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D'You Know What I Mean?




夜明けに1人、電車を降りる。

俺の生まれた穴ぐらに、もどってきた。

空の太陽は、俺に目もくれやしない。



「血の轍」

…俺のものだと思うよ。

「丘の上の愚か者」

…俺は気分が良いよ。

振り向くな。

わかるだろう?見えるものがどんなものかくらいは。



俺の心の目には、穴が空いている。

そこから覗き込む。

そいつを知ってる気がする…理由はわからない。

疑問こそが、お前が必要としていた答えだ。


混乱の中に飛び込んで

立派なナリをして出て行く。

俺のみてくれはいいもんじゃないが

俺だって、誰かの子だ。

呼吸することを強いられた覚えはない。


俺は創造主にあったが

そいつは嘆いていた。

俺の肩にすがり

こう、聞いた。

「どうして私の子は、嵐の中へ飛び込もうとしないのか」

俺はこう、言った。

「おい、あいつらはな、お前が生まれたことすら知らないんだぞ」




今、ここにいる、みんな

俺の言いたいこと、わかってくれる?





俺は知らない。

お前が何を信じているのか、なんてことは。

だから、その拳を開いて

じゃなきゃ、受け入れることなんてできない。

お前が必要としてる、あらゆる人々の考えや言葉も。



そう、這い上がれ。

人生を信じろ。

お前の話を二度も聞いてくれるやつなんか、いない。

そのバスに乗れよ。

俺のもとに、帰ってこい。





俺は創造主に会った。

やつは泣いていた。

俺の肩にすがりながら

やつは俺にこう、聞いた。

「なぜ、私の子は飛び込もうとしない。あの嵐の中を」

俺は言った。

「おい、あいつらはな、お前が生まれたことを知らない。そんなことさえ、知らないんだ」






みんな、俺の言っていること、わかる?

今、ここにいる、みんな。












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