見出し画像

【真実】FXは結局、情弱を食い物にするゲーム



このnoteを読んだら…

・自分が何の枠組みの中でプレイしているのかが分かる
・何と戦っているのかが分かる
・そこから勝てる戦略を導き出せる


こんよすが~
今日はFXの仕組みの話
FXってどういうゲームで、結局のところ何と戦っているのか?
それを知ることは非常に重要だ

パチンコはやったことがあるだろうか?
私はないが、友人によるとパチンコには勝てる台と負ける台が設定されているとのこと
そしてそれはある程度プレイした初動データで分かるらしい
パチンコで勝つには勝てる台を見極め、そこに座り続ける必要がある

どれだけやる気があり頑張ったところでこの枠組みの中でプレイしていることを知らなければ、負ける台で延々プレイすることになり勝てない

FXも同様で、一体自分がどういう枠組みの中でプレイしているのかを知らないと勝つことはできない


■FXは普通、勝てないようになっている

FXは多数零和無限不確定不完全情報ゲームだ
つまり、
プレイヤーが多数おり、あるプレイヤーのプラスは別のプレイヤーのマイナスとなり、手番が無限に続き、情報が秘匿されているゲームだ

将棋はプレイヤーが二人で、手数が決まっており、情報が双方に完全に公開されているフェアなゲームだ
それと比べるとFXは非常にアンフェアなゲームだということが分かる

ゲームでいうとポーカーと似ている

ポーカーも多数で行い、自分のポジションに対し掛け金の設定をしていき、相手に多くの金額をベットさせ、それを奪い取るゲームだ

最も似ている部分は「情弱が絶対に勝てない」という部分だろう

「ポーカーって手札を強く引けるかどうかの運ゲーじゃないの?」
と思う人もいると思う
しかしそれは違う

①自分が弱い手を引いたとき、相手のレイズに乗り、負ける
②その後、自分が強い手を引いたとき、相手のレイズに乗り、掛け金を上げる
③相手が必ず乗ってくる

初心者相手にはこれだけで勝てる
オールインまで引っ張れることもよくある

ポーカーの肝は
一度レイズしたら降りにくくなるという点だ
ここをつき、相手がレイズしたところに掛け金を吊り上げれば相手は乗ってくる
気づけば相手は大した手札でもないのにとんでもない金額を張っていることになる

これは、大した根拠で入っているわけでもないのに含み損がずるずると大きくなっている状況とまったく一緒だ

なぜ、こうなるのか?
それはプロスペクト理論で説明されている

引用:FX戦士くるみちゃん


引用:FX戦士くるみちゃん

簡単に言えば、
人間は利益が確実なうちに取り、損失がワンチャン0になるならそれを待つ
という習性があるということだ

だから利確は早くなり、損切が遅くなる
丁半博打だとして、勝ったら500円もらえ、負けたら1000円支払うゲームをしているようなものだ
普通にトレードしたらこうなるので、たったそれだけのことだが
絶対に勝てない

だが、安心してほしい
FXは経済の仕組みから生まれたもので、パチンコのようにプロスペクト理論で情弱を貪る運営元は存在しないからだ

いや、正しくは、
存在しない、はずだった



■証券会社はおいしすぎる立ち位置

「あれ、これってフェアに見えて99%が負けるゲームじゃね?」
そう気づいた証券会社は運営元の位置についた

顧客の損失は会社の利益になり、顧客の利益は会社の損失になる
99%が負けるのだからそれだけで十分なはずだ

しかし、これには大きな問題があった
一部の勝ちトレーダーはとんでもない額の勝ち分を持っていく
それこそ会社の年利益レベルの額を…

証券会社は勝ちトレーダーをどうにかしたいが、あからさまに出禁にすれば会社の信用を落と新規顧客をつけられなくなる

どうにかする方法はないだろうか?
そうして、そういった勝ちトレーダーの注文をインターバンクと接続することにした
そうすることで勝ちトレーダーの運営だけを拒否することができる

負けトレーダーが勝ちトレーダーになる瞬間は会社の損失になるが、その部分は日々もらっている手数料で補填できる

こうして、負けトレーダーのみから利益を吸い上げる仕組みこそが証券会社である

しかも注文状況が全て流れてくるわけで、勝ちトレーダーのトレードのみを分析することやコピートレードすることも可能だ

これを最強と言わず、なんと言うのだろうか?



■大衆心理トレードの嘘

OANDAという証券会社ではオープンポジション、オープンオーダーというものが公開されている

簡単に言えば、みんながどこでポジションを持っているのかが見えるわけだ

「みんなと同じ流れに乗れる最強ツールじゃん」
と思う人もいるだろう

しかし、実際は違い、もっと残酷だ

急下落するときに買いポジションが7割を超えていたり
急上昇するときに売りポジションが7割を超えている

なんてことは日常茶飯事だ
むしろ、買いポジションが7割あって急上昇することはないと言い切ってしまってもいいくらいだ

どうしてこうなるのだろうか?

OANDAは世界展開をしている証券会社で、OANDAだけ注文状況がひどく偏るということは統計的にありえないだろう

実際に問い合わせをし、ひとつの答えを聞くことができた

OANDAは注文数をカウントしグラフ化している
100lotでも0.01lotでも同じ1注文としてカウントしているということだ

つまり、7割の買い注文を上回る大ロットで売り注文を入れている少数が確実に存在することになる

これをマーケットメイカーと呼ぶ

相場がどちらに動くかはマーケットメイカーが決めており、大衆心理では動いていない



■私たちは結局、何と戦っているのか?

FXにおいて私たちが戦っているのは大きく分けて3つだ

①プロスペクト理論
②証券会社(スプレッド、手数料)
③マーケットメイカー

その全てにおいて戦略を取らなくては勝てない

①プロスペクト理論

手法と資金管理で対策することが可能
勝率が高い手法を使ったり、RR比で有利なトレードをしていくなど

②証券会社(スプレッド、手数料)

これも手法によりカバーすることができる
が、スプレッドと手数料が安いところに越したことはない
スプレッドは手法の根幹に関わってくる部分なので有利に進めたい
低スプレッドなのは国内一式とエクスネス、スリートレーダー、トレードビューあたりだろう

③マーケットメイカー

問題はここだ
マーケットメイカーは多額の資金で同時に仕掛けてきて相場を動かす
そのタイミングはある程度は分かるとは言えど、結局動かすかどうか決めるのはマーケットメイカーだ
だから、この勝負は勝てない

勝てない相手にはどうするか?
マーケットメイカーのおこぼれをもらう

ダウ理論的な仕込み期、先行期はマーケットメイカーに任せ、そこからのトレードに後乗りしていく
マーケットメイカーほど稼ぐことはできないが、安全におこぼれをもらうことができる


■FXの枠組みから見る勝つ方法

まずはプロスペクト理論を克服できるような手法、資金管理を身に着ける必要がある
それは私のよすが式ダウ手法でもいいし、それ以外でももちろん良い

ダウ理論的な仕込み期、先行期をとにかくスルーし、押し目で後乗りする
そして、マーケットメイカーが利益確定をする前に逃げる

「動いてから乗る」
「再度動き出す前に逃げる」

これこそが安定させるコツだ

自然と取引はスキャやデイになっていくだろう
スイングはいつマーケットメイカーが仕掛けてくるか分かりづらく安定しにくい

何と戦っているのか、自分が何の枠組みにいるのか知らなければ値動きの天底を取ろうとして地獄を見ることになる
勝ち方は仕組みから既に決まっている

売買は買う方と売る方がいて初めて成り立つ
マーケットメイカーはたまった注文を刈り取ることで効率的に稼いでいるわけだ

それが事実だと知り、マーケットメイカー側につかないといつまでも負け続ける

食われるな、食え。


何かしら参考になると嬉しい

今後、YoutubeでGOLDの一週間分の分析や、noteに書いていることを動画でさらに詳しく解説していこうかと考えている
そのうちUPする予定なのでよかったら見てほしい

それではまた来週!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?