見出し画像

中小企業診断士を目指したきっかけ


#診断士アドカレ
この記事は #診断士アドカレ の14日目です。

こんにちは!よっしーと申します。
中小企業診断士界隈のアドベントカレンダーに投稿するきっかけをいただいたので、初Noteにチャレンジしたいと思います!

私は北陸を中心にシステム提案やシステム開発、運用サポートを行っている会社に勤めており、昔はプログラミング、その後プログラム設計、システム設計と徐々に上流工程に遷移し、最近はお客様と一緒に現状分析や業務設計、要件定義、プロジェクトマネジメントなどを行っております。
また、社内でも部門運営のお手伝いを少し行っております。

こんな私が、なぜ中小企業診断士の資格を取ろうと思ったか、学習してみてどうだったのか、まだ合格はできていませんが、この後どうしていきたいと考えているかを書いてみようと思います。


中小企業診断士を目指したきっかけ

私が中小企業診断士を目指したきっかけは、今の仕事に役立つと考えたからです。
中小企業の現状分析やシステム提案を行っていると、得意先や仕入先からの要望で個別対応を行っていたり、システムでデータを管理しているのに各自で似たような情報を台帳で管理していたり、複数システムが乱立してその間を神EXCELで補っていたりと現行業務がとても複雑になっていることが多いです。
それをそのままシステム化しても膨大なカスタマイズ量になり、見積もり費用が高額になってしまうことから、経営層からはこんなに高い金は出せない、費用対効果がよく分からないと言われ、システム導入に対する理解を得られないことが度々ありました。

システム導入に対する理解を得られないのは、業務の整理や費用対効果の可視化を上手く行えていないためと考え、ITシステムの導入企画を担当するITストラテジストの資格を取って知識を補いたいと考えました。

2018年度の情報処理技術者試験でプロジェクトマネージャを取得してから、しばらくは学習していませんでしたが、上記の思いから2022年度にITストラテジストを受験しました。
残念ながら手ごたえがなく、次の試験までずっと同じ勉強をし続けられないと思い、ITストラテジストの試験勉強を通して興味の湧いた中小企業診断士の学習にも手を出しました。(ITストラテジスト結果は予想通りの不合格)

1次試験の学習を始めたのが2022年のゴールデンウイークからで2022年の8月に1次試験を受けるという、今思えば本当に無謀な挑戦だったと思います。
結果、2022年は1次不合格(科目合格:企業経営理論、経営情報システム)、翌年2023年は1次合格、2次結果待ちといった状況です。

学習して良かったこと

まずは、これまで学習する機会の少なかった分野についての知識が格段につきました。特によかったのは企業経営理論で、学習しながら自身の会社と照らし合わせ、納得することがとても多かったと感じます。
経済学・経済政策、経営法務などもこれまで知らなかったことばかりで、楽しく知識を積み上げることができました。

2つ目は、問われていることにきちんと答えるくせ、事実に基づいた仮説をたてるくせがついたことです。診断士試験の2次試験は事例Ⅰ~Ⅳに登場する企業の歴史や取り組みから、SWOT分析や経営に関する助言を行う試験になります。
問われていることに正しく答えられないと加点要素にはなりませんし、与えられた設問から仮説を立てて問題文を読んで80分という短い時間で回答を作成する必要があります。
これらの訓練は要件定義での要求調査の速度やシステム提案の説得力向上に大きな効果がありました。

最後は、Xで向上心が高い人とコミュケーションを取ることで自分もこうありたいと思え、学習のモチベーションを持続させることができたことです。
頑張っている皆さんを見て、私も頑張ろうという気になれたし、分からないところを教えてもらい、私も質問にはなるべく答えようという気になれました。質問に答えることでさらに理解が深まったと感じています。

学習して大変だったこと

時間の捻出が一番大変でした。
仕事が遅くなることが多く、22時帰宅となることもありましたが、毎日30分でも欠かさず学習を続けることを目標にしました。よっぽど体調が悪い日などを除いては、ほぼ毎日何かしらの学習をしていました。

短い時間の中で私が取り組んだ学習方法を紹介します。
まずは、テキストを一通り読んでから問題を解くのではなく、いきなり過去問から解くようにしました。これはプロジェクトマネージャ試験勉強をしたときに学んだやり方です。
夜遅くにテキストを読んでいても眠たくなってしまうので、このようなやり方にしました。回答する際は、その選択肢がなぜ正解、不正解となるのかセフル解説できるようになるまで繰り返し解くようにすることで、根本から理解できるようにしました。

2つ目は、常に本番を意識して時間を測って解くことです。制限時間内で解けないと意味がないので、制限時間はものすごく意識しました。
60分、90分、80分をまとめて取れないときは30分で半分までなど、分割して目標を立てて解くようにしました。

3つ目は、2次試験対策です。
1次試験終了まで2次の勉強を一切しなかったので、学習時間は2ヶ月半しかありませんでした。なので、あれこれ手を出さず、まとめシート流で解答の流れを覚えて、他にも使えそうなキーワードがないかふぞろいで確認するようにしました。
まとめシート流は現時点で事例Ⅳの解説がないので、事例Ⅳだけは30日完成で基礎固めし、過去問で理解度を確認する方法を取りました。
特定の事例に集中することなく、事例Ⅰ~Ⅳの過去問ををまんべんなく解いて、解説を読んで80分で解ける回答プロセスを確立するという学習を繰り返しました。

まとめ

資格試験の学習を通して視座が少し高くなった気がします。
要件定義をやっているとお客様の経営層から「仰るとおりですね」と言ってもらえることが増えました。また、部門運営に関する提案を行い、採用してもらえることもありました。
合格には至っていませんが、学んだことが役に立ったと感じています。

今後は資格を取って、要件定義のさらに上流であるシステム企画・提案や経営コンサルティングを絡めたシステム提案ができるようになり、地場の中小企業に貢献したいと考えています。
できれば、定年退職してもお仕事をいただけるような関係性を構築して、楽しく社会とのつながりを維持したいですね。

これからもXのみなさんとワイワイと学んで、やれることを増やしていきたいと思います。よろしくお願いいたします!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?