やエネルギーというものを超えた何かがあると感じています。
そうでなければ、お届け先のみなさんがあれほど喜んでくれることはないように思います。
そのやりとりが心に響き、車内で涙しているぼくたちです。

ぼくたちが拠点で留守番をしている時に、たまたま来てくれたふたり↓↓↓です。
門前町にある高齢者福祉施設へ看護師を派遣しようと、クラウドファンディングを呼びかけているとのこと。
またあらためてSNSでご紹介しますね。

行動力。思っているだけでは変わらない。
ここにはそんな人たちが集い、毎日何かが生まれています。

まだ復興などと言うには程遠い状況ですが、
同じ日本に居ても離れているとなかなか伝わらないものです。
ですからぼくは現地へ赴き、その様子を伝えていきたいと思います。

復興は誰かがやってくれるものではありません。
引き続きどうかお心を寄せていただけたらと思います。

≪私たちへ支援金をお預け頂ける方は以下へお願いします≫
ゆうちょ銀行
店名 一二八
店番 128
預金種目 普通預金
口座番号 3755664
トクヒ)アソビソダチアイラボ

お振込みの方は、DMなどでお知らせいただけますと幸いです。
避難者へ直接渡される義援金ではなく、ボランティア活動にかかる費用のために支援金です。
交通費や必要物資の購入などに使わせていただきます。


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