ロバータガンバリーニ・ヴォーカルクリニック
ロバータ・ガンバリ―ニ(vo)が来日。
5/23日(火)関内「ファーラウト」にてデュオライブがあり、
そのついでに
3時~5時彼女によるヴォーカルクリニックが開催されました。
デュオというところで、食指が動いたのですが、
お相手はなんとジョージ・ケイブルス!
本人見てみたいし、
もしかしたらジョージ・ケイブルスのクリニックも実現するかも~ということで、見学申し込みました。
ところがケイブルスは来日寸前に入院、
ロジャー・ケラウエイRoger Kellawayがピンチヒッターで来ることに。
ケラウエイは大物でギャラも高く、こういう緊急事態なので来てくれることになったようで、普通なら実現してなかったかもしれません・・・ということらしいですが、私は聞いたことないお名前でした。
ちなみにガンバリーニも知らない私でした(汗)
そんな状況の中、
なんとガンバリーニ自身も日本に来て風邪をこじらせ、
ホテルで寝込んでいたらしい・・・。
でもヴォーカルクリニックは頑張ってw実現しました。
具合悪さを象徴したように、
胸には気管支拡張の貼り薬をして(見えるかな?生活感たっぷり)
予定時間より20分遅くにやってきました。
そんななので、疲れてるかと思ったら、
ハリのある声と、ビート感!嬉しくなりました。
ケラウエイは宮崎駿似でw
これには目を見張ったのですが、思いっきり椅子を高くして優しいタッチで演奏してました。
ガンバリーニとの音量調節、椅子の高さ、タッチの優しさなど、
CDではうかがい知れないことばかりで、
演奏家を目指すなら、本物を間近にみる必要は絶対あると思います。
クリニックは始めの1時間を全体講義、
後1時間を10名の「まな板の鯉」ヴォーカルさんたちの個人クリニック。
講義では、なんと主催するジャズ勉強会でも最初にやる
「リズム」の取り方でスタートしました。
そして、ジャズはリズムに尽きる!とも。
この辺激しく同意しました。個人クリニックでは、歌はポエム。棒歌いしないで、感情豊かにと。
ジャズ勉強会でお伝えしていることは、間違ってないな、
世界に通用するなと安堵しました。
終始英語でのクリニックでしたが、
最近英語離れしてたにもかかわらず、2人の英語がよく理解できたのには驚きました。
耳コピやってるせいで耳がよくなって、聞き分けられるようになったのかもしれません。
最後に、ケラウエイをつかまえて(ヴォーカルさんたちはピアニストに全く興味なし)椅子の高さの理由聞いたり、
デュオで一番気を使ってることは?と質問しました。
「スペース」
そうなんですよね~。わかっちゃいるけど埋めちゃうんですよ!と返答。
とても充実した2時間でした。