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正しいアドバイスの受け取り方

前回の記事でまとめきれなかった後半の部分。
〝正しいアドバイスの受け取り方〟について記述していきます。
受け取り方もそうなんですが〝正しい貰い方〟の方のニュアンスが強くなるかもしれません。どちらにせよ、有益な情報をお渡し致します。

〝正しいアドバイスの受け取り方〟

アドバイスと言うのは〝送る側〟の姿勢が非常に繊細な物で丁寧に作らなければならない、と言うお話を前回しました。
では、〝受け取る側〟はどのような準備と姿勢を用意した方が良いのかと言うのを以下のポイントに別けて解説します。

1.アドバイスを送って貰う人を厳選する。

自分の目的に応じて誰にアドバイスを送って貰うべきかを決めてください。
例えばあなたがプロのイラストレーターになりたいと思っていたら、アドバイスを求める先はプロのイラストレーターになります。
多くの人はプロでないSNSのフォロワーや技術不足・経験不足の人からのフィードバックだけで壁を壊そうとしていると思います。僕もその1人でした。
プロになりたいならプロの人に聴くのが一番早いです。人間は長くても100年しか生きれません。100年しか生きれないのに95で開花しても無意味だと思ってます。最短でかつ的確なアドバイスを得らえる人を頼ってください。

2.親しき仲にも礼儀ありを理解してる人だけを大切にする。

チャート名にもありますが。日本には。
〝親しき仲にも礼儀あり〟と言う言葉が存在します。
これは前回の記事でも書いた〝リスペクトする〟と言う点に含まれるのですが礼節やリスペクトを欠いた意見はあなたを大切にしていません。
〝より良いモノにするにはどう振る舞うべきか〟と言う点を理解してる人を求めてください。
そのアドバイスを送った後作品を作るのは本人です。
その本人に〝より良いモノを作って貰う為の燃料補給〟なのに対して
燃料を根こそぎ奪った上で〝ま、そんな感じで頑張ってくれ〟と言うのは
アドバイスを送る者の資質を満たしていません。

もし、これから先誰かからアドバイスを貰う事があってそのやり取りの中で
作品ではなくその人の人間性や人格を批判したり。言葉遣いからその人が受けてきた教育のレベルの低さが知れるような人からはアドバイスを受ける事は避けた方が良いと思います。

クリエイターに取って命とも言えるのは〝創作意欲〟です。
ここを削ぐようなやり取りは建設的ではありません。
何かを見直した方が良いと思います、ただちに。

3.必ずしも実行する必要はないが何かを変える必要がある。

アドバイスを貰いたいと言う人は自分の中で〝何かを変える必要がある〟と無意識的にも判断してるという事です。
前回の記事で説明しましたがアドバイスを受け取るあなたには
〝選択権〟があります。貰ったアドバイスにも〝選択権〟があります。
それを実行するかしないか、アドバイスは強制ではありません。
あくまでも〝提案〟なのです。強制力はありません。
これに対して〝実行しないのにアドバイスを求めるなんて・・・〟と
思うだけならまだしも口に出したりSNSで発信してしまうような人とは距離を取った方がいいです。
そのアドバイスを実行しても責任を取るのはアドバイスを送った人ではありません。
それを実行するという判断を下した自分が責任を取るのです。
選択するのは当たり前です。その当たり前の権利を侵害する人とは距離を取って下さい。よくありません。

ピクサーと言うアメリカのCGアニメーションの会社があります。
トイストーリーを作った有名な会社です。
ピクサー社では〝ブレイントラスト会議〟と言うモノがあります。
これは会社からの命令で行われる会議ではありません。

新しいプロジェクトが始まると勝手に人が集まって今の現状からより良いモノを作るにはどうしたらいいのか、と言うのを考える人達が集まります。
これはどんな人でも誰にでもなれます。
しかしここで出た意見が表に出る事は基本的にはありません。
どうしてもこうした方がいいと思うという意見の時だけ〝提案〟に向かう時はあるそうです。
基本的には常にどうしたらより良いモノになるかを考えてる人達がいて、脚本や演出に困った脚本家・演出家達が彼らから意見を求めるのです。
そしてこの意見には強制力はありません。しかし脚本家や演出家ではない人達から客観的に見た意見が必要な時もあります。そんな時にこのブレイントラスト会議の意見を求めるのです。

しかし彼らはプロの脚本家や演出家ではありません。
グラフィッカーだったり。デザイナーだったり。コンセプトアーティストだったり。ストーリーボードアーティストだったりします。

なので意見を貰ったからと言って必ずしもそれに従う必要はありません。
プロとして脚本を作って来た経験を持ってるのは脚本家なのですから。

しかし彼らはこう言います。

〝必ずしもこの意見に従ったり、取り入れる必要はない。でも反対意見や別の案が出る以上何かを変える必要がある。それを知っているからあなたは我々の元に来たのだから〟

ホラー作品を作っているのにホラー要素から離れてしまった意見が出ているかもしれない。その意見をアドバイスだから、と何でも取り入れるのは方向性を誰も理解していない事になってしまいます。

アドバイスを貰う側は〝方向性〟や〝取り入れるべき案〟について作品を理解した上で受け取る必要があります。

どんな意見でも取り入れる姿勢は必要だと思いますがそれと同じくらい。
どんな人から意見を貰うか。それが方向性として正しい意見なのか。
そう言う事を判断する能力も必要だと思います。

もしも、私には仲の良いプロの友達なんかいない!って方がいたら
そう言う人が一般的だと思いますが・・・作ってください。

僕もそうですがプロの人達は精力的・活動的な人を好みます。
〝こうなればいいのに〟〝こうしたいのに〟と口にするのに
行動に移せない人には興味を示しません。時間の無駄だからです。

行動に移せる人に何かを伝えれば必ず何かを形にしてくれます。
程度はどうであれ形になったモノは何かの影響を及ぼします。
そうして世界はどんどん良くなって行くのです。

しかし行動に移す力のない人に時間を割いても行動に移す力がないから
何も形にできませんし、しません。そんな人と繋がっていても
生産性が落ちるだけなので繋がってはくれないでしょう。

まず行動してください。

好きな作家さんがSNSで作品の感想をツイートしていたら
それにリプを送ってみるとか。
技術的な話題をしていたらそれを実践してみてその感想を伝えてみるとか。

友達を作る行動はいくらでもあります。まず、行動をしましょう。

前回と合わせて今回の記事が誰かの役に立てば幸いです。

こんな記事を書いて欲しい。こんな話題に触れてほしい。
と言う要望があればSNSやコメントで教えて下さい。
取り入れられそうな物から作って行きたいと思います。

また内容が良かったらぜひSNS等で拡散してください。
よろしくお願い致します。

あなたは、より良い未来の為にどう行動しますか?

助けてくれるのか?! 生きていていいと、そう言ってくれるのか!? うぅぅ・・・ありがとうございますッッ!!!