大手クレジットカード会社を卒業して、スタートアップ企業「Leaner」にジョインしました!

この度、9月末に新卒から約5年半務めたJCBを退職しました。
この記事では、JCBで出会ったすべての人への感謝の気持ちと、今回転職に至った経緯、今後の新しいステージへの想いを綴ります。

普段、日系の大企業で働きながら、「今のままでいいのか」「将来自分はどんな仕事がしたいのか」と悩む同世代の方々にとって、この記事を読んでスタートアップへの転職という選択肢が身近に感じるきっかけにしていただけると幸いです。

自己紹介

出身は大阪府東大阪市。根っからの関西人です。
高校までは大阪の公立校に通い、大学時代の4年間は京都で過ごしました。

新卒でJCBというクレジットカード会社に入社し、入社1年目は近畿エリアの飲食業種の加盟店営業を経験し、2年目に広島に拠点を置く中四国支店へ異動。

広島では約2年半、中四国地方の金融機関各社とのパートナーセールスや地場企業への決済ソリューション営業、また地場最大手の企業と新規コーポレートカードの立ち上げを経験。
この広島での経験が、僕のビジネスマンとしての土台となっています。

東京本社へ異動後は、国内の決済端末の企画・開発業務に従事し、決済に関連する情報収集や決済ネットワークを運営する各社との渉外という業務に携わらせて頂きました。

2020年9月末、新卒から5年半お世話になったJCBを退職し、Leanerにジョイン。

新卒でJCBへ入社した理由

就活をしていた当時は、学生に人気の大手食品メーカーを受けていました。海外にチャレンジしたい?」という面接官からの質問に対して、海外へ行ったことないにもかかわらず、なんとなく「はい!」と答えている自分に嫌気がさし、行って確かめてみようと思い、多くの食品メーカーが現地法人を置くタイのバンコクに行きました。

そこで出会った日系の大手衣料品メーカーで働く現地駐在員の方との会話の中で、

「経済は「消費」を起点として循環している。世の中は消費によって支えられ、まさにここで働く人々の雇用(仕事)が生まれる」

という経済のお話を現地の工場の横で生々しく教えていただき、世の中に広く貢献していくために消費(=決済)に携わりたいと考え、JCBへ入社しました。

JCBで得たもの

JCBでは、世の中のキャッシュレス化という大きな流れの中で実に多種多様な経験をさせていただきました。とりわけ、広島で過ごした2年半は特別なものでした。

当時、僕が配属となった中四国支店には支店長(JCB時代に僕が最もお世話になった上司)含めて9名しかおらず、ほとんどのメンバーが個人カードの営業をしていました。そこで僕は2年目でありながら中国地方という広大なエリアの法人営業を1人で担当することとなりました。

1年目にほぼルート営業しかできず、新規営業がしたかった僕は、水を得た魚のように中国地方を駆け回りました。電話をしてアポイントを取り、片道2~3時間、場合によっては泊りがけで各地を回ることもありました。イメージしていた営業の仕事ができて、やる気に満ち溢れていた僕でしたが、実は最初の半年はまさに地獄でした。

商談数を重ねても重ねても受注に至らない。この半年間、商談数は延べ150を超えていたにもかかわらず結果受注は2件でした。この数字は、目標に対する達成率としては5%という悲惨過ぎる数字でした。今思うと、なぜその結果で心がおれなかったのが不思議です。

その危機的状況から僕を救ってくれたのは、地場の金融機関の方々でした。

僕の失敗の最大の要因は、「自社のアピールに夢中になり顧客を理解しようとしなかったこと」です。まさにセールスの基本中の基本ができていなかった。

地場の金融機関の方々は、同行する営業時に顧客の課題、担当者の目標・ペルソナまで事前に多くの情報をもたらし、スイートスポットを的確にレクチャーしてくれました。その情報を得た結果、自身のセールストークも大きく変化し、商談の中身もがらりと変わりました。

結果、悪夢の半年の次の年は、目標を達成し、受注件数は前期の20倍以上に引き上げることができました。
また、パートナー先である金融機関の方々を顧客と捉え、パートナーの課題や成し遂げたいKPIを注意して聞き取り、それに準じて行動することでパートナーと強固な信頼関係を構築することができました。

まさに広島での2年半は営業マンとして0から学ばせて頂き、JCBでの5年半のキャリアの中でも貴重な経験となりました。

画像1

(広島最終日の写真/お花持ってるのが僕ですw)


なぜ転職するのか

広島での経験を活かしてJCBで着実なキャリアを歩んでいた僕が転職を考え始めたのは、今年の元旦でした。

それまで全く転職を意識していなかった僕でしたが、29歳になる年の元旦に今年1年の抱負として「30代の生き方を決める年にしよう!」と決意しました。JCBで働く30代を考えたときに、ものすごく高い解像度でイメージすることができました。役職、責任、仕事、すべてが鮮明にイメージできました。

この瞬間、自分の中で30代、そして40代イメージ通りの人生を歩み続けたいのか、今この20代の地点からある種ゴールが決まっている人生を歩み続けたいのか、と自問自答を繰り返した結果、大きな夢を持てる場所に転職したいと考えるようになりました。


Leanerに決めた理由

転職活動中、ありがたいことに複数のベンチャー企業からオファーをいただきましたが、最終的にLeanerに決めた理由は、「ヒト」です。

こんなにも仕事が楽しそうな人は見たことないってくらい、CEOの大平はじめ、メンバーの仕事の話をするときのキラキラ具合は、すさまじいものでした(笑)

元々仕事が大好きだった僕は自分より仕事が好きそうな社会人とあまり会ったことがなかったので、Leanerで会うメンバー会うメンバー驚きと出会えたことの喜びの連続でした。

前職のワークライフバランスを意識し、コンプライアンスを遵守した考え方は、僕にとてっは、毎日が消化不良で、その点において周りとのギャップによる孤独感さえあった僕にとってはLeanerのメンバーとの出会いは、30代ともに生きたい!と思う出会いでした。

たぶん日系大手企業で仕事が心の底から好き!と言ってる人は多くないと思いますし、もしかすると僕と同じように消化不良を起こしていたり、孤独感を感じている人もいるかもしれません。1歩を踏み出すことは勇気のいることですし、簡単ではないですが、その先消化不良を起こし続けるより、よほど幸せな環境が世の中にはあると信じて1歩を踏み出してみてください。

結果、僕は心から世の中を変えたいと考え、そのための努力を厭わないLeanerのメンバーと出会うことができ、今後の人生をかけて共に大きな夢に向かって挑戦することに決めました。


一生の宝物

JCBに最後に出社した日、僕は生涯大事にしたい宝物を2ついただきました。

1つは今まで仕事で関わった多くの方々からのメッセージカード。普段電話でしかやりとりがなく、直接お会いしたことない方や、各拠点の方々も含め、約300名の方からのメッセージカードは生涯大切にしたいと思います。皆さんからのありがたい応援を糧にこれからの人生がんばります。
このメッセージカードを集めてくれた、同じチームの方々にも心から感謝してます。

もう1つは、最後の挨拶をさせて頂いた時の景色です。オフラインで多くの方が集まってくれ、コロナのおかげでZOOMでも各拠点と接続することができ、懐かしのメンバーも多く聞いてくださる中で、最後の感謝の想いを伝えることができました。
その時見た、みんなの顔と1人1人と過ごした日々は生涯忘れません。

新卒でJCBで働くことができ、多くの方と出会うことができて、とても幸せでした。


最後に

最後までこの記事をお読みいただきありがとうございました。
JCBでお世話になった社内外すべての人に感謝しています。

今後の人生、何が起きるかわからず、不安もあります。
でもそれ以上にこれから新しい仲間と一緒に目標に向かって走ることが楽しみすぎます。

この記事を読んでくださったすべての人が、自分が本当に幸せだと思える決断をしていただけることを祈ってます。

僕は転職を機に、この度Twitterを始めます。
SNS初心者ですが、ぜひフォローして繋がっていただけると嬉しいです!!


SNS

Twitter @Yosuke_Arai1202
facebook /yosuke.arai.30

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?