【FT4解説】これだけで確実にFXが上達する
こんよすが～
みんな、フォレックステスター持ってる？
フォレックステスターはApexにおける射撃練習場、スポーツにおける無限練習試合装置だ
圧倒的に有利になるのでまだ持ってない人にはぜひ買ってほしい
とは言え、安くないツールなので購入を戸惑う人もいると思う
そういう人のために、FT4（今はFT5）の機能や使い方をざっくり解説する
自分がどんな風に過去相場検証してるかも見せるので参考にしてほしい
■ForexTesterって何？
ForexTesterはForexTester Inc.が提供する過去相場検証ツール（バックテストツール）だ
昔のチャートをまるで今動いているかのように動かすことができる
FXで勝つにはテクニカル分析が必要で、テクニカル分析とはつまるところ過去相場の統計データなのでForexTesterは非常に有用だ
過去相場検証ツールはいくつかあるが、実際に架空取引を実行でき詳細な統計データを出力してくれるのはForexTesterしか存在しない
例えば
「H1のEMAが押し目として働く」
という方法で取引したいと考えているとする
これがどの程度有効に働くのかは統計データを取らないと分からない
それには「H1のEMAを押し目として取引する」ということをForexTesterで行い統計データを出せばいい
その結果、H1のEMAが押し目として働くのが30％だったらそれは有用だとは言えず、むしろ「H1のEMAは押し目として働かないことの方が多い」という結果が導き出せる
これによりトレードの戦略を構築することができる
この繰り返しにより洗練された手法が完成されていく
■基本的な使い方
現在の最新版は5だが自分が持っているのは4なのでこっちの解説になる
たぶん大枠の機能は変わってないはず
①検証したいロジックを具体的に固める
まずはロジックを固めるところから
「こういうところを取ったら利益が取れるんじゃないか？」という候補はチャートを眺めていれば誰でも見つけられると思う
それをもうこれ以上具体化できないというくらいに具体化する
「EMAの押し目トレード戦略」
とかではなく
「H4でダウ的上昇トレンドのとき、H1の200EMAにタッチした後、陽線が確定したらロング」
というところまで具体化する必要がある
定量評価を行うにはこの作業が必須だ
少しでもふわっとさせたらだめで、誰がやっても同じところでエントリーと決済ができるようにしておく必要がある
②ForexTesterでロジックの検証を行う
まずForexTesterを開き、ヒストリカルデータ（過去のチャートデータ）をダウンロードする
あとは「ファイル」→「新規プロジェクト」で検証のプロジェクトを立ち上げる
通貨ペアやどこからチャートを読み込むかなどを選ぶと、以下の画面になりいきなりチャートが動き出す
とりあえず一度停止ボタン「||」をクリックしてチャートを止めて見やすい時間足やスケールに調整しよう
その後、チャートを動かし、エントリーしたいポイントにきたとする
この白紙ボタンで注文ができる
lotを入力してbuyかsellで注文完了だ
注文を入れたらその場所に印が打たれる
決済はチェック印がついた白紙をクリックすることで行える
基本的にはこれを繰り返していき、十分なデータが取れたと思ったら「表示」→「パネルを表示」→「統計」で統計データが出せる
これ以上ないくらい詳細なデータを出してくれる
③統計データとトレード箇所を元に改善する
得られた統計データは最初は満足いくものにならないだろう
ほとんどの場合「なにこれ全然使えないじゃん」となる
そこでトレード箇所を見直してみて
「ここのエントリーをもっと早くできないか？」
「ここの損切を回避するにはどうしたらいいか？」
などと考えることで、新たなロジックアイデアが出てくるだろう
そうやって改善したロジックでまた①から行う
この繰り返しによりロジックは洗練されていく
MA、ボリンジャーバンド、RSI、一目均衡表、フィボナッチ等を使った一般的に言われている手法を一度試してほしい
散々な結果になるはずだ
しかし、さまざまなアイデアで改善できるはずだ
そこが億トレへのスタートとなる
■よすがの過去相場検証方法
ここからは実際によすががどんな風にForexTesterを活用しているかを書いていく
①仮ロジックをガチガチに固める
とりあえず思い浮かんだロジックを、優位性を高めるためにM5レベルまで落として試行回数を稼ぐ形で限界まで具体化させる
②1か月間の検証をしながらロジックをいじる
FT4を開き、初期設定を行う
自分は目が疲れるので「表示」→「テンプレート」→「Dark Scheme」で背景を黒にする
「ファイル」→「新規チャートを追加」→「XAU/USD」を2回行い、XAU/USDのチャートを合計で3枚表示する
それをH4,M30,M5でいい感じに並べる
仮ロジックで検証を始めると「この時もエントリーした方がいいな」とか「明らかにこれは破綻してるな」とかいうのが分かる
ロジックを調整しながら現実的なポイントを探りルール改変をしていく
③本検証を行う
ロジックの調整が終わったら3か月の本検証を行う
そこで優位なデータが取れたなら検証期間を延ばしていく
1年間行えたら十分だと言える
あとは別プロジェクトで上位足など別時間軸でも同じロジックをためしデータを取り拡張していく
その結果が良ければ実戦でも使う
■確実にFXが上達するにはこれしかない
FXで損をする人は
①ルールがない
②ルールは持っているが守れない
③自分の技術以上に難易度を上げすぎ（ハイレバすぎる、エントリー回数が多すぎる、値幅を狙いすぎる）
のうちの３つに原因がある
それは自信のなさから来ている
過去相場検証の最も良いところはルールに絶対的な自信がつくことだ
たとえ負けたとしても、それが一時の負けであり、これを続けることで確実に利益を積めるということを理解している
だからルールが守れるし、無理なトレードをしない、する理由がない
億稼いだり、専業になったり、
トレードで食べていくには安定した勝利が必要だ
FXがテクニカル分析で成り立っている限り、
過去相場検証が唯一の「安定して勝つ」道だ
すぐにでも過去相場検証を始めよう
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？