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ブロックベットで自分のポイントを守ろう

こんにちは!エムホールデムを楽しんでますか〜?

今回は自分がプレーしたハンドから、ブロックベットについての解説を書いていこうと思います。
「ブロックベットって何?」って方は、読むとプラスになるかもしれません。


毎回のお約束

以下の文章は私の推測を元に書かれていますが、間違いや不正確な部分があるかもしれません。もし「おいおい、変なこと書いてるな?」と感じた部分や改善点があれば、ぜひコメントやフィードバックを貰えると助かります。皆さんの意見や知識を元に、書き直していくよう頑張ります。


ブロックベットについては、以下のwebサイトに詳しく解説されています。
こちらを引用させていただきます。

ブロックベットとは、ポジションがない時に、相手と自分のどちらが勝っているか不明な状況で、ポットサイズをコントロールしたり、ブラフを防いだりするために行われるベットのことです。ディフェンシブベットとも言います。

ブロックベットの本質は被害の最小化が目的となります。

ブロックベットの目的は、少ない投資で目的を達成することです。安くドローを見る、安くショーダウンする、といった目的で行います。

もしブロックベットをして相手にレイズされた場合、通常はフォールドすることになります。

Poker道

今回は以下の1ハンドを見ていこうと思います。
エムホで8月16日に兎味ペロリナさんが主催したMTTでの1ハンドです。


アクションをどうする?

MTT序盤での1ハンドをこれから見ていきます。このハンドでリバーで自分のアクションをどうするか、というのが今回のテーマです。

noteはYouTubeのショート動画埋め込めないみたいですね・・・。すみませんが、リンク先から見てもらえたらと思います。ショート動画の貼り方を知っている方がいれば教えてください・・・!調べても出てきませんでした。

リンク先を開けなくてもゲームの流れを以下、画像で貼っていきます。

ハンドの流れ

プリフロップ

SB 500 / BB 1000 / アンティ 160
HJがオープンして、BBの自分にはKToが入っています。
BBにてコールに値するハンドなのでコール。

フロップ

フロップツーペアです。キュイキュイーン。
BBチェック。

相手HJもチェックバックしました。

ターン

ターンではラグっぽい2が落ちました。
ここでツーペアということもあってBBの自分はハーフサイズベットをしました。

相手HJはコールしてリバーへ。

リバー

さて、問題の場面です。嫌なリバーカードA♠が落ちました。

Qを相手が持っていればストレートが完成しています。
BBでチェックを選択。

相手HJから1/3サイズのベットが飛んできました。
基本ストレートにしか負けてないのでコール。

HJの相手AAでトリップス。負け。

負けたとはいえ、さすがに1/3サイズはコール。

リバーでのアクション

リバーでのアクションでチェック以外の選択肢は果たしてあったのでしょうか?

リバーにおいては、PokerSnowieのアドバイスによれば、1/4サイズの小さいベットが推奨されています。

このようにポジションが無い状態から安いポイントでショーダウンを目指すために、小さいサイズでベットすることを「ブロックベット」といいます。

再掲

今回の場合リバーでチェックすると、相手はブラフ・バリュー含めてベットする可能性が高くなりそうです。私のツーペアはショーダウンバリューがそこそこあるため、相手からベットされてもコールしたいハンドです。ただし、相手からそこそこ大きなベットが飛んでくると途端に困ってしまいます。

しかし、小さい1/4サイズのベットをすることで、私のハンドが何かしらの役を持っていることを主張できます。

これにより以下の相手のアクションのパターンとなりそうです。

相手に何もない → フォールド
相手が中程度以下の強さのハンドを持っている → コール
相手がストレートなどの強いハンドを持っている → レイズ

今回、相手がAAでリバーにてトリップスを完成させています。

もし自分が1/4サイズのベットを先に打っていたら、相手はストレートを警戒してコール止めにするかもしれません。

その場合、自分がチェックしてから相手にハーフサイズのベットを打たれるより、ポイントの損失を抑えられます。

しかし、「レイズが返ってきたら困るじゃん」と思うかもしれません。ただ、レイズが来た場合、フォールドすればいいだけの話になります。

今回、相手はリバーで1/3サイズで小さくベットしてきたので、1/4サイズ以下でベットすれば、相手はコールに留める可能性が高そうです。


(8/20 20:00 追記)ただ、PokerSnowie上ではリバーで100%の頻度でブロックベットを打つことを推奨していますが、それが本当に最適なアクションかどうかはわかりません。他のポーカー学習ツールではターンにおいて「チェック頻度100%」を推奨しているものもあります。

しかし、自分のアクションの選択肢のうちの一つとしてブロックベットを知っておくのは別の場面でも使えますしプラスになると思います!


まとめ

安いブロックベットは以下のような状況で特に有効になります。

  • そこそこ価値のあるショーダウンできるハンドを持っている

  • ポジションが無い

  • ポジションがある相手からの大きいベットに困る

例えば、ボードに4枚の同じマークのカードがあり、自分がセットを持っているような状況でもブロックベットは役立ちます。

MTTでは、リングゲームよりも自分の持ちポイントが貴重だと思います。そのため、ポイントの損失を最小限に抑えるためのブロックベットは、特定の状況で非常に有効です。ブロックベットの利用シチュエーションは稀によくあるので、知っておいて損はないと思います。なかなか忘れてチェックしちゃうんですけどね・・・。

ただブロックベットを使いすぎると、相手はエアーでレイズしたりしてくるので、頻度でブロックベットするハンドに強いハンドを混ぜるか、ブロックベットを使いすぎないようにすると良いと思います。

ブロックベットについての話はここまでで終わりです。
この後は、今回と違った流れになった時の事をおまけで考えてみました。

おまけ

ターンでの自分でのベットは最適だったか?

ターンの時点に戻りますが、実はターンでのシチュエーションにおいて、PokerSnowieは100%チェックを推奨しています。

正直、この場合に100%チェックする理由はよく分かりません。

ボードにはK♦T♠J♦が落ちていて、これはHJのオリジナルレイザーにとって有利なボードのように思えます。

オープンしてきた相手にとっても、何らかの形で絡んでいるようなボードです。

しかし、相手はフロップでベットしてきませんでした。

となると、相手が持っているハンドは99以下のポケットペアなどでショーダウンを目指すためにチェックしているか、ハンドがボードと全く関連していない可能性があります。

そのため、自分がベットしても相手はフォールドする可能性が高いので、ツーペアを持っているとはいえ、チェックするのが良いのかもしれません(そうなのかな?)。

ターンで自分(BB)がチェックして相手がベットしてきたら

さて、元々の流れでは、ターンで自分からアクティブにベットしていました。しかし、ターンでの最適なアクションは「チェック」だそうです。

そこで、もしターンでチェックを選択した場合、相手はAAを持っているので、相手はベットするでしょう。この場合の新しいシチュエーションで考えてみます。

ターンで自分(BB)がチェックをして、相手がハーフサイズのベットをしてきた時、自分はどうアクションすればよいでしょうか?

チェックレイズするそうです。
なるほど。このツーペア、チェックレイズに回していたんですね。

  • ボードが相手のHJのオリジナルレイザーに非常に有利そう。

  • ポジションがあるにもかかわらず、フロップでチェックを選択。

「このことから相手がボードと関係ないハンドを持っていると思っていたが、ターンでベットしてくることから、彼らのハンドがボードと何らかの形で絡んでいる可能性が高い。戦う気があるならばチェックレイズだ!」という感じなのでしょうか。

オリジナルレイザーにとって有利なボードで、相手からのベットが予想される場面で、自分が強いハンドを持っている場合、チェックレイズの戦略を採用することが多いのかもしれませんね(多分)。

チェックレイズを行った場合

もし相手のベットに対し、チェックレイズ(3倍近く)を選択した場合、自分のスタックのポイントがほとんど残らなくなります。そのため、相手がコールした場合はリバーでどんなカードが出てもほぼほぼオールインになります。

仮にKTo以外を持っていたとしても、チェックレイズをしてボードが自分のハンドと関連していれば、ほぼ確実にオールインの状況になってますね。

コールにとどめた場合

もし相手のベットに対してコールを選び、リバーに進んだとすると、チェック頻度が高くなります。しかし、ドンクベットにはなるものの、ブロックベットを行う頻度は約24%あります。

ブロックベットしたら高確率でレイズが返ってきそうですが、ここでもレイズが返ってきたらフォールドします。

う〜ん、色々と難しいですね。

最後に

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
コメントやフィードバックなど大歓迎です。ぜひお寄せください。
それでは楽しいエムホールデムライフをお過ごしください!




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