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アンティ導入で変わるエムホールデムのプリフロップ考察
こんにちは!エムホールデムを楽しんでますか〜?
2023年8月からエムホールデムのランクマッチにアンティが導入されました。プレイヤー1人必ず0.25BBアンティとして支払う必要があります。
公式では「より広いハンドレンジでプレイすることが正当化される」とのことですが、実際にはどうなのでしょうか。
![](https://assets.st-note.com/img/1691320737171-2Fj8RGHyJo.png?width=800)
PokerSnowieを使って調べてみました。
「プリフロップのハンドレンジって何?」という方は、世界のヨコサワさんのハンドレンジに関する動画をチェックすると良いかと思います。
ポジションの名前については下の画像を参考にしてください。
![](https://assets.st-note.com/img/1691321025694-cD7O0TdKks.png?width=800)
ポーカーに関する記事を書くのは初めてですが、色々と調べて考えてみたので自分なりに書いていこうと思います。よろしくお願いします。
以下はPokerSnowieが推奨する、各ポジションでのハンドレンジ変化を示すスクリーンショットです。
色が塗られている部分は下記のアクション頻度を表してます。
%表記がないマスは100%そのアクションをすることを示してます。
緑: オープンレイズする(レイズする)
黄色: コールする
灰色: フォールドする
「%」: そのアクションの頻度
UTG
アンティ導入後で、参加ハンドが少し増えてます。
アンティの影響はまだそこまで強くないのかもしれません。
アンティ無しUTGプリフロップハンドレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1691321481114-0Ah6pS3PVP.png?width=800)
アンティ有りUTGプリフロップハンドレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1691321518033-hOQiXTOb7D.png?width=800)
HJ
UTGよりもアンティ導入後の参加ハンドが増加してます。
アンティの影響が少しずつ出てきているかもしれません。
アンティ無しHJプリフロップハンドレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1691321838911-3srE5CkL1R.png?width=800)
アンティ有りHJプリフロップハンドレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1691321872057-1MXnsMMIsS.png?width=800)
CO
結構参加ハンドが増えているように見えます。
アンティを取りに行く動きが強まっているからでしょうか。
アンティ無しCOプリフロップハンドレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1691321983029-5CeVKWNaa3.png?width=800)
アンティ有りCOプリフロップハンドレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1691322010037-IUqjZxS4JM.png?width=800)
BTN
オフスートでもAorKが1枚含まれていれば、積極的にオープンしてます。
アンティ無しBTNプリフロップハンドレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1691322127759-H9oykxmUcU.png?width=800)
アンティ有りBTNプリフロップハンドレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1691322171165-nx8Sv8OxnW.png?width=800)
SB
アンティ導入により、SBでのリンプが増えてます。これは・・・、BBに対してSB側が自分のハンドを弱く見せる戦略の一環かもしれません。アンティゲットを狙って、SBのベットにBBがひたすらコールし続けるのを期待しているのかもしれません(推測)。実際どうなんでしょう?まぁでもSBまで誰もオープンしないという事はあまり無さそうですが。
SB参加ハンドレンジはヘッズアップのBTN側のハンドレンジに似てる気がします。ヘッズアップみたいな感じなんでしょうか。
アンティ無しSBプリフロップハンドレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1691322347341-DqQhn69imN.png?width=800)
アンティ有りSBプリフロップハンドレンジ
![](https://assets.st-note.com/img/1691322371189-1w2xTVD7Qx.png?width=800)
BB vs BTN のプリフロップハンドレンジ
さて、今度はBTNから3BBオープンレイズを受けたBBのプリフロップレンジを見ていきます。
下記のレンジ表を見ると、アンティ導入後で、明らかにBBのコールレンジが広がってます。スーテッドは72sを含めて全て100%コールが推奨されてます。これは、アンティの影響が大きいと思います。
6人テーブルの場合、アンティが1.5BB分既にポットに追加されるので、そのアンティをゲットするために、BBは積極的にBBを守りにいっているのでしょう。BBの場合、プリフロップの段階では1番後ろのポジションなので、後ろから3betされることもないので安心してコールできます。
アンティ無しBBプリフロップハンドレンジ(vs BTN)
![](https://assets.st-note.com/img/1691322877042-ePOJARP1Ns.png?width=800)
アンティ有りBBプリフロップハンドレンジ(vs BTN)
![](https://assets.st-note.com/img/1691322896422-nOc75yMOlI.png?width=800)
さて、それでは次に前のポジションからオープンレイズを受けたときの、すぐ後ろのポジションのハンドレンジを見ていきます。
BTN vs CO のプリフロップハンドレンジ
アンティが導入された後、BTNでの3betするハンド(緑色部分)がかなり増えてます。その理由として、BTNが単にコールするだけだと、アンティゲットを狙って後ろのSBやBBも参加しやすくなるからかもしれません。単なるコールだけならまだしも、SBやBBから3betを打たれると面倒なので、先手を打ってこっちから3betするのが良いという事ですかね・・・。「3betされる前に3betしろ」という感じかもしれません。
アンティ無しBTNプリフロップハンドレンジ(vs CO)
![](https://assets.st-note.com/img/1691323201529-eFjp0MlW2O.png?width=800)
アンティ有りBTNプリフロップハンドレンジ(vs CO)
![](https://assets.st-note.com/img/1691323227264-UjZGqkvZB6.png?width=800)
CO vs HJ のプリフロップハンドレンジ
次に、CO vs HJ についても見ていきます。
アンティ導入後、HJから3BBオープンレイズを受けた後に、COが3betするハンドが多くなってます。特に、75sのようなブラフ3betするハンドが新たに増えてます。
これは、3betをして相手がフォールドすることで、即アンティをゲットするためかもしれません。アンティの影響ですかね。例えブラフ3betにコールされても、スーコネと同じ戦い方でブラフで相手をフォールドさせられるかもしれません。
アンティ無しCOプリフロップハンドレンジ(vs HJ)
![](https://assets.st-note.com/img/1691323389310-r7XHadQHHl.png?width=800)
アンティ有りCOプリフロップハンドレンジ(vs HJ)
![](https://assets.st-note.com/img/1691323408250-X1H53hLUip.png?width=800)
まとめ
アンティ導入後のエムホールデムのランクマッチでは、以下の点を心がけると良いかもしれません。
オープンするハンドレンジを適度に増やす
BBのコールレンジを大幅に広げる
3betするハンドを増やす
最後に
記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事は私の推測を元に書かれていますので、間違いがあるかもしれません。指摘やフィードバックは大歓迎です!
それでは楽しいエムホールデムライフをお過ごしください!
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