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震災から半年、ようやく運動遊びで笑っていただくところまできました

7/8~9、7回目の能登支援へ行ってきました。
行き先は石川県輪島市門前町。
災害支援NPOありんこ に協力する形で入らせていただいております。

母の愛情おにぎりを食べながら出発

新潟は南北に(東西に?)長いんです。
端から端までの海岸線は330kmくらい。
普段は柏崎市に住んでいますが、今回は能登からさらに離れた所に位置する、実家がある新潟市から向かいました。

なぜかというと
「前日に村本大輔氏のスタンドアップコメディがある」ということと
「同行するあめちゃんが新潟市在住である」という
ふたつの理由から。

ならば!
たとえ前日の昼間に柏崎市で仲間の市議さんの後援会があって
その後に高速で新潟市へ移動して
終わりが深夜になるかもしれない村本さんのライブへ行って
7/8の朝7時前にあめちゃんを迎えに行く、としても
これはもう生きたいように生きたいぼくとしては
そうするしかないということで
実家の両親に「泊まらせてね」「おにぎり作ってね」とお願いして
7/8の朝は無事にあめちゃんを乗せて出発できたわけです。

村本さんとは、昨年末にぼくが柏崎市で独演会を主催した経緯もあり、震災後もすぐにぼくたちのことを気にしてくれました。
今年の初めからスタンドアップコメディの本場ニューヨークで武者修行中で、現在一時帰国中です。

12月に柏崎で開催した時の様子です!↓↓↓

全国各地でドキュメンタリー映画上映中なのでよろしければぜひ!

能登への道中は、いくつか行き方がありますが、毎回少し道を変えながら、地元や周辺のお店にも寄りたいなと思っています。
今回からご紹介もできればと思います。

羽咋市のコーヒー&ランチさくらや さん

近くの日帰り温泉古墳の湯に入ってから、たまたま見つけたお店。
バイク乗りの人たちに人気で、やさしい定食が食べられます!

さて輪島市門前町の災害支援NPOありんこに到着しましたら、ちょうど、前回ご一緒した名古屋ボラソンの太田さんが炊き出しから戻ってこられました。
この人は一体何度名古屋と門前を往復しているのだろうかと思うほど、動けるときに動きまくっている人です。

とりあえずは拠点の整備です。
前日の日曜日には子どもたちのイベントが行われているので、その片付けなどをしたり、ぼくは裏庭の竹を伐採したりしました。

住みついている猫がいて、「ぼん」と呼ばれています。
ぼくは猫が特別好きなわけではなく、どちらかと言えば犬の方が好きで、動物はだいたい好きです。

冷蔵庫整理をしながら夕食をいただきました。
ボランティアさんたちのからだのことを思って差し入れをして下さるボランティアさんもおられて、手作りのクラフトコーラを、ぼくもありがたく頂きました。

7/9の午前は、仮設住宅団地に併設されている集会所(前回と同様の場所)へ、運動指導へ入らせていただきました。

ぼくがこのポーズをしていると完全に「オーッ」か「(1,2,3)ダーッ」に見えるのですが、最初のアイスブレイクも兼ねた準備運動です。

このあとペアをつくってもらい、運動遊びも行いました。
実は、ワッハッハッと笑い合いながらの運動遊びを取り入れたのは、
7回目の訪問にしてようやくです。

住まわれている方々の雰囲気や体調、表情などをよく観察しながら、今ならできるな、と思ったわけです。
日頃の不安を忘れて楽しんでほしいな、と思いますが、被災後はそう簡単にはいかないわけです。
こちらからの押し付けになってもいけないなと思います。
参加されたい方の気持ちや流れ、波長にできるだけ合わせることを大切にしていきたいです。
それはまあ、いつも子どもやお年寄りの活動で大切にしていることと同じなわけですが。

風フェスからの支援物資、血圧計と体重計も設置されていましたので、測るタイミングは毎日同じにするとよいですよとお伝えしました。

運動後はみんなでお茶を飲んだりお菓子を食べたりしました。
ぼくが「石川の日本酒もおいしいですよね~」なんて話したら、そのあといろいろと話が展開していき、今不安に思っていることなどのお話も出てきて、こういったことを共有し合える場がつくれてよかったなと思うと同時に、他団体さんたちとともに継続していく意義を強く感じました。

事前に情報をもらっていた気になる方のお宅の様子を見回りして、今回の仮設住宅訪問は終了です。

最後に拠点の蛍光灯を調達して交換。
ボランティアひとりひとりが気が付いたことを行いながらよりよい空間をつくっています。

ぼくが子どもを担いでいるとまるでアルゼンチンバックブリーカーでもするのかのように見えますが、
ありんこ代表の娘さんが「帰らないでー」「またすぐに来てー」とまとわりついてきたので、振り回して、「人生はそんなにあまくない!」「でもすぐにくる!」と言ってお別れしました。

帰り道、そういえば羽咋市のさくらやさんが教えてくれた神社があることを思い出しました。
深江八幡神社。
茅の輪くぐりがあるらしく、寄って帰ろうということになりました。

茅の輪を八の字にくぐり、境内が明るいなぁと思ってみていたら、後ろから宮司さんらしき人がやってきて、コーヒーでも飲んでいってくださいなんて言ってくれて、中に入りましたら、なんとびっくり、お茶は飲めるわお菓子はあるわ、ファミンコンはできるは!!!、宮司さんは煙草を吸いに行くは!!!!!

夕方などは子どもたちが自由に出入りもできるようです。
そしてここもライダーさんたちに人気なんだとか。

神社の境内で魔界村ができるというカオスな空間

被災地の方々のことを思い、ボランティアへ行っているのは間違いないですが、ぼくの場合はいつでも行けるわけではありません。
そして災害支援というのは、何年にも渡って長く必要になるものです。
ですから、最初に行こうと思ってから、月に一度、少なくとも1年間は行き続けようと決めました。

けれどもこれがあまりに義務感が強くなると続かないものです。
自分の時間をこれだけ使うのですから、自分がやりたいと思わなければなかなかできません。
ですから、途中での少しの楽しみも大切にしながら、そこで暮らしている人たちによい影響を受けながら、続けていきたいと思います。

被災地支援にかかる備品費や交通費など、支援金を使わせていただいております。
(自分の食費などは自己負担です。もちろんおみくじも。)
たとえば今回の集会所でのお茶やお菓子の準備や、拠点の蛍光灯などにも使わせていただいております。
引き続き募金受付をお願いしておりますが、ご支援いただいている皆様、本当にありがとうございます。

≪私たちへ支援金を託して頂ける方は下記へお願いします≫
ゆうちょ銀行
店名 一二八
店番 128
預金種目 普通預金
口座番号 3755664
トクヒ)アソビソダチアイラボ

ぼくは自分の体を使って、みなさんからのご支援を何倍にもして被災地に循環させてきます!
次は8/26-27に伺う予定です!

と、その前に、8/17-18と、われらが風フェスメンバーがうかがって、イベント開催をする予定です!

そして!8/20に輪島市キリコ会館に村本大輔来るから!


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