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FXを「これから動く方向を当てるゲーム」だと思ってると一生勝てない

よすがちゃん

こんよすが～～
FXって一見「これから動く方向を当てるゲーム」に見えるよね
FXが上手くなっていくと方向を当てられる確率が高まって、そのうち100％近くになる、みたいなイメージ

実際は全くそんなことはなく、いつまで経っても未来の値動きなんて分かるわけがない
そもそもFXはこれから動く方向を当てるゲームではない

それを知らずに「これから動く方向、当てるぞ！」ということに注力している人はいつまでも負け続けてしまう

じゃあFXってどういうゲームなのさ？っていうのが今日のおはなし



FXでこれから動く方向を正確に当てることは不可能

FXはテクニカル分析で未来の値動きを予測することはできる
しかしそれはいついかなる時でも可能なわけではなく、特定の条件がそろったときに直近の値動きに対して有効というだけだ

しかもそれも、100％当てられるわけではない

「それでも特定の条件下で未来の値動きを予測できるなら、その時にだけ取引すればいいのでは？」

確かにそれはひとつの戦略だが勝率が100％ではないと、ある重大な問題が発生する

それが損切だ

どれだけ有利な状況でエントリーできたとしても一度の損切で今までの利益以上のものを失うことになる
FXの難しいところはどこまでも一度の取引で損することができるということで、損切が発生する以上、それについての正しい立ち回りが要求される

FXではどんなに熟練したとしても損切は必ず発生する

未来を99％正確に当てられたとして、1％で全てを失うのなら意味はない
FXではどう勝つか？どう負けるか？が重要になる

他のものと違い、どれだけ技術力を高めてもFXでは必ず負けが存在する
だからこそ上手い負け方の術が重要になる


FXは「どういうくじを引くか？」というゲーム

宝くじ屋に行ったとする
そこには様々な種類のくじが存在していた
その種類は優に100種類を超える
その中で4つに絞って考えてみた

A「50％の確率で50万円が当たる」
B「30％の確率で100万円が当たる」
C「90％の確率で30万円が当たる」
D「1％の確率で2000万円が当たる」

どのくじを引くのが良いだろう？

くじなので当たることもあれば外れることもある
しかし続けていけば本来の確率に収束していく

期待値を計算すれば分かるがこの時にBを選び続ける、というのがFXにおける勝利となる


チャートは常に変化していて、その時々によってテクニカルの優位性は変わる
その一瞬一瞬で「どういうくじか」というのが変化している

優位性が高い瞬間にそのくじを引くこと、それがFXでやるべきことだ

優位性の高さとはイコール勝率の高さではない
負ける確率はどれくらいで、負け額はいくらなのかも勘案しなくてはいけない

以前にツイートしたこれが優位性の高さの一例だ
黄では分の悪いくじを引くことになる
赤で引き続けることが総合的な勝ちにつながっていく


それでも予測は必ず必要


くじは引く前に勝つか負けるかが決まっている
それはその時一回で勝つかどうかではなく、引き続けたとき、結果勝てるのかどうかという意味でだ

例えばD「1％の確率で2000万円が当たる」を引いて当たったとしよう
2000万円が手に入る
しかし、このくじを引き続けていたら必ず負ける

くじの性質は刻一刻と変化している
それを追い続けるのは難しいし、ヒューマンエラーを引き起こす

だからこそ事前予測は必要だ
「こうなったらここで入る」というシナリオを準備しておくことで一貫したトレードができる

私が日々UPしている予測線も必ずサブシナリオを用意している
これは予測を当てることを目的としているわけではない
「こうなったらここで入れる」
そういった準備をしているに過ぎない

そしてこの時点で既にFXにおける勝敗を決定しているのである

これからどう動くのかを予想するのではなく、実際の動きを見て「こうなったここに優位性の高いポイントが生まれる」という判断が大切


まとめ


■FXで考えるべきことは「これからどっちに動くだろう？」ということではなく「これからどうなったら優位性が高いポイントが生まれるだろう？」ということ

■相場予測は「これからどっちに動くか」を予測するためではなく「こう動いたらここがチャンスになる」と事前に把握しておくためにする


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